If I were you, I wouldの意味は?wereの理由・使い方とshouldとの違い

If I were you, I wouldの意味・使い方・wereの理由を示すアイキャッチ画像

If I were you, I would ~ は、「私があなたなら~します」「私なら~するかな」と相手に助言するときの定番表現です。

If I were you, I would talk to her before making a decision.
私があなたなら、決める前に彼女と話します。

日本語では「あなたなら」と言うこともありますが、英語では自分が相手の立場に入った世界を想像してから、自分ならどうするかを伝えます。そのため、命令ではなく「これは私の考えです」という距離を残したアドバイスになります。

この記事の要点
  • If I were you, I would + 動詞原形=私があなたなら~します
  • 現実には自分は相手ではないため、仮定法の were を使う
  • 会話では I’d に縮めることが多い
  • You should より「私ならこうする」と助言の責任を自分側へ寄せる

If I were you, I would ~の意味とニュアンス

基本の形は次のとおりです。

If I were you, I would + 動詞原形

If I were you が「もし私があなたなら」、I would ~ が「私は~するでしょう」です。

If I were you, I’d take the earlier train.
私があなたなら、もっと早い電車に乗ります。

If I were you, I’d ask for a second opinion.
私があなたなら、別の人の意見も聞きます。

相手の立場を想像する前置きがあるので、直接 Do this. と命令するより柔らかく聞こえます。ただし、頼まれていないのに繰り返し使うと、おせっかい・上から目線に感じられることもあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

大切なのは「正解を教える」より、「私が同じ立場なら、こうすると思います」と自分の選択として差し出す感覚です。

なぜIf I was youではなくIf I were you?

普通なら主語 I のbe動詞の過去形は was です。それでも定番表現では If I were you と言います。

理由は、これは過去の話ではなく、現実とは異なる仮の世界を表す仮定法だからです。現実には「私」は「あなた」にはなれません。そこで were を使い、現実から距離を取ります。

意味 考え方
If I was tired, I went home early. 疲れていたときは早く帰った 過去に実際にあり得た話
If I were you, I’d go home early. 私があなたなら早く帰る 現実とは異なる想像

口語では If I was you と言う人もいますが、学習者が自分で使うなら、標準的で広く受け入れられる If I were you をまず覚えるのが安全です。

仮定法全体の「現実から距離を取る」仕組みは、英語はなぜ仮定法を使う?でも詳しく解説しています。

wouldの後ろは動詞の原形

would + 動詞原形 が基本です。

If I were you, I would wait.
× If I were you, I would waited.
× If I were you, I would to wait.

会話では I wouldI’d に縮めるのが自然です。

If I were you, I’d keep the receipt.
私があなたなら、レシートを取っておきます。

よく使われる形

肯定:If I were you, I’d do

If I were you, I’d book the hotel now.
私があなたなら、今ホテルを予約します。

否定:If I were you, I wouldn’t do

「私なら~しない」と止める助言にもよく使います。

If I were you, I wouldn’t reply while I was angry.
私があなたなら、怒っている間は返信しません。

I wouldn’t do that if I were you.
私があなたなら、それはしません。

後者は警告としてよく使われます。声の調子によっては強く、場合によっては威圧的にも聞こえるため、理由を添えると親切です。

I wouldn’t drive tonight if I were you. The roads are icy.
私があなたなら今夜は運転しません。道路が凍っています。

文末に置く:I’d ~ if I were you

I’d call the airline first if I were you.
私があなたなら、まず航空会社に電話します。

意味は同じです。最初に結論を伝えたい会話では、この語順も自然です。

場面別の自然な例文

仕事

If I were you, I’d confirm the deadline by email.
私があなたなら、締め切りをメールで確認します。

If I were you, I wouldn’t promise a delivery date yet.
私があなたなら、まだ納期を約束しません。

恋愛・人間関係

If I were you, I’d tell him how you really feel.
私があなたなら、本当の気持ちを彼に伝えます。

If I were you, I’d give her some space for a few days.
私があなたなら、数日は彼女をそっとしておきます。

海外旅行

If I were you, I’d keep a copy of my passport online.
私があなたなら、パスポートのコピーをオンラインに保存します。

