「I’ll leave you to it.」の意味と使い方|「では、お任せします」を自然な英語で

I’ll leave you to it. は「では、お任せします」「作業に戻ってください」の意味

相手が仕事や作業を始めたところで、その場を離れたい。そんなとき、日本語なら「では、お任せします」「あとはよろしく」と言えますよね。英語で自然に伝える定番表現が、I’ll leave you to it. です。

ただし、単語どおりに「あなたをそれに残す」と訳すだけでは、この表現の気遣いがつかみにくいもの。この記事では意味、使う場面、似た表現との違い、自然な返事までまとめて解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

I’ll leave you to it. は、相手を突き放す言葉ではありません。「邪魔をせず、あなたに任せて私は離れます」という気遣いを表せます。

I’ll leave you to it. の意味は?

I’ll leave you to it. の基本的な意味は、次のとおりです。

  • では、お任せします
  • あとはよろしくお願いします
  • 作業に戻ってください
  • 邪魔をせず、私は失礼します

相手が取り組んでいる仕事・料理・勉強などを、その人に任せて自分はその場を離れるときに使います。単なる別れの挨拶ではなく、「あなたには今やることがありますね。私が邪魔をしないように離れます」というニュアンスを含むのがポイントです。

A: I just need to finish this report before lunch.
B: All right. I’ll leave you to it.
A: Thanks. I’ll talk to you later.

「昼までにこのレポートを仕上げるだけです」「わかりました。では、作業をお任せします」「ありがとう。またあとで」という流れです。

文の形を分解すると理解しやすい

この表現は、leave + 人 + to + 物事 という形です。

  • I’ll = I will(私は〜します)
  • leave you = あなたを残す/あなたから離れる
  • to it = その仕事・作業に向き合う状態で

it は、会話ですでに分かっている仕事や作業を指します。つまり全体では、「その作業はあなたに任せて、私は離れます」という意味になります。

なお、語順を Leave it to me. にすると「それを私に任せて」となり、誰が作業を引き受けるかが逆転します。似ていますが、意味は大きく異なります。

I’ll leave you to it.、Leave it to me.、I’ll let you get back to it. の違い

I’ll leave you to it. を使う場面と例文

仕事を相手に任せて席を離れる

You seem to have everything under control, so I’ll leave you to it.
順調そうなので、あとはお任せします。

I’ve shown you how the system works. I’ll leave you to it now.
システムの使い方は説明しました。それでは、あとはお任せします。

説明や引き継ぎを終えて、その後の作業を相手に任せる場面にぴったりです。

忙しそうな相手との会話を終える

I can see you’re busy, so I’ll leave you to it.
お忙しそうなので、作業に戻ってください。

Well, I’ll leave you to it. Let’s catch up later.
では、作業に戻ってください。またあとで話しましょう。

長話で相手の手を止めないよう、気遣いながら会話を切り上げられます。

日常の作業を相手に任せる

The recipe looks great. I’ll leave you to it.
そのレシピ、よさそうだね。じゃあ料理は任せるよ。

You know how to assemble it, so I’ll leave you to it.
組み立て方は分かっているみたいだから、あとは任せるね。

似た表現との違い

I’ll leave you to it. と Leave it to me.

I’ll leave you to it. は「あなたに任せて、私は離れる」、Leave it to me. は「私に任せて」です。

  • I’ll leave you to it. → 相手が担当する
  • Leave it to me. → 自分が担当する

you と it の位置が変わるだけに見えますが、作業をする人は正反対です。

I’ll let you get back to it.

I’ll let you get back to it. は「そろそろ作業に戻ってください」「これ以上お邪魔しません」という意味です。会話によって中断していた作業へ相手が戻ることに焦点があります。

一方、I’ll leave you to it. は、作業が中断されていたかどうかに関係なく「その作業を相手に任せ、自分が離れる」場面で使えます。

I’ll leave you alone.

I’ll leave you alone. は「一人にしておきます」「邪魔しません」という意味です。相手が一人になりたい気持ちやプライバシーに焦点があり、必ずしも作業を任せるとは限りません。

I’ll let you go.

I’ll let you go. は、電話や会話を「そろそろ終わりにします」という気遣いの表現です。相手が作業をしている必要はありません。対して I’ll leave you to it. は、相手が続ける仕事や行動がある場面で自然です。

ぶっきらぼうに聞こえないコツ

I’ll leave you to it. 自体は自然で丁寧ですが、状況や言い方によっては「もう勝手にやって」のように聞こえる可能性もあります。特に、相手が助けを必要としているのに急に言って立ち去ると、冷たい印象になりかねません。

次のような一言を前後に添えると、意図がより伝わります。

  • All right, I’ll leave you to it.(では、あとはお任せします)
  • You seem to have everything under control. I’ll leave you to it.(問題なく進められそうですね。では、お任せします)
  • Let me know if you need anything. I’ll leave you to it.(何か必要なら声をかけてください。では、お任せします)
  • Well, I’ll leave you to it. See you later.(では、作業に戻ってください。またあとで)

しゅみすけ(大山俊輔)

職場では Let me know if you need anything. を添えると、「丸投げ」ではなく「必要ならサポートします」という姿勢も示せます。

言われたときの自然な返事

I’ll leave you to it. と言われたら、短く返せば十分です。

  • Thanks. I’ve got it.(ありがとう。大丈夫です)
  • Will do.(やっておきます)
  • Thanks for your help.(手伝ってくれてありがとう)
  • Okay. Talk to you later.(わかりました。またあとで)

よくある間違い

× I’ll leave to you it.

この語順は不自然です。「人に物事を任せる」ときは leave it to you ですが、「その作業をしている人から離れる」ときは leave you to it です。

  • I’ll leave it to you. → それはあなたに任せます(担当を委ねる)
  • I’ll leave you to it. → では、その作業を続けてください(自分が離れる)

作業がない場面で使う

単に電話や雑談を終えるだけなら I’ll let you go. が自然です。I’ll leave you to it. は、相手が続ける具体的な仕事・作業・活動が見えている場面で使いましょう。

まとめ

I’ll leave you to it. は、「では、お任せします」「邪魔をせず、作業に戻ってもらいます」という気遣いのある表現です。

  • 相手が作業を続け、自分がその場を離れる
  • Leave it to me. は「私に任せて」で、担当者が逆
  • I’ll let you get back to it. は「中断していた作業へ戻る」に焦点
  • Let me know if you need anything. などを添えると柔らかい

仕事でも日常でも使える便利なひと言です。相手が忙しそうなときや、説明を終えて作業を任せるときに、ぜひ使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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