
「先生の板書をノートに写した」「黒板を写すのに時間がかかった」は英語でどう言えばよいのでしょうか。
一番分かりやすいのは copy what’s on the board です。
I copied what was on the board.
黒板に書いてあったことを写しました。
この記事では「黒板を写す」の自然な英語を紹介します。ただ、本当の目的は表現を一つ暗記することだけではありません。ぴったりの言い方が出てこなくても、I wrote the words on the board in my notebook. のように、知っている単語で状況を説明する方法まで一緒に考えましょう。
Contents
「黒板を写す」は英語で?まずは結論
| 表現 | 意味・ニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| copy what’s on the board | 黒板にある内容を写す | I copied what was on the board. |
| copy from the board | 黒板を見ながら書き写す | We copied from the board. |
| copy it down | その内容を手元に書き写す | I copied it down. |
| write down what’s on the board | 黒板の内容をノートなどに書く | Write down what’s on the board. |
授業の出来事を英語日記にするなら、次の一文が使いやすいでしょう。
I copied what was on the board into my notebook.
黒板に書いてあったことをノートに写しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
「黒板」をそのままcopyするのではなく、「黒板にある内容」をcopyすると考えるのがポイントです。what’s on the boardまで言えば、何を写したのかが自然に伝わります。
一番分かりやすいcopy what’s on the board
copy は「元にあるものと同じになるよう写す」、what’s on the board は「黒板にあるもの」です。
copy what’s on the board
黒板に書かれている内容を写す
今、黒板にある内容なら what’s on the board、授業後に過去のことを話すなら what was on the board が自然です。
Please copy what’s on the board.
黒板に書いてあることを写してください。
I copied what was on the board before the teacher erased it.
先生が消す前に、黒板の内容を写しました。
Did you copy everything that was on the board?
黒板に書いてあったことを全部写した?
copy from the boardは「黒板を見ながら写す」
copy from+情報源 で「〜を見ながら書き写す」という意味になります。
We copied from the board.
私たちは黒板を見ながら書き写しました。
She was busy copying from the board.
彼女は黒板を写すのに忙しそうでした。
Don’t just copy from the board. Listen to the explanation too.
黒板を写すだけでなく、説明も聞いてください。
from は「どこから情報を取ったか」を示します。そのため、黒板の内容全体をはっきり言いたい copy what’s on the board よりも、「黒板を情報源にして写している」という動作に焦点が当たります。
copy it downとwrite it downの違い
copy it down:同じ内容を書き写す
copy it down は、目の前にある内容を手元へ書き写す表現です。down には「文字として紙などに残す」感覚があります。
The formula is important, so copy it down.
その公式は重要なので、書き写してください。
I copied the example down in my notebook.
その例をノートに書き写しました。
write it down:忘れないよう書き留める
write it down は、聞いたことや見たことを「書いて残す」という広い表現です。元の内容を一字一句同じにする必要はありません。
Write down the key points.
要点を書き留めてください。
I wrote down what the teacher said.
先生が言ったことを書き留めました。
| 表現 | 意識すること |
|---|---|
| copy it down | 元と同じ内容を書き写す |
| write it down | 情報を文字にして残す |

「黒板をcopyする」とは言わないの?
copy the board とだけ言うと、「黒板という物そのものを複製する」ようにも聞こえ、何を書き写したのかが曖昧です。
日本語では「黒板を写す」と、場所を目的語にして内容を写すことを表せます。しかし英語では、次のように内容または情報源をはっきりさせます。
- 内容を写す:copy what’s on the board
- 黒板を見ながら写す:copy from the board
- 黒板の内容を書き留める:write down what’s on the board
この違いは、「教科書を写す」にも当てはまります。
I copied the sentence from the textbook.
教科書からその文を書き写しました。
I copied the sentence into my notebook.
その文をノートへ書き写しました。
from は情報の出どころ、into は写した先を示します。
boardの意味と発音
教室では、黒板もホワイトボードも会話ではまとめて the board と呼べます。
- board:授業で使う黒板・ホワイトボード
- blackboard:黒い板面にチョークで書く黒板
- whiteboard:マーカーで書く白板
board の発音は /bɔːrd/。日本語の「ボード」より、最初の /b/ で唇をしっかり閉じ、母音を一続きに発音します。
on the board は会話では語がつながり、「オンザボード」に近く聞こえます。
What’s on the board?
黒板には何が書いてありますか。
授業・英語日記で使える例文
I copied the notes from the board.
黒板の板書を写しました。
I couldn’t copy everything in time.
時間内に全部写せませんでした。
The teacher erased the board before I finished copying.
私が写し終わる前に、先生が黒板を消しました。
I took a picture of the board instead of copying it.
書き写す代わりに黒板の写真を撮りました。
I copied the diagram into my notebook.
図をノートに写しました。
I was so busy copying that I missed the explanation.
写すのに夢中で、説明を聞き逃しました。
I checked my notes after class.
授業後にノートを確認しました。
この表現を知らなかったら?【しゅみすけ式】
copy what’s on the board が出てこなくても大丈夫です。「黒板を写す」を英語一語へ変えようとせず、何をどこへ書いたのかに分けます。
| 考えること | 実際にしたこと |
|---|---|
| 何があった? | 黒板に言葉や図があった |
| 何をした? | それを書いた |
| どこに書いた? | 自分のノートに書いた |
すると、基本語だけで次のように説明できます。
There were some words on the board.
黒板にいくつか言葉がありました。
I wrote them in my notebook.
それをノートに書きました。
I wrote the words on the board in my notebook.
黒板の言葉をノートに書きました。
I looked at the board and wrote the same thing.
黒板を見て、同じものを書きました。
難しい表現を使わなくても、look、write、same、notebook などの知っている語で、したことは十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
「写す」が分からなければ、「黒板を見た」「同じものをノートに書いた」と二つの動作に分けましょう。正解の単語を探し続けるより、知っている動詞を順番に並べるほうが会話は前へ進みます。
まとめ
- 黒板にある内容を写す:copy what’s on the board
- 黒板を見ながら写す:copy from the board
- 同じ内容を書き写す:copy it down
- 情報を書き留める:write it down
- 表現を忘れたら:I looked at the board and wrote the same thing.
自然な表現を知っていれば、それを使えば大丈夫です。でも忘れても、「何を見た?」「何をした?」「どこに書いた?」と分ければ、簡単な英語だけで伝えられます。









