
go cold turkey は、「悪い習慣や依存しているものを、徐々に減らすのではなく突然きっぱりやめる」という英語イディオムです。SNS、ゲーム、カフェイン、甘い物などを一気に断つ場面でよく使われます。
ただの「やめる」ではなく、段階を踏まない・完全に断つという方法に焦点があるのがポイントです。
Contents
go cold turkeyの意味とニュアンス
日本語では「きっぱりやめる」「一気に断つ」「いきなり断つ」などが自然です。英語の定義を簡単に言えば、stop something completely and suddenly です。
- suddenly:少しずつではなく突然
- completely:量を減らすだけでなく完全に
- habit / dependence:繰り返している習慣や依存対象に使われやすい
そのため、「今日はコーヒーを飲まなかった」のような一時的な行動より、「毎日飲んでいたコーヒーを今日から完全にやめた」という場面に合います。
しゅみすけ(大山俊輔)
直訳「冷たい七面鳥」から実際のニュアンスへ
cold turkey の直訳は「冷たい七面鳥」です。しかし、会話で go cold turkey と言えば、料理を食べに行く意味ではありません。「徐々に減らさず、突然きっぱりやめる」という比喩的な意味になります。
語源には複数の説があり、確定していません。禁断症状で鳥肌が立った皮膚を、羽をむいた冷たい七面鳥に重ねたという説はよく紹介されますが、これだけを唯一の由来と断定しないほうが安全です。学習上は、cold turkey=準備期間なしで一気に断つというまとまりで覚えましょう。

よく使う形と語順
1. go cold turkey
何をやめるかが文脈で分かるときの基本形です。
I tried to cut back on social media, but in the end I went cold turkey.
「SNSを減らそうとしたけれど、結局きっぱりやめました」
2. go cold turkey on+名詞
on の後ろに、断つ対象を置けます。
She went cold turkey on sugar before the wedding.
「彼女は結婚式前に砂糖をきっぱり断ちました」
3. quit / stop+名詞+cold turkey
この形では cold turkey が「突然完全に」という副詞のように働きます。
He quit online shopping cold turkey.
「彼はネットショッピングをきっぱりやめました」
場面別の自然な例文
日常・暮らし
I was drinking five cups a day, so going cold turkey was tough.
「1日5杯飲んでいたので、一気にやめるのは大変でした」
仕事・学習
I went cold turkey on late-night emails and started sleeping better.
「深夜のメールをきっぱりやめたら、よく眠れるようになりました」
人間関係・SNS
After the breakup, Maya went cold turkey on checking her ex’s posts.
「別れたあと、マヤは元恋人の投稿を見るのをきっぱりやめました」
旅行・休暇
During my vacation, I went cold turkey on work messages.
「休暇中は仕事のメッセージを完全に断ちました」
似た表現との違い
| 表現 | 中心の意味 | 違い |
|---|---|---|
| go cold turkey | 突然、完全に断つ | 「やめ方」に焦点 |
| quit | やめる | 最も中立的。急か徐々にかは不明 |
| cut down on | 量・回数を減らす | ゼロにするとは限らない |
| give up | やめる・断念する | 習慣のほか、計画や挑戦にも使える |
| for good | 永久に・これを最後に | 「どのくらい続くか」に焦点 |
たとえば I cut down on coffee. は「コーヒーを減らした」、I quit coffee cold turkey. は「コーヒーを突然完全に断った」です。また、I quit smoking for good. は「永久に禁煙した」で、急にやめたかどうかは表しません。
「あきらめる・やめる」の広い使い方はgive upの意味と使い方、「これを最後に」という時間のニュアンスはfor goodの意味と使い方も参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
- cold turkeyを直訳して料理の話だと思わない
- 「少し減らす」なら go cold turkey ではなく cut down on を使う
- go to cold turkey とは言わない。基本は go cold turkey
- 一度だけしなかったことより、続いていた習慣を完全に断つ場面に使う
健康に関わる話では注意
go cold turkeyは日常会話で広く使える表現ですが、実際の断酒や服薬中止を自己判断で勧める言葉ではありません。アルコール依存がある人の急な断酒は危険になり得ると英国NHSが案内しています。また、FDAもベンゾジアゼピン系薬剤を突然中止したり急速に減量したりすると、重い離脱症状が起こり得ると注意喚起しています。健康や薬が関係する場合は、医師などの専門家に相談してください。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出なければ簡単な英語で言い換えよう
go cold turkeyを思い出せなくても、次の基本英語で十分伝わります。
- I stopped completely.
「完全にやめました」 - I stopped all at once.
「一気にやめました」 - I didn’t reduce it slowly. I just stopped.
「少しずつ減らしたのではなく、そのままやめました」
たとえば I went cold turkey on social media. が出なければ、I stopped using social media completely. と言えば、意味はきちんと通じます。
まとめ
go cold turkey は「続けていた習慣や依存対象を、徐々に減らさず突然きっぱりやめる」というイディオムです。直訳は「冷たい七面鳥」ですが、実際の会話では「一気に断つ」というニュアンスで使います。
- go cold turkey:突然、完全にやめる
- go cold turkey on+対象:何を断つか明示する
- quit+対象+cold turkey:その対象を一気にやめる
- cut down on は減らす、for good は永久に、という違いがある
ほかの頻出表現は、英熟語・定型表現のまとめから探せます。











