
忙しそうな相手に「これ以上、邪魔しないようにしますね」と伝えて、その場を離れたい。そんなときに使える自然な英語が、I’ll get out of your way. です。
文字どおり「あなたの進む道から外れます」という意味でも使えますが、仕事や会話では「あなたの邪魔にならないよう、私は失礼します」という気遣いになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
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I’ll get out of your way. の意味
I’ll get out of your way. は、状況に応じて次のように訳せます。
- 道を空けますね
- 邪魔にならないようにします
- お仕事の邪魔をせず、失礼します
- では、そろそろ行きますね
共通するのは、「相手の進行を妨げる位置から、自分が外れる」というイメージです。物理的な通り道だけでなく、相手の仕事・作業・予定の邪魔をしないために離れるときにも使われます。
A: I need to finish these slides before the meeting.
B: Sure. I’ll get out of your way.
A: Thanks. I’ll call you later.
「会議までにこのスライドを仕上げないと」「わかった。邪魔しないようにするね」「ありがとう。あとで電話するよ」という流れです。

get out of your way の形とイメージ
文を分けて見ると、意味の広がりがつかみやすくなります。
- I’ll = I will(私は〜します)
- get out of = 〜の外へ出る/〜から離れる
- your way = あなたの道・進行を妨げる位置
in your way は「あなたの行く手をふさいで・邪魔になって」という意味です。そこから get out of your way になると、「あなたの邪魔になる場所から外れる」となります。
- Am I in your way?(私、邪魔になっていますか?)
- No, you’re fine.(いいえ、大丈夫です)
- I’ll get out of your way.(では、邪魔にならないようにします)
out of the way の多義的な意味と語順は、別記事で詳しく整理しています。
3つの場面で使い方を確認
1.物理的に道を空ける
廊下、入口、作業スペースなどで自分が相手の進路をふさいでいるときに使えます。
Oh, sorry. I’ll get out of your way.
あ、ごめんなさい。道を空けますね。
I’ll get out of your way so you can move the table.
テーブルを動かせるよう、邪魔にならない所へよけますね。
この場面では、実際に体を動かして脇へよける意味です。
2.相手の仕事・作業の邪魔をしない
相手が集中している仕事、料理、準備などを続けられるよう、自分が離れる場面です。
You look busy, so I’ll get out of your way.
忙しそうなので、邪魔にならないよう失礼します。
I’ve given you all the information. I’ll get out of your way now.
必要な情報はすべてお伝えしました。では、作業の邪魔をしないよう失礼します。
Let me know if you need anything. I’ll get out of your way.
何か必要なら声をかけてください。では、邪魔しないようにしますね。
職場では、最後の例のようにサポートの意思を添えると、「手伝わずに逃げる」のではなく、相手への配慮だと明確になります。
3.会話を気遣いながら切り上げる
相手に仕事や予定があり、自分との会話がその進行を止めていると感じたときにも使えます。
I know you have a lot to do, so I’ll get out of your way.
やることがたくさんありますよね。では、邪魔しないよう失礼します。
Well, I’ll get out of your way. It was nice talking to you.
では、そろそろ失礼します。お話しできてよかったです。
この場合、本当に通り道をふさいでいる必要はありません。「あなたの時間や作業をこれ以上妨げません」という比喩的な使い方です。
Get out of the way. との違いに注意
I’ll get out of your way. と Get out of the way. は、形が似ていても印象が大きく違います。
| 表現 | 意味 | 方向 |
|---|---|---|
| I’ll get out of your way. | 私が邪魔にならないようにします | 自分がどく |
| Get out of the way. | どいて/邪魔だ | 相手をどかす |
後者は命令形なので、緊急時を除けばかなり強く聞こえることがあります。相手に丁寧に道を空けてもらいたいなら、Excuse me. Could I get by?(すみません、通ってもいいですか?)などが安全です。
I’ll leave you to it. との違い
どちらも相手の作業を邪魔せず離れるときに使えますが、焦点が少し異なります。
- I’ll get out of your way. → 私が邪魔にならないよう離れる
- I’ll leave you to it. → その作業はあなたに任せて離れる
I’ll get out of your way. は、自分が妨げになっている可能性への配慮を強く表します。I’ll leave you to it. は、相手が作業を続けることに焦点があります。
You need some room to work, so I’ll get out of your way.
作業するスペースが必要でしょうから、邪魔にならないようにします。
You know what to do, so I’ll leave you to it.
やることは分かっていますね。では、あとはお任せします。
I’ll leave you to it. の詳しい意味と使い方もあわせて確認すると、使い分けがより明確になります。
I’ll let you go. との違い
I’ll let you go. は、電話や会話を「そろそろ終わりにします」という表現です。相手に仕事がなくても使えます。
I’ll get out of your way. は、相手が何かを進めようとしており、自分が妨げにならないよう離れるという理由を含みます。
- 長電話を終える → I’ll let you go.
- 相手が仕事に戻れるよう離れる → I’ll get out of your way.
失礼・皮肉に聞こえることはある?
通常は気遣いのある表現です。ただし、声の調子や状況によっては「はいはい、私が邪魔なんですね」のような皮肉になる場合があります。
Fine. I’ll get out of your way.
わかったよ。邪魔者は消えますよ。
Fine. を不満そうに言ったり、相手と口論した直後に使ったりすると、好意的な意味ではなくなります。
柔らかく伝えるなら、理由やサポートの一言を添えましょう。
- You look busy, so I’ll get out of your way.
- Let me know if you need anything.
- I’ll talk to you later.
- It was nice talking to you.
しゅみすけ(大山俊輔)
言われたときの自然な返事
相手から I’ll get out of your way. と言われたら、状況に応じて短く返せば十分です。
- Thanks. I appreciate it.(ありがとう。助かります)
- Thanks. I’ll talk to you later.(ありがとう。またあとで話しましょう)
- You’re not in the way.(邪魔になっていませんよ)
- No need to leave.(帰らなくても大丈夫ですよ)
- Actually, could you help me with this?(実は、これを手伝ってもらえますか?)
よくある間違い
your を the に変えると意味が変わる
- I’ll get out of your way. → あなたの邪魔にならないようにします
- Get out of the way. → どいてください
your way は「あなたの進行」、the way は文脈上の通り道を指します。さらに、主語 I と will がある前者は自分の行動を申し出ますが、後者は相手への命令です。
「わざわざ〜する」と混同しない
go out of one’s way to do は「わざわざ努力して〜する」という別の表現です。
She went out of her way to help me.
彼女はわざわざ私を助けるために骨を折ってくれました。
I’ll get out of your way. の「邪魔にならないようにする」とは区別しましょう。
この表現が出てこなかったら?
I’ll get out of your way. を思い出せなくても、基本的な英語で気持ちは伝えられます。
- I’ll let you work.(仕事を続けてもらいますね)
- I won’t bother you.(邪魔しません)
- I’ll leave now.(もう行きますね)
- We can talk later.(またあとで話せます)
大切なのは、一つの決まり文句にこだわらず、「私は離れる」「あなたは仕事を続ける」と簡単な文に分けることです。
まとめ
I’ll get out of your way. は、「あなたの邪魔にならないよう、私は離れます」という気遣いを表すフレーズです。
- 物理的に道を空けるときに使える
- 相手の仕事や作業を妨げないために離れるときに使える
- 忙しい相手との会話を自然に切り上げられる
- Get out of the way. は「どいて」という強い命令
- I’ll leave you to it. は「相手に作業を任せる」ことに焦点
相手が忙しそうなとき、You look busy, so I’ll get out of your way. と言えば、自然に気遣いを示せます。仕事でも日常会話でも使ってみてください。











