料理で「下ごしらえする」は英語で?prep・prepare・mise en placeの違い

野菜を切って下ごしらえする女性と英語prep the ingredients

料理の「下ごしらえする」は、英語で prep the ingredients または prepare the ingredients と表せます。

I prepped the ingredients before dinner. なら、「夕食前に食材を下ごしらえしました」です。prepprepare を短くした日常的な言い方で、料理の会話でもよく使われます。

この記事では「下ごしらえする」の自然な英語を紹介します。ただ、本当の目的は一つの表現を覚えることだけではありません。prep が出てこなくても、「野菜を洗った、皮をむいた、切った」と実際の動作へ分ければ伝えられます。その方法も一緒に考えてみましょう。

「下ごしらえする」の自然な英語

  • Prep the ingredients.
    食材を下ごしらえしてください。
  • Prepare the ingredients.
    食材を準備してください。
  • Do the prep work.
    下準備をしてください。
  • Get everything ready before you start cooking.
    料理を始める前に、全部準備しておいてください。

ingredient は「料理に使う材料・食材」です。複数の食材を準備することが多いため、通常は複数形の ingredients を使います。

prep は動詞として「準備する」、名詞として「準備・下ごしらえ」の両方に使えます。prep work なら「準備作業」です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「下ごしらえ」は便利なまとめ言葉です。ただ、実際には洗う、むく、切る、量るなど、いくつもの動作が入っています。英語では、その中身を具体的に言うとさらに分かりやすくなります。

prep・prepare・prep workの違い

表現 使い方・ニュアンス
prep 日常的で簡潔。料理現場でもよく使う I prepped the vegetables.
prepare 標準的で幅広く使える「準備する」 Prepare all the ingredients.
prep work 洗う・切るなどの準備作業全体 I did the prep work.
food prep 食事や食材の準備という活動・作業 Sunday is my food prep day.

prep はカジュアルで短く、家庭料理の会話にも向いています。prepare はより一般的で、レシピや説明文でも使いやすい表現です。

「料理を作る」まで含めると prepare a meal が「食事を用意する」の意味になる場合があります。「食材の下ごしらえ」に焦点を当てたいなら、prep the ingredientsprepare the ingredients と対象を明確にするとよいでしょう。

野菜を洗う、皮をむく、切る、調理準備完了までを示す下ごしらえの図

発音のポイント

prep の発音は /prep/ です。最後の p では唇を閉じて止め、「プレップ」と最後に強い母音を足さないようにします。

prepare は /prɪˈper/ で、後ろの pare の部分にアクセントがあります。ingredient は /ɪnˈɡriːdiənt/、複数形は ingredients です。最初から全部を速く言わず、prep / the ingredients の二つに分けて練習すると言いやすくなります。

「下ごしらえ」は具体的に何をすること?

日本語の「下ごしらえする」は、特定の一つの動作ではありません。料理によって中身が変わります。

  • wash the vegetables:野菜を洗う
  • peel the potatoes:じゃがいもの皮をむく
  • cut the vegetables:野菜を切る
  • measure the ingredients:材料を量る
  • season the meat:肉に味付けする
  • put everything in separate bowls:材料を別々のボウルに入れる

つまり、英語では「下ごしらえ」の訳だけでなく、実際に何を準備したのかを続けて言うと、場面がよりはっきり伝わります。

日本語とのズレ:下ごしらえと調理の境界

日本語の「下ごしらえ」には、洗う・切るだけでなく、肉に下味をつける、野菜を下茹でするなどが含まれることもあります。英語では、それぞれの動作を直接言うことが多くあります。

  • I marinated the chicken.
    鶏肉に下味をつけました。
  • I blanched the spinach.
    ほうれん草をさっと下茹でしました。
  • I chopped all the vegetables ahead of time.
    前もって野菜を全部切りました。

そのため、I prepped the chicken. だけでは、切ったのか、味付けしたのかまでは分かりません。必要なら、具体的な動作を足すことが大切です。

mise en placeとは?

料理の世界では、フランス語由来の mise en place という言葉も使われます。発音は英語では「ミーズ・オン・プラス」に近く、「すべてを所定の場所に置く」という考え方です。

調理を始める前に、材料を切り、量り、小さな容器に並べて準備しておくことを指します。ただし、初心者が日常会話で「下ごしらえする」と言うなら、まずは prep the ingredients で十分です。

料理や英語日記で使える例文

  • I prepped all the vegetables in the morning.
    朝、野菜を全部下ごしらえしました。
  • Prepare the ingredients before you turn on the stove.
    コンロをつける前に食材を準備してください。
  • I did most of the prep work last night.
    下ごしらえの大部分は昨夜済ませました。
  • It took me 20 minutes to prep the ingredients.
    食材の下ごしらえに20分かかりました。
  • I washed, peeled, and cut the vegetables.
    野菜を洗い、皮をむき、切りました。
  • Everything is ready to cook.
    すべて調理できる状態です。

英語日記なら、I prepped the vegetables for tomorrow’s dinner.(明日の夕食用に野菜を下ごしらえしました)のように、そのまま使えます。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

prepprepare the ingredients が出てこないとします。そんなときは「下ごしらえ」というまとめ言葉を英訳せず、実際にした動作へ戻ります。

  1. 何を洗った?
    野菜を洗った。
  2. 次に何をした?
    皮をむいて、小さく切った。
  3. いつした?
    料理を始める前にした。
  4. 最後はどうなった?
    すぐ料理できる状態になった。

知っている基本語だけなら、次のように言えます。

  • I washed the vegetables.
    野菜を洗いました。
  • I took the skin off the potatoes.
    じゃがいもの皮を取りました。
  • I cut everything into small pieces.
    全部を小さく切りました。
  • I did all this before I started cooking.
    料理を始める前に、これを全部しました。
  • I got everything ready.
    全部準備しました。

「下ごしらえ」にぴったりの英語がなくても、washtake offcutget ready で十分伝えられます。むしろ、何をしたかが具体的なので、相手には状況が見えやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「下ごしらえした」を言えなくても、「洗った、皮を取った、切った」で何も困りません。日本語のラベルを探すより、実際に自分がした動作を順番に英語へすればよいのです。

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まとめ

料理の「下ごしらえする」は、prep the ingredients または prepare the ingredients と表せます。準備作業全体なら prep work も使えます。

でも、表現を忘れても、I washed, peeled, and cut the vegetables.I got everything ready. で十分です。「下ごしらえ」という日本語を、実際にした小さな動作へ分けて、知っている英語で伝えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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