If I were you, I’d leave for the airport before rush hour.
私があなたなら、ラッシュアワー前に空港へ向かいます。

買い物・暮らし

If I were you, I’d try both sizes before deciding.
私があなたなら、決める前に両方のサイズを試します。

If I were you, I wouldn’t wash that sweater in hot water.
私があなたなら、そのセーターをお湯では洗いません。

If I were you・You should・Why don’t youの違い

If I were you、You should、Why don’t youのアドバイスの距離感を比較する解説図

表現 中心となる感覚
If I were you, I’d ~ 相手の立場に立ち、自分ならどうするかを示す If I were you, I’d wait.
You should ~ 相手にとって望ましい行動をはっきり助言する You should wait.
Why don’t you ~? 会話的に選択肢を提案する Why don’t you wait?

If I were you:自分の選択として差し出す

If I were you, I’d talk to the manager.
私があなたなら、マネージャーに話します。

「あなたはそうすべき」と直接評価するより、「私ならそうする」と話し手側に重心があります。

You should:はっきりした助言

You should talk to the manager.
マネージャーに相談した方がいいですよ。

自然で一般的な助言ですが、相手や言い方によっては強めに聞こえます。理由を添えると柔らかくなります。

Why don’t you:会話的な提案

Why don’t you talk to the manager?
マネージャーに相談してみたら?

一つの案を気軽に提案する響きです。「なぜ~しないの?」と責めているとは限りません。

If I were in your shoesとの違い

If I were in your shoes も「私があなたの立場なら」です。靴の中に入る比喩から、相手の置かれた状況を想像する感覚がより目に見えやすい表現です。

If I were in your shoes, I’d take a few days to think.
私があなたの立場なら、数日考える時間を取ります。

If I were you の方が短く、日常の助言で幅広く使えます。in your position は少し改まった言い方です。

日本人が間違えやすいポイント

現実の過去だと思って「私があなただったとき」と訳す

were は過去の時点を示しているのではありません。「今、仮にあなたの立場だったら」という想像です。

wouldの代わりにwillを使う

× If I were you, I will wait.
If I were you, I would wait.

仮の条件と結果をそろえ、would で現実から距離を取ります。

相手が頼んでいないのに何度も使う

文法的に正しくても、助言そのものが歓迎されるとは限りません。柔らかく始めるなら、次の一言を添えられます。

If you want my opinion, I’d wait a little longer.
私の意見を聞きたいなら、もう少し待ちます。

It’s up to you, but I’d check the details first.
決めるのはあなたですが、私ならまず詳細を確認します。

しゅみすけ(大山俊輔)

英語表現を柔らかくしても、助言の回数が多ければ圧になります。相手が意見を求めているかを確認し、最後は本人の選択だと残すと自然です。

簡単な英語で言い換えるなら

If I were you がすぐ出てこなくても、短い文で十分に助言できます。

  • I think you should wait. 待った方がいいと思います
  • Maybe you can ask her. 彼女に聞いてみてもいいかもしれません
  • You could try again. もう一度試してみてもいいですよ
  • It may be better to leave early. 早めに出た方がよいかもしれません

Maybe you can call the hotel first.
まずホテルに電話してみてもいいかもしれません。

関連表現

まとめ

  • If I were you, I would + 動詞原形 は「私があなたなら~します」
  • 現実には自分は相手ではないため、仮定法の were で距離を取る
  • 会話では If I were you, I’d ~ が自然
  • 否定は I wouldn’t ~ if I were you
  • You should より「自分ならこうする」という形で助言を差し出せる
  • 難しければ I think you should ~Maybe you can ~ でも伝わる
この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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