
in earnest は、「本格的に」「真剣に」「本気で」という意味の表現です。
単に真面目な態度を見せるだけでなく、準備や試運転の段階を終えて、物事が本腰を入れた段階へ移る感覚があります。そのため、begin in earnest、start in earnest、work in earnest などの形でよく使われます。
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in earnestの意味を最初に確認
in earnest の主な意味は次の2つです。
- 本格的に、本腰を入れて
- 真剣に、本気で
たとえば、計画について話していた段階から、実際の作業を本格的に始めるなら、次のように言えます。
We’ll start the project in earnest next week.
来週、そのプロジェクトを本格的に始めます。
Once the contract was signed, the work began in earnest.
契約が結ばれると、作業が本格的に始まりました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「本格的に」という意味になるの?
earnest は形容詞で「真剣な」「本気の」、名詞で「真剣さ・本気」という意味を持ちます。
したがって、in+earnest は直訳すれば「真剣な状態で」です。そこから、「冗談や形だけではなく本気で」「準備段階ではなく本格的に」という意味につながります。
ここで大切なのは、in earnestは人の気持ちだけでなく、活動が本格化することにも使える点です。
- The negotiations started in earnest.
交渉が本格的に始まりました。 - She began studying in earnest.
彼女は本腰を入れて勉強し始めました。 - Winter has arrived in earnest.
いよいよ本格的な冬が到来しました。
よく使われる形と語順
begin / start in earnest
最も使いやすい形です。「本格的に始まる・始める」を表します。
The campaign will begin in earnest in September.
そのキャンペーンは9月に本格的に始まります。
After two trial sessions, the training started in earnest.
2回の体験セッションのあと、研修が本格的に始まりました。
work / study in earnest
仕事や勉強に「本腰を入れて取り組む」と言いたいときに使えます。
I started studying English in earnest after my first trip abroad.
初めて海外旅行をしたあと、私は本腰を入れて英語を勉強し始めました。
The team is now working in earnest on the new design.
チームは現在、新しいデザインに本格的に取り組んでいます。
be in earnest
be in earnest は「本気である」「冗談ではない」という意味です。少し硬めで、日常会話なら be serious のほうが自然な場面も多くあります。
He seemed to be in earnest about moving overseas.
彼は海外へ移住することを本気で考えているようでした。
日常会話・仕事で使える自然な例文
Are you really going to start job hunting in earnest?
本当に就職活動を本格的に始めるの?
Yes. I’ve updated my résumé and applied to three companies.
うん。履歴書を更新して、3社に応募したよ。
We discussed the idea for months, but development only began in earnest this week.
その案について何か月も話し合いましたが、開発が本格的に始まったのは今週です。
She started saving in earnest after deciding to study abroad.
彼女は留学を決めてから、本気で貯金を始めました。
The rainy season has begun in earnest.
梅雨がいよいよ本格的に始まりました。
They began dating in earnest after getting to know each other at work.
二人は職場で知り合ったあと、真剣に交際を始めました。
in earnest・seriously・get down toの違い

in earnest:本格的な段階へ移る
in earnest は、準備・検討・試行の段階から、本腰を入れた活動へ移るニュアンスが得意です。
The talks began in earnest after the election.
選挙後、協議が本格的に始まりました。
seriously:真剣な態度・深刻さ
seriously は、人がふざけず真剣に考えることや、問題を深刻に受け止めることを幅広く表します。
You need to take this problem seriously.
この問題を真剣に受け止める必要があります。
study seriously でも「真剣に勉強する」と言えますが、start studying in earnest は「いよいよ本腰を入れて勉強を始める」という段階の変化がより明確です。
get down to:腰を据えて取りかかる
get down to は、雑談や先延ばしを終えて、具体的な作業に取りかかる感覚です。後ろには名詞または動名詞を置きます。
Let’s get down to work.
さあ、仕事に取りかかりましょう。
語順やニュアンスは、get down toの意味・使い方で詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
earnestlyと混同しない
earnestly も「真剣に」という副詞ですが、お願い・希望・発言などの真剣な態度に焦点を当てることが多い語です。
She earnestly asked for another chance.
彼女はもう一度機会を与えてほしいと真剣に頼みました。
一方、活動が本格化するなら in earnest が自然です。
Preparations began in earnest in June.
準備は6月に本格化しました。
「熱心に」のすべてをin earnestにしない
毎日の継続的な努力を「熱心に」と言うだけなら、work hard や study hard のほうが自然なことがあります。in earnestは、とくに「本格的な段階に入る」「本気で始める」という文脈で力を発揮します。
しゅみすけ(大山俊輔)
表現が出てこないときの簡単な言い換え
in earnestがすぐに出てこなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- We’re starting the real work now.
今から本当の作業を始めます。 - We’re taking it seriously now.
今は本気で取り組んでいます。 - I’m really going to focus on my English.
これから本気で英語に集中します。 - It’s no longer just a plan.
もう単なる計画ではありません。
難しい表現を思い出そうとして会話が止まりそうなときは、start the real work や take it seriously のように、知っている単語へ分解すれば大丈夫です。
まとめ
in earnest は「本格的に」「真剣に」「本気で」を表します。
- begin/start in earnest:本格的に始まる・始める
- work/study in earnest:本腰を入れて取り組む
- seriously:真剣な態度や深刻さに焦点
- get down to:雑談や先延ばしを終えて具体的に取りかかる
「準備段階は終わり、ここから本番」という流れを意識すると、in earnestを自然に使えるようになります。
ほかの重要表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









