That reminds meの意味は?「それで思い出した」の使い方と似た表現の違い

That reminds meで会話中に関連することを思い出した女性のイラスト

相手の話を聞いていて、「それで思い出した!」「そういえば、私も似たことがあって……」と別の話が頭に浮かぶことがあります。そんな瞬間に使えるのが、That reminds me. です。

日本語では「そういえば」と訳されることが多いものの、単なる話題転換ではありません。相手の言葉や今の出来事がきっかけになり、別の記憶や用件が浮かんだことを示す会話表現です。

That reminds meの意味

That reminds me. の基本的な意味は、次のとおりです。

  • それで思い出した
  • そういえば
  • その話を聞いて思い出したけど

A: I’m meeting Lisa tomorrow.
明日、リサに会うんだ。

B: That reminds me—I still have her book.
それで思い出した。私、まだ彼女の本を持ってる。

Aさんの「リサ」という話がきっかけになり、Bさんの頭に「借りた本」が浮かんでいます。このきっかけから記憶へ移る流れがThat reminds meの核心です。

しゅみすけ(大山俊輔)

Thatは直前の言葉や出来事、reminds meは「私に思い出させる」です。英語では「私が思い出す」ではなく、「それが私に思い出させる」という景色で表しています。

直訳するとどうなる?

文の仕組みは、次のようになっています。

  • That=それ、今の話・出来事
  • reminds=思い出させる
  • me=私に

直訳は「それが私に思い出させる」です。日本語らしくすると「それで思い出した」「そういえば」となります。

remindは「人が思い出す」というより、何かが人の記憶を呼び起こす動詞です。文法や語順を詳しく確認したい場合は、remind A of Bの意味とrememberとの違いも参考になります。

That reminds meの基本的な使い方

1.That reminds me. + 思い出した内容

まずThat reminds meと言い、その後に思い出した話を続ける最も基本的な形です。

That reminds me. I need to call my mother tonight.
それで思い出した。今夜、母に電話しないと。

That reminds me. Did you send the invitation?
そういえば、招待状は送った?

2.That reminds me of + 名詞

of を続けると、「それは私に〜を思い出させる」と、何を連想したのかを直接表せます。

That reminds me of our trip to Kyoto.
それを見ると、京都旅行を思い出すよ。

Your perfume reminds me of my grandmother.
あなたの香水をかぐと、祖母を思い出します。

ただし、会話を動かす前置きとして使う場合は、ofを付けずにThat reminds me, … またはThat reminds me. … と続けるのが便利です。

3.Oh, that reminds me!

Oh を付けると、「あっ、今思い出した!」という瞬間的な反応が強くなります。

Oh, that reminds me! I have something for you.
あ、それで思い出した!渡したいものがあるんだ。

会話の流れではどんな役割?

That reminds meは、いきなり無関係な話を始めるのではなく、今の話を踏み台にして関連する記憶へ移る合図です。

  1. 相手の発言や出来事がある
  2. それが記憶のきっかけになる
  3. That reminds meでつながりを示す
  4. 思い出した話・質問・用件を続ける

That reminds me、Speaking of、By the way、Before I forgetの会話の動かし方の違い

日常会話で使える例文

予定を思い出す

A: The weather should be nice this weekend.
今週末は天気がよさそうだね。

B: That reminds me—we need to book the campsite.
それで思い出した。キャンプ場を予約しないと。

買い物を思い出す

That reminds me. We’re out of coffee.
そういえば、コーヒーを切らしてるよ。

人について思い出す

Speaking of new jobs, that reminds me—how is Emma doing?
新しい仕事の話で思い出したけど、エマは元気にしてる?

