
encourage A to do は、「Aに〜するよう勧める」「Aが〜できるよう励ます」という意味です。
日本語の「励ます」だけで覚えると、encourage me で文を止めてしまいがちです。しかし、「誰かの行動を後押しする」と言いたいときは、encourage+人+to+動詞の原形という語順が基本になります。
この記事では、encourage A to doの意味とニュアンス、語順、受動態、自然な例文、urge・advise・persuadeとの違いまで分かりやすく解説します。
Contents
encourage A to doの意味
encourage A to do=Aに〜するよう勧める/Aが〜するよう励ます・後押しする
- My friend encouraged me to apply for the job.
友人は私に、その仕事へ応募するよう勧めてくれました。 - Her teacher encouraged her to speak more English.
先生は彼女に、もっと英語を話すよう励ましました。 - We encourage customers to bring their own bags.
当店では、お客様にマイバッグの持参をお願いしています。
encourageは、相手を無理に動かすのではなく、自信・助言・支援を与えて「やってみよう」と思えるようにする表現です。日本語では文脈により「励ます」「勧める」「促す」「背中を押す」などと訳せます。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順はencourage+A(人)+to do

基本の形は次のとおりです。
主語+encourage+A(人)+to+動詞の原形
誰を後押ししたのかをAで示し、その人に取ってほしい行動をto doで続けます。
- My boss encouraged me to speak up.
上司は私に、意見を言うよう背中を押してくれました。 - I encouraged my sister to take a break.
私は妹に、少し休むよう勧めました。 - The program encourages children to read every day.
そのプログラムは、子どもたちに毎日読書するよう促しています。
encourage to doのように、人を置かずに使うのは通常不自然です。「誰に行動を勧めるのか」をencourageの直後に置きましょう。
encourageは「勇気を中へ入れる」イメージ
encourageにはcourage(勇気)という語が含まれています。語源を厳密な文法ルールとして暗記する必要はありませんが、「相手に勇気や自信を与える」という中心感覚を持つと理解しやすくなります。
そのため、命令や圧力よりも、次のような前向きな働きかけに向いています。
- 迷っている人に挑戦を勧める
- 自信がない人の背中を押す
- 良い習慣や行動を促す
- 制度や環境によって行動しやすくする
よく使う形と例文
日常生活・人間関係
- She encouraged me to talk to him honestly.
彼女は私に、彼と正直に話すよう勧めてくれました。 - My family encouraged me to try again.
家族は私に、もう一度挑戦するよう励ましてくれました。 - I encouraged him to get some rest.
私は彼に、少し休むよう勧めました。
仕事・学習
- Our manager encourages us to share new ideas.
マネージャーは私たちに、新しいアイデアを共有するよう促しています。 - The coach encouraged her to keep going.
コーチは彼女に、そのまま続けるよう励ましました。 - This class encourages students to ask questions.
この授業では、生徒が質問することを奨励しています。
旅行・新しい体験
- My host family encouraged me to try the local food.
ホストファミリーは私に、地元の料理を食べてみるよう勧めてくれました。 - He encouraged us to explore the town on foot.
彼は私たちに、歩いて町を散策するよう勧めました。
受動態のbe encouraged to do
Aを主語にすると、A is encouraged to doで「Aは〜するよう勧められる」「〜することが奨励されている」と表せます。
- Employees are encouraged to take regular breaks.
従業員には、定期的に休憩を取ることが推奨されています。 - Guests are encouraged to book in advance.
宿泊客には、事前予約が勧められています。 - I was encouraged to speak in English.
私は英語で話すよう励まされました。
案内文や社内ルールでは、特定の命令者を出さずに柔らかく推奨できるため、受動態がよく使われます。
encourage A to doと似た表現の違い
encourageとurgeの違い
encourageは前向きに背中を押す表現です。urgeは、重要性や緊急性を込めて「強く促す」という、より強い表現です。
- I encouraged her to see a doctor.
私は彼女に、医師に診てもらうよう勧めました。 - I urged her to see a doctor immediately.
私は彼女に、すぐ医師に診てもらうよう強く促しました。
詳しい語順は、urge A to doの意味と使い方も参考にしてください。
encourageとadviseの違い
adviseは、知識や判断に基づいて具体的な助言をする表現です。encourageは、気持ちや自信を支えて行動を後押しする点に重点があります。
- The doctor advised me to avoid alcohol.
医師は私に、飲酒を避けるよう助言しました。 - My friend encouraged me to join the class.
友人は私に、そのクラスへ参加するよう背中を押してくれました。
advise A to doの語順とadvise doingとの違いでは、文法上の注意点を詳しく解説しています。
encourageとpersuadeの違い
persuade A to doは、話し合いや説得の結果、相手に実際に行動してもらうニュアンスです。encourageは後押しすることを表しますが、相手が本当に行動したかまでは示しません。
- She encouraged me to go.
彼女は私に行くよう勧めました。 - She persuaded me to go.
彼女は私を説得して行かせました。
間違えやすいポイント
encourageの後ろにdoingを直接置かない
「人に〜するよう勧める」は、通常encourage A to doです。
- ○ They encouraged me to apply.
- × They encouraged me applying.
ただし、人を特定せずに行動そのものを奨励する硬めの文脈では、encourage participationやencourage healthy eatingのように名詞・動名詞相当のまとまりを目的語にできます。
encourageは「強制する」ではない
encourageは相手に選択の余地を残す前向きな後押しです。「無理やり〜させる」ならforce A to do、「〜するよう強く求める」ならurge A to doなど、状況に合う表現を選びます。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
encourageが思い出せなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- She told me, “You can do it.”
彼女は私に「あなたならできるよ」と言いました。 - He said I should try.
彼は、やってみたほうがいいと言いました。 - My friend helped me feel confident.
友人は、私が自信を持てるよう助けてくれました。 - They supported my decision.
彼らは私の決断を応援してくれました。
まとめ
- encourage A to doは「Aが〜するよう励ます・勧める・後押しする」
- 語順はencourage+人+to+動詞の原形
- 命令ではなく、自信・助言・支援による前向きな働きかけ
- be encouraged to doで「〜することが奨励される」
- urgeはより強い促し、adviseは具体的な助言、persuadeは説得して行動させる
ほかの表現も体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧もご覧ください。









