
get in someone’s hair は、「人の邪魔をする」「しつこくまとわりついて、うっとうしくさせる」という英語イディオムです。
たとえば、仕事に集中したいのに何度も話しかけられる場面なら、You’re getting in my hair.(あなたのせいで集中できないよ/ちょっと邪魔になっているよ)のように言えます。単なる物理的な妨害ではなく、相手が近くで何度も関わってきて、いら立ちがたまる感覚がポイントです。
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get in someone’s hairの意味
基本の意味は、次の2つにまとめられます。
- 人の仕事や行動をしつこく邪魔する
- まとわりつくように関わって、人をうっとうしがらせる
someone’s の部分は、実際の会話では my / your / his / her / our / their などに変えます。
The kids have been getting in my hair all morning.
子どもたちが朝からずっとまとわりついてきて、何も手につかない。
I hope I’m not getting in your hair.
邪魔になっていなければいいんだけど。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜhairで「邪魔をする」になる?
髪に何かが絡んだり、顔の近くで髪がまとわりついたりすると、無視しようとしても気になります。そこから、すぐそばで何度も干渉され、意識から追い出せない感覚を表すようになりました。
get は「ある状態になる」、in someone’s hair は「人の髪の中に入り込んだ状態」というイメージです。実際の髪の話ではなく、近い距離でのしつこい邪魔を生き生きと表す比喩です。
語順とよく使う形
get in + 所有格 + hair
語順は get in my hair のように固定して覚えると使いやすくなります。
- get in my hair:私の邪魔をする
- get in your hair:あなたの邪魔をする
- get in her hair:彼女の邪魔をする
- get in Ken’s hair:ケンの邪魔をする
Am I getting in your hair?
私、邪魔になっている?
My little brother always gets in my hair when I study.
勉強していると、弟がいつもまとわりついてくる。
進行形 be getting in my hair が自然
その場で繰り返される邪魔にいら立っているときは、be getting in someone’s hair がよく使われます。
You’re getting in my hair. Can we talk later?
ちょっと邪魔になっているよ。あとで話せる?
stay out of my hair / keep out of my hair
Stay out of my hair. は「私に構わないで」「邪魔をしないで」という意味です。かなりいら立って聞こえる場合があるので、親しい間柄でも声の調子に注意しましょう。
Just stay out of my hair until I finish this report.
このレポートが終わるまで、ちょっと邪魔しないで。
反対に、相手への気遣いなら I’ll keep out of your hair.(邪魔しないようにするね)のように言えます。
I’ll keep out of your hair while you’re preparing for the meeting.
会議の準備中は邪魔しないようにするね。
日常会話・仕事で使える例文
仕事
Sorry to get in your hair, but could you check this number?
邪魔して申し訳ないけど、この数字を確認してもらえる?
The constant notifications are really getting in my hair today.
今日は絶え間ない通知が本当にわずらわしい。
家庭・暮らし
The dog gets in my hair whenever I try to cook.
料理をしようとすると、犬がいつもまとわりついてくる。
Why don’t you play outside so you don’t get in Dad’s hair?
お父さんの邪魔にならないよう、外で遊んだら?
人間関係
I don’t want to get in your hair. Call me when you’re free.
邪魔したくないから、時間ができたら電話して。
Her roommate kept getting in her hair while she was packing.
荷造り中、ルームメイトが何度も彼女の邪魔をしていた。
get on someone’s nervesなどとの違い

get in someone’s hair:近くでしつこく邪魔する
相手が何度も話しかける、まとわりつく、仕事に口を出すなど、干渉が続くことに焦点があります。
get on someone’s nerves:神経に障る
get on someone’s nerves は、音・癖・態度などが人をいら立たせる、より幅広い表現です。必ずしも作業を邪魔する必要はありません。詳しくは「get on someone’s nervesの意味と使い方」で解説しています。
His loud chewing gets on my nerves.
彼の大きな咀嚼音は神経に障る。
get in someone’s way:行動や進行を妨げる
get in someone’s way は、物理的または実際的に「進む道をふさぐ」ことが中心です。本人がうっとうしいと感じるかどうかは問いません。「in the wayの意味とon the wayとの違い」も参考にしてください。
Don’t let fear get in your way.
恐れに行く手を阻まれないで。
distract someone:注意をそらす
distract は、注意を別のものへ向けさせることです。迷惑やいら立ちを含まないこともあります。「distract A from Bの意味・語順」では、fromを使う形も紹介しています。
The music distracted me from my homework.
その音楽で宿題から注意がそれた。
日本人が間違えやすいポイント
hairは複数形にしない
このイディオムでは hair を集合的な「髪」として使うため、通常は hairs にしません。
× get in my hairs
○ get in my hair
someoneの後ろには所有を表す形が必要
人名や名詞を使う場合は、Ken’s hair / my boss’s hair のように所有格にします。
× get in someone hair
○ get in someone’s hair
相手に直接言うときは強さに注意
You’re getting in my hair. は冗談っぽくも言えますが、状況や言い方によっては「うっとうしい」とはっきり伝わります。仕事では、具体的な希望を添えると角が立ちにくくなります。
I need twenty minutes to finish this. Can we talk after that?
これを終えるのに20分必要です。そのあとで話せますか?
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
- You’re bothering me.:あなたに邪魔されている
- Please leave me alone for a while.:しばらく一人にして
- I need some time to work.:仕事をする時間が必要です
- The kids keep interrupting me.:子どもたちが何度も話を中断させる
イディオムがすぐに出なくても、bother / interrupt / leave me alone のような基本表現で十分に通じます。
まとめ
get in someone’s hair は、「近くで何度も干渉して、人の邪魔をする・うっとうしがらせる」というカジュアルなイディオムです。
- 語順は get in + 所有格 + hair
- You’re getting in my hair. は「邪魔になっている」
- Stay out of my hair. は「私に構わないで」で、やや強め
- get on someone’s nerves は感情的ないら立ち、get in someone’s way は進行の妨害
- 難しければ bother / interrupt で言い換えられる
ほかの表現も「英熟語・定型表現の意味と使い方」から確認できます。