旅行中

That building reminds me of a hotel I stayed at in Paris.
あの建物を見ると、パリで泊まったホテルを思い出す。

仕事で使える例文

That reminds me. Has everyone received the revised schedule?
それで思い出しました。全員、修正版の予定表を受け取りましたか。

Your comment reminds me of a similar issue we had last year.
今のご意見を聞いて、昨年起きた似た問題を思い出しました。

That reminds me—we should confirm the budget before Friday.
それで思い出しました。金曜日までに予算を確認したほうがよいですね。

カジュアルな表現ですが、社内の会話や打ち合わせでは自然です。非常に改まった文書では、This brings to mind …This relates to … のほうが合う場合もあります。

That reminded meと時制を変える場合

過去の出来事について「それで思い出した」と説明するなら、過去形のThat reminded meを使います。

I saw an old photo, and that reminded me of our school days.
古い写真を見て、学生時代を思い出した。

一方、会話中に今まさに思い出したときは、現在形のThat reminds meが定番です。形は現在形でも、日本語では自然に「それで思い出した」と訳せます。

似た表現との違い

That reminds meとSpeaking ofの違い

Speaking ofの意味と使い方は、「〜と言えば」と、会話に出た話題そのものを手がかりに関連話題へ進みます。

That reminds meは、言葉だけでなく、音・匂い・景色・相手の行動など、何かが記憶を呼び起こしたことを強調します。

Speaking of Ken, have you met his sister?
ケンと言えば、彼の妹に会ったことある?

That reminds me—Ken called you yesterday.
それで思い出した。昨日、ケンから電話があったよ。

That reminds meとBy the wayの違い

By the wayの意味と使い方は、現在の話とのつながりが薄くても使える「ところで」です。

That reminds meには、直前の話や出来事との因果関係があります。何もきっかけがない話題へ移るならBy the wayのほうが自然です。

That reminds meとBefore I forgetの違い

Before I forgetの意味と使い方は、「このままだと忘れそうだから今言う」という記憶上の急ぎを示します。

  • That reminds me:今の話がきっかけで思い出した
  • Before I forget:忘れる前に用件を伝えたい

That reminds meとI rememberの違い

I rememberは「私は覚えている」「私は思い出す」と、自分の記憶を直接述べます。That reminds meは「それがきっかけで思い出す」という関係を表します。

I remember our first lesson.
初めてのレッスンを覚えています。

This room reminds me of our first lesson.
この部屋に来ると、初めてのレッスンを思い出します。

日本人が間違えやすいポイント

That remembers meとは言わない

rememberは人が何かを覚えている・思い出す動詞です。「それが私に思い出させる」ならThat reminds meを使います。

ofの後ろには思い出す対象を置く

That reminds me of my childhood. のように、ofの後ろには人・物・時期・出来事などを置きます。

無関係な話題転換には使わない

That reminds meを使うと、聞き手は「今の話の何かがきっかけになった」と受け取ります。関連がまったくないなら、By the wayを使うほうが明快です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「そういえば」は幅広いですが、英語では「何がきっかけか」で表現が変わります。直前の話から記憶が浮かんだなら、That reminds meがぴったりです。

簡単な英語で言い換えるなら

That reminds meがすぐ出てこなくても、次のように言えば伝わります。

  • I just remembered something.
    今、ひとつ思い出しました。
  • Now I remember.
    今、思い出しました。
  • Your story made me think of something.
    あなたの話を聞いて、あることを思い出しました。
  • I have something to tell you.
    伝えたいことがあります。

難しい表現を無理に探すより、I just remembered something. と言ってから内容を続ければ、会話は十分つながります。

まとめ

That reminds meは、「それで思い出した」「そういえば」を表す会話表現です。

  • 直前の話や出来事が記憶のきっかけになったときに使う
  • That reminds me. の後ろに思い出した内容を続ける
  • That reminds me of … なら「〜を思い出させる」
  • Speaking ofは話題から関連話題へ進む表現
  • By the wayは関連の薄い別話題への転換
  • Before I forgetは忘れる前に用件を差し込む表現

相手の話を聞いて何かが頭に浮かんだら、まずOh, that reminds me!と声に出してみましょう。英語の会話を途切れさせず、自然に次の話へ広げられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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