what is worseの意味は?what’s worse・to make matters worseとの違い

what is worseの意味・使い方・類似表現との違い

what is worseは、「さらに悪いことには」「もっと困ったことに」という意味の定型表現です。すでに悪い出来事を述べたあとで、それよりも悪い事実をもう一つ付け加えるときに使います。

The hotel was expensive. What is worse, the room was dirty.
そのホテルは高かったです。さらに悪いことに、部屋も汚れていました。

会話では短縮したwhat’s worseが自然です。この記事では、what is worseの意味と文の仕組み、カンマを含む語順、what’s worse・to make matters worse・even worseとの違いを例文で解説します。

what is worseの意味は「さらに悪いことには」

what is worseは、次のような順番で使います。

  1. まず、好ましくない事実を伝える
  2. What is worse,を置く
  3. 最初の事実よりも悪い・困った事実を付け加える

I lost my wallet. What is worse, my passport was inside it.
財布をなくしました。さらに悪いことに、中にパスポートが入っていました。

The train was delayed. What is worse, there were no taxis outside the station.
電車が遅れていました。さらに困ったことに、駅の外にはタクシーもありませんでした。

Our sales fell last month. What is worse, several customers canceled their contracts.
先月は売上が落ちました。さらに悪いことに、複数のお客様が契約を解約しました。

単に悪い情報を並べるのではなく、話し手が「次の情報のほうが問題だ」と評価している点がポイントです。

しゅみすけ(大山俊輔)

what is worseは、悪い話を始める表現ではありません。すでに出た悪い事実を受けて、「ここからがさらに悪い」と次の情報を目立たせます。

なぜwhat is worseでこの意味になる?

ここでのwhatは「何?」と質問する疑問詞ではありません。「さらに悪いこと・もの」という内容をまとめて受ける働きをしています。

  • what:~であること・もの
  • is worse:より悪い

直訳に近づけると「より悪いことは~だ」です。そこから、前の文にさらに悪い情報を加える「さらに悪いことには」というつなぎ表現になります。

worseはbad(悪い)またはill(具合が悪い)の比較級です。more badではなくworseを使います。

what is worseの語順とカンマ

基本の形は次のとおりです。

悪い事実①. What is worse, 主語+動詞 …

The apartment is small. What is worse, it’s far from the station.
そのアパートは狭いです。さらに悪いことに、駅からも遠いです。

what is worseの後ろには、通常カンマを置いてから完全な文を続けます。話し言葉ではカンマの位置で短く間を取るイメージです。

同じ文の中で続けることもできます。

The apartment is small and, what is worse, far from the station.
そのアパートは狭く、さらに悪いことに駅から遠いです。

ただし、この挿入形は少し書き言葉的です。初心者の方は、まず文頭のWhat’s worse, …を使うと組み立てやすくなります。

what is worseで悪い事実を追加する流れと類似表現の比較

what’s worseは会話で自然な短縮形

what’s worseはwhat is worseの短縮形で、意味は同じです。会話やカジュアルな文章ではwhat’s worseのほうがよくなじみます。

My phone died, and what’s worse, I’d left my charger at home.
スマートフォンの充電が切れて、さらに悪いことに充電器を家に置いてきていました。

He forgot our anniversary. What’s worse, he went out with his friends that night.
彼は記念日を忘れました。さらに悪いことに、その夜は友達と出かけてしまいました。

The presentation file wouldn’t open. What’s worse, we didn’t have a backup.
プレゼン資料のファイルが開きませんでした。さらに悪いことに、バックアップもありませんでした。

改まった文章ではwhat is worse、自然な会話ではwhat’s worseという傾向はありますが、意味や文法上の違いはありません。

what is worseとto make matters worseの違い

to make matters worseも「さらに悪いことに」という意味で、多くの場面でwhat is worseと置き換えられます。

表現 中心となる見方 響き
what is worse 次の事実のほうがさらに悪い 簡潔。what’s worseは会話的
to make matters worse 次の出来事が状況全体をさらに悪くする 物語・説明で使いやすい

The weather was terrible. What’s worse, our flight was canceled.
天気は最悪でした。さらに悪いことに、便が欠航しました。

To make matters worse, the airline lost our luggage.
さらに事態を悪くしたことに、航空会社が私たちの荷物を紛失しました。

実際の会話では意味の差が小さいことも多く、どちらを使っても自然な場面があります。what’s worseは「もっと悪い情報を足す」、to make matters worseは「その出来事で状況が悪化した」と捉えると区別しやすくなります。

what is worseとeven worseの違い

even worseは「さらに悪い」「もっと悪く」という比較表現です。名詞を説明したり、状態の変化を表したり、文全体へのコメントとして使ったりできます。

The second hotel was even worse.
2軒目のホテルはさらにひどかったです。

Things could get even worse.
事態はさらに悪化するかもしれません。

Even worse, we might miss the deadline.
さらに悪いことに、締め切りに間に合わないかもしれません。

文頭のEven worse,はwhat’s worseに近い働きをします。一方、what is worseは基本的に前の悪い事実を受けて、次の悪い事実を導く定型表現です。

what is worseとworse stillの違い

worse stillも「さらに悪いことに」という意味です。意味はwhat is worseと近いものの、やや文章的・修辞的な響きがあります。

The road was narrow and, worse still, covered in ice.
その道は狭く、さらに悪いことに凍結していました。

日常会話ならwhat’s worseのほうが使いやすく、ニュース・レポート・物語などではwhat is worseやworse stillも自然です。

日常会話・仕事で使える例文

旅行

The restaurant was closed. What’s worse, it started raining on the way back.
レストランは閉まっていました。さらに悪いことに、帰り道で雨が降り始めました。

仕事

We’re behind schedule. What is worse, two team members are off sick.
予定より遅れています。さらに悪いことに、チームの2人が病欠しています。

買い物

The dress was expensive. What’s worse, it couldn’t be returned.
そのワンピースは高価でした。さらに悪いことに、返品できませんでした。

家庭

The washing machine broke. What’s worse, water leaked all over the floor.
洗濯機が壊れました。さらに悪いことに、床一面に水が漏れました。

人間関係

She lied to me. What’s worse, she asked our friends to hide it.
彼女は私にうそをつきました。さらに悪いことに、友人たちに隠すよう頼んでいました。

日本人が間違えやすいポイント

1.疑問文の語順にしない

whatという形を見ても、質問ではありません。

× What worse is, the room was dirty.
What is worse, the room was dirty.

2.悪い情報が一つだけなら無理に使わない

what is worseには比較される前の悪い事実が必要です。最初から「今日は雨です」とだけ言うなら、What is worse, it’s raining today.とは通常言いません。

3.worseをworstにしない

worseは「前の事実より悪い」という比較級です。worstは「最も悪い」という最上級なので、定型表現はwhat is worstではなくwhat is worseです。

4.良い情報の追加には使わない

良いことをさらに加えるなら、what’s more(そのうえ・さらに)やeven better(さらに良いことに)が使えます。

The hotel was affordable. What’s more, breakfast was included.
そのホテルは手頃でした。そのうえ、朝食も付いていました。

しゅみすけ(大山俊輔)

what’s worseとwhat’s moreは形が似ていますが、前者は悪い情報、後者は追加情報を導きます。話の方向が下がるのか、情報を足すだけなのかを意識しましょう。

簡単な英語での言い換え

what is worseがすぐに出てこなくても、短い文をつなげれば意味は伝わります。

  • What’s worse, it was raining.And it was raining too.(しかも雨も降っていました)
  • To make matters worse, I lost my key.Then I lost my key.(そのあと鍵もなくしました)
  • The situation got even worse.The situation became worse.(状況が悪くなりました)
  • What’s worse, we had no backup.We also had no backup.(バックアップもありませんでした)

まとめ

what is worseは、すでに述べた悪い事実よりも、さらに悪い情報を付け加える「さらに悪いことには」という定型表現です。

  • What is worse, S+V …:基本形。後ろにカンマを置く
  • What’s worse, …:意味は同じで、会話に自然
  • to make matters worse:次の出来事が状況をさらに悪くする
  • even worse:「さらに悪い」という幅広い比較表現
  • worse still:意味は近いが、やや文章的

まずは、I missed the train. What’s worse, my phone was dead.(電車に乗り遅れました。さらに悪いことに、スマホの充電も切れていました)のように、悪い出来事を2つ並べて練習してみましょう。ほかの表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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