keep body and soul togetherの意味は?直訳から分かる「何とか食いつなぐ」の使い方

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keep body and soul together は、「生きるために必要な食べ物やお金を何とか確保する」「最低限の生活を維持する」という意味の英語イディオムです。

直訳は「体と魂を一緒につなぎ止める」。体から魂が離れれば生きていられない、という比喩から、余裕はなくても命と暮らしを何とかつなぐニュアンスが生まれます。

keep body and soul togetherの意味

主な日本語訳は次のとおりです。

  • 何とか食いつなぐ
  • 最低限の生活を維持する
  • 生きていけるだけのお金や食べ物を確保する
  • 命をつなぐ

Cambridge Dictionaryでは、食料・衣服・住む場所の費用を払えること、Collins DictionaryとMerriam-Websterでは、生きるために必要なものや十分な食料・お金を確保することと説明されています。

He worked two jobs to keep body and soul together.
彼は何とか食べていくために、仕事を2つ掛け持ちしました。

Her small income was barely enough to keep body and soul together.
彼女のわずかな収入は、最低限生きていくのにぎりぎりでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現のポイントは、快適な生活ではなく「まず食べる・着る・住む場所を守る」という最低限です。barely、just enough、somehowなどと相性がよいのも、その切迫感があるからです。

直訳「体と魂を一緒につなぎ止める」から理解しよう

bodyは体、soulは魂です。昔から、魂は人を生かしているものと考えられてきました。その魂が体から離れないように一緒につなぎ止める、という直訳イメージが「何とか生き延びる」という意味につながります。

keep body and soul togetherの直訳「体と魂を一緒につなぎ止める」と「生きるための最低限を確保する」の対比

  • keep:ある状態を保つ
  • body and soul:体と魂、つまり人の生命
  • together:離れないよう一緒に

単語どおりに組み立てると、「体と魂が離れない状態を保つ」。そこから、食料や住まいなどを確保して生命を維持するという実際の意味が見えてきます。

基本の形・文法とよく使う語順

keep body and soul together

これはまとまりで使う定型表現です。通常、bodyやsoulに所有格を付けず、keep body and soul togetherの形で覚えます。

I did odd jobs to keep body and soul together.
私は食いつなぐために、いろいろな単発の仕事をしました。

主語は人だけでなく仕事・収入・食べ物にもなる

「何が生活を支えたのか」を主語にできます。

That temporary job kept body and soul together until she found full-time work.
正社員の仕事が見つかるまで、その臨時の仕事で彼女は何とか生活をつなぎました。

A bowl of soup helped keep body and soul together during the long journey.
長い旅の間、その一杯のスープが命をつなぐ助けになりました。

by+動名詞で「どうやって」を示す

keep body and soul together by doingで、「〜することで何とか生活する」と方法を説明できます。

She kept body and soul together by selling handmade cards.
彼女は手作りのカードを売って何とか食いつなぎました。

日常・仕事で使える自然な例文

仕事・収入

The pay was low, but it kept body and soul together.
給料は安かったですが、最低限の生活はできました。

He took freelance projects just to keep body and soul together between jobs.
彼は転職の合間、生活をつなぐためだけにフリーランスの案件を受けました。

家族・暮らし

They sold vegetables from their garden to keep body and soul together.
彼らは何とか暮らすため、庭で育てた野菜を売りました。

Our savings kept body and soul together for a few difficult months.
大変な数か月間、貯金のおかげで何とか生活できました。

学生・留学

I waited tables on weekends to keep body and soul together at university.
大学時代、生活費を賄うため週末に飲食店で働きました。

会話

A: Does your music pay the bills?
A:音楽の収入で生活できているの?

B: Just about. It keeps body and soul together.
B:ぎりぎりね。何とか食べてはいけているよ。

body and soul単独とは意味が違う

body and soulだけなら、「心身ともに」「全身全霊で」という意味になることがあります。

She devoted herself body and soul to the project.
彼女はそのプロジェクトに全身全霊をささげました。

一方、keep body and soul togetherは「最低限生きていく」という定型表現です。togetherを含む全体で意味を覚えましょう。

似た表現との違い

表現 意味 中心イメージ
keep body and soul together 生きるための最低限を確保する 体と魂を離さず、命をつなぐ
keep the wolf from the door 飢えや困窮を免れる 生活苦を表す狼を戸口の外にとどめる
make ends meet 収支を合わせる 収入と支出をやりくりする
live from hand to mouth その日暮らしをする 得たものをすぐ生活に使い、先の余裕がない
eke out a living 苦労して何とか生計を立てる 少ない資源を少しずつ引き延ばす

keep body and soul togetherは、人が生きる最低限に焦点があります。keep the wolf from the doorは、飢えや貧困が生活へ入り込むのを防ぐイメージです。状況は近いものの、比喩の視点が違います。

詳しく比較したい方は、keep the wolf from the doorの意味・使い方live from hand to mouthの意味・使い方eke outの意味・使い方も参考にしてください。

日本人が間違えやすいポイント

「体と心を健康に保つ」ではない

健康管理や心身のバランスについて話す表現ではありません。食料や収入など、生存に必要な最低限を確保する意味です。

「心身の健康を保つ」なら、stay physically and mentally healthyなどと表現します。

bodyとsoulの前にtheを付けない

定型表現では、通常keep the body and the soul togetherではなく、冠詞なしのkeep body and soul togetherです。

余裕のある生活には使わない

快適な暮らしや十分な貯蓄がある状態なら、live comfortablybe financially secureのほうが合います。

しゅみすけ(大山俊輔)

イディオムがすぐ出なければ、I have just enough money to live. と言えば十分伝わります。難しい比喩を思い出すより、「何がぎりぎり足りるのか」を基本語で説明するのが会話では強い方法です。

簡単な英語での言い換え(しゅみすけ式)

  • have just enough money to live:生活できるだけのお金がぎりぎりある
  • earn enough for food and rent:食費と家賃に足りるだけ稼ぐ
  • have enough for basic needs:最低限必要なものに足りる
  • do what I can to survive:生きるためにできることをする

My weekend job gives me just enough money for food and rent.
週末の仕事で、食費と家賃に必要なお金はぎりぎり得られます。

この文なら、My weekend job keeps body and soul together.とほぼ同じ状況を、難しいイディオムなしで伝えられます。

keep body and soul togetherはどんな場面で自然?

失業中、収入が少ない時期、学生生活、創作活動を続けながらの仕事など、「十分ではないが、最低限は生きていける」と話す場面に合います。比喩の強い表現なので、厳しい状況を少し印象的に描写できます。

一方、家計や会社の予算を正確に説明する場面では、cover basic living expenses(基本的な生活費を賄う)のような直接表現が明確です。

まとめ

keep body and soul togetherは、「生きるための最低限を何とか確保する」「食いつなぐ」という意味です。

  • 直訳は「体と魂を一緒につなぎ止める」
  • 体から魂が離れないようにするイメージから「命をつなぐ」になる
  • 食料・衣服・住まいなど、生存に必要な最低限に焦点がある
  • body and soul単独の「全身全霊で」とは意味が違う
  • 簡単にはhave just enough money to liveと言い換えられる

ほかの表現も探したい方は、英熟語・定型表現の親記事と、英熟語・イディオム一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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