
I could be wrong, but … は「私が間違っているかもしれませんが」という意味です。自分の判断が絶対ではないと先に認めてから、反対意見・訂正・推測を伝える表現です。
直訳どおりの意味ですが、会話では単なる可能性の説明以上に、相手の考えを否定しすぎず、自分の意見を出すためのクッションとして働きます。
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I could be wrong, but …の意味と基本形
基本形は次のとおりです。
I could be wrong, but + 自分の判断・意見
- I could be wrong, but I think the meeting starts at ten.
間違っているかもしれませんが、会議は10時開始だと思います。 - I could be wrong, but this number doesn’t look right.
私の間違いかもしれませんが、この数字は正しくないように見えます。 - I could be wrong, but didn’t she say Friday?
間違っているかもしれませんが、彼女は金曜日と言いませんでしたか?
couldはここで過去を表しているのではありません。「私が間違っている可能性もあり得る」と距離を置き、断定を避けています。
会話の中で何をしている?
たとえば、相手にいきなり That’s not correct.(それは正しくありません)と言うと、訂正が前面に出ます。
I could be wrong, but I don’t think that’s correct.
私が間違っているかもしれませんが、それは正しくないと思います。
こちらは先に自分側の不確かさを認めています。そのため、「あなたが間違っている」と断定するより、双方で確認できる余地を残します。
しゅみすけ(大山俊輔)
ニュアンスを4つの軸で確認
- 会話上の役割:反対・訂正・推測の前に不確かさを示す
- 対人距離:日常から職場まで幅広く使える
- 発言の強さ:控えめ。ただし後ろの内容が強ければ批判は残る
- 使用場面:会議、確認、記憶に基づく発言、慎重な助言など
自然で丁寧ですが、非常に改まった文書では I may be mistaken, but … や It appears that … などが使われることもあります。
I could be wrongを付けても内容は消えない
I could be wrong, but this plan will never work.
私が間違っているかもしれませんが、この計画は絶対にうまくいきません。
前置きは控えめでも、will never work は非常に強い断定です。本当にやわらげたいなら、後ろの表現も調整します。
I could be wrong, but I’m not sure this plan will work as expected.
私が間違っているかもしれませんが、この計画が想定どおり機能するかは分かりません。
クッションと本文の両方を弱めることで、相手が検討しやすい言い方になります。
仕事で使える自然な例文
数字や情報を確認する
I could be wrong, but I think we used last month’s figures.
私の間違いかもしれませんが、先月の数字を使っていると思います。
I could be wrong, but isn’t the deadline next Tuesday?
間違っているかもしれませんが、締め切りは次の火曜日ではありませんか?
会議で反対意見を出す
I could be wrong, but I see one possible risk here.
私の見当違いかもしれませんが、ここに一つリスクがあるように思います。
I could be wrong, but this may take longer than we expect.
間違っているかもしれませんが、これは想定より時間がかかるかもしれません。
記憶を確かめる
I could be wrong, but I remember Maya saying she was unavailable.
私の記憶違いかもしれませんが、マヤは都合がつかないと言っていたと思います。
日常会話での使い方
A: I think this train goes to Yokohama.
この電車、横浜へ行くと思う。
B: I could be wrong, but I think we need the express train.
間違っているかもしれないけど、急行に乗る必要があると思う。
A: Emma’s birthday is on Sunday, right?
エマの誕生日は日曜日だよね?
B: I could be wrong, but I thought it was Saturday.
私の勘違いかもしれないけど、土曜日だと思っていたよ。
記憶や時刻、予定など、双方が間違える可能性のある内容と特に相性がよい表現です。
I could be wrong・I may be wrong・Correct me if I’m wrongの違い

I could be wrong, but …
会話で非常に自然です。「間違っている可能性はあるけれど、私はこう考える」と慎重に意見を出します。
I may be wrong, but …
意味はほぼ同じです。mayは可能性をそのまま述べるため、couldより少し硬め・慎重に聞こえることがあります。
I may be wrong, but the totals appear to be different.
私の間違いかもしれませんが、合計が異なるようです。
Correct me if I’m wrong, but …
「間違っていたら訂正してください」と、相手に訂正を求めます。会話への参加を促す点が特徴です。
Correct me if I’m wrong, but we agreed on Friday, didn’t we?
間違っていたら訂正してください。金曜日で合意しましたよね?
ただし、声の調子によっては「私は正しいはずだけど」という圧を感じさせることもあります。
I think・I’m not sure, but …との違い
I think … は標準的に意見を示します。必ずしも自信のなさを表しません。
I’m not sure, but … は情報や答えに確信がないことを明示します。
I could be wrong, but … は、自分の判断が間違っている可能性を認め、とくに反対・訂正をやわらげます。
- I think the deadline is Friday. — 金曜日だと思います。
- I’m not sure, but the deadline may be Friday. — 確かではありませんが、金曜日かもしれません。
- I could be wrong, but I thought the deadline was Friday. — 私の間違いかもしれませんが、金曜日だと思っていました。
I thinkの意味と意見のやわらげ方もあわせて確認すると、確信度の違いが分かりやすくなります。
多用すると自信不足に聞こえることもある
相手への配慮として便利ですが、発言のたびにI could be wrongを付けると、自分の知識や判断を信頼していないように聞こえることがあります。
十分な根拠があるなら、簡潔に伝えても問題ありません。
According to the latest schedule, the deadline is Friday.
最新のスケジュールによると、締め切りは金曜日です。
不確かなときはクッションを使い、確認済みの事実は根拠とともに明確に述べる。この使い分けが大切です。
よくある間違い
couldを過去形だと考える
ここでのcouldは過去の能力ではありません。現在の判断について「間違っている可能性もある」と距離を作っています。
butの後ろを空けない
通常は I could be wrong, but + 文 の形です。会話では I could be wrong. と一文で終えてから意見を続けることもできます。
自分の責任を逃れるために使わない
確かな情報を伝える責任がある場面で、何でもI could be wrongで済ませるのは不自然です。必要なら確認してから伝えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
この表現が出てこなければ?簡単な言い換え
- Maybe I’m wrong, but …
私が間違っているかもしれませんが。 - I’m not sure, but …
確かではありませんが。 - I think …
私は〜と思います。 - Let’s check.
確認しましょう。
I’m not sure. Let’s check the schedule.
確かではありません。スケジュールを確認しましょう。
複雑な前置きが出てこなくても、短い文に分ければ、慎重さと次の行動を十分伝えられます。
まとめ
I could be wrong, but … は「私が間違っているかもしれませんが」と自分側の不確かさを先に認め、反対・訂正・推測をやわらげる表現です。相手を直接否定せず、一緒に確認する余地を残せます。
ただし、後ろの内容が強ければ批判は強いままです。また、多用すると自信不足に聞こえる可能性があります。不確かな場面では丁寧に使い、根拠がある場面では明確に伝えることが、自然な会話につながります。











