
level with someone は、「人に本当のことを率直に話す」「隠していた事情や本音を打ち明ける」という意味の英語表現です。
I need you to level with me. Is the project really on schedule?
正直に話してほしいんだ。このプロジェクトは本当に予定どおりなの?
単にうそをつかないというだけではありません。相手が何かを隠していそうなときや、言いにくい事情をまだ話していないときに、「遠回しにせず、本当のところを話して」と求めるニュアンスがあります。
この記事では、level with someone の意味、ネイティブが感じるニュアンス、語順、自然な例文、be honest with・tell the truth・come clean との違い、簡単な言い換えまで解説します。
Contents
level with someoneの意味
level with someone は、文脈に応じて次のように訳せます。
- 人に本当のことを話す
- 人に率直に話す
- 人に事情を打ち明ける
- 人に本音を明かす
She finally leveled with her parents about why she wanted to quit.
彼女はついに、なぜ辞めたいのかを両親に正直に打ち明けました。
Let me level with you: we may not have enough money to continue.
率直に言わせてください。このまま続けるには資金が足りないかもしれません。
しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じるニュアンス
level with someone には、話し手と聞き手が飾らずに向き合う感覚があります。仕事の問題、恋愛の本音、家族へ伝えにくい事情など、少し重みのある話でよく使われます。
この表現が自然になる場面には、次のような共通点があります。
- 相手が真相の一部をまだ話していない
- 表面的な説明ではなく、本当の事情を知りたい
- 話す内容が少し言いにくい
- 率直に話すことで信頼関係を作り直したい
Can you level with me? Did you know about the change before today?
本当のことを話してくれる?今日より前にその変更を知っていたの?
問い詰めるような口調にもできますが、必ずしも攻撃的な表現ではありません。声の調子を柔らかくすれば、「正直に話し合おう」という信頼を示す言葉にもなります。
levelから意味を理解する考え方
level には「水平な」「同じ高さの」という基本的なイメージがあります。level with someone を会話表現として使うときは、相手と同じ目線に立ち、取り繕わずに話す感覚を思い浮かべると覚えやすくなります。
ただし、現代の会話では単語を一つずつ直訳して組み立てるのではなく、level with + 人 全体を「人に本当の事情を率直に話す」という一つのまとまりで覚えるのが実用的です。

よく使う形と語順
level with+人
with の後ろには、率直に話す相手を置きます。
You need to level with your team.
チームに本当の事情を話す必要があります。
He never leveled with us.
彼は私たちに本当のことを話してくれませんでした。
level with+人+about+事情
何について打ち明けるのかを続けるなら、about が自然です。
I leveled with my boss about the mistake.
私はそのミスについて上司に正直に話しました。
She should level with him about how she feels.
彼女は自分の気持ちを彼に率直に話したほうがよいでしょう。
Let me level with you.
これから率直な意見や厳しい現実を伝える前置きとしてよく使われます。
Let me level with you. This job will take longer than we expected.
率直に言います。この仕事は予想より時間がかかります。
Level with me.
相手に「本当のことを話して」と求める短い形です。言い方によっては強く響くため、柔らかくするなら Please level with me. や Can you level with me? が使えます。
Level with me. Are you planning to leave?
正直に話して。辞めるつもりなの?
過去形はleveled/levelled
アメリカ英語では通常 leveled、イギリス英語では levelled という綴りが使われます。どちらも誤りではありません。
場面別の自然な例文
仕事
The manager leveled with us about the budget cuts.
マネージャーは予算削減について私たちに率直に話しました。
I’ll level with you—the client isn’t happy with the first draft.
率直に言うと、クライアントは初稿に満足していません。
Before we make a decision, I want everyone to level with me.
決定する前に、全員に本当の意見を話してほしいです。
恋愛・人間関係
Please level with me. Do you still want this relationship?
正直に話して。まだこの関係を続けたい?
He finally leveled with his partner about his worries.
彼はようやく自分の不安をパートナーに打ち明けました。
I decided to level with her instead of pretending everything was fine.
何も問題がないふりをせず、彼女に本音を話すことにしました。
家族・暮らし
We leveled with the kids about why we had to move.
私たちは、なぜ引っ越さなければならないのかを子どもたちに正直に話しました。
My brother leveled with me about his financial problems.
兄はお金の問題を私に打ち明けました。
学校・学習
The teacher leveled with us about how much work the course would require.
先生は、その授業にどれほど勉強が必要かを率直に説明してくれました。
I had to level with my study partner: I hadn’t finished my part.
勉強仲間に正直に言わなければなりませんでした。私は自分の担当を終えていなかったのです。
be honest withとの違い
be honest with someone は「人に正直である・正直に話す」という最も幅広く中立的な表現です。日常の軽い話から大切な告白まで使えます。
- be honest with:正直な態度で話すこと全般
- level with:隠れていた事情や言いにくい本音を、今ここで率直に明かす
Please be honest with me. Do you like this color?
正直に言って。この色、好き?
Please level with me. Why was the meeting canceled?
本当のことを話して。なぜ会議は中止されたの?
服の色について率直な感想を聞く程度なら be honest with が自然です。背景に隠された事情を明かしてほしいなら level with がよく合います。
tell the truthとの違い
tell the truth は「うそをつかず、真実を言う」という事実の真偽に焦点があります。
- tell the truth:言っている内容が真実かどうか
- level with someone:相手に事情や本音を包み隠さず共有すること
Tell me the truth. Did you break the vase?
本当のことを言って。花瓶を割ったの?
Level with me. What is really happening at work?
率直に話して。職場で本当は何が起きているの?
come cleanとの違い
come clean は、隠していた悪事・うそ・秘密などを「白状する」というニュアンスが強い表現です。
He came clean about using the money.
彼はそのお金を使ったことを白状しました。
level with は、必ずしも悪いことを告白する表現ではありません。難しい状況や本音を相手と率直に共有する場合にも使えます。
日本人が間違えやすいポイント
withの後ろには人を置く
level with the problem のように事情を with の後ろへ置くのではなく、基本は level with someone about something です。
- 自然:She leveled with me about the problem.
- 不自然:She leveled with the problem.
いつでも「正直に言う」の置き換えにはしない
軽い好みや単純な事実には、be honest や tell the truth のほうが自然な場合があります。level with は、まだ共有されていない事情や本音がある場面で力を発揮します。
level up withとは言わない
level up はゲームなどで「レベルを上げる」という別の句動詞です。「人に率直に話す」は level with someone で、up は入りません。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
level with someone を思い出せないときは、基本的な単語で直接伝えられます。
- Please be honest with me.
私に正直に話してください。 - Tell me what really happened.
本当は何が起きたのか教えてください。 - Tell me how you really feel.
本当はどう感じているのか教えてください。 - Don’t hide anything from me.
私に何も隠さないでください。 - I want to know the real reason.
本当の理由を知りたいです。
会話で使うミニ練習
A: Can I ask you something? Please level with me.
聞いてもいい?正直に話してほしいんだ。
B: Okay. What do you want to know?
わかった。何を知りたいの?
A: Do you think I’m ready to lead the project?
私にこのプロジェクトを率いる準備ができていると思う?
B: You have the skills, but you need to communicate more clearly.
能力はあるけど、もっと分かりやすく伝える必要があると思う。
映画の会話でlevel withを確認する
level with が実際の会話でどのように響くかを知りたい方は、映画『(500)日のサマー』で英語学習|level with・meant to beの意味も参考になります。映画の場面と一緒に確認すると、「本当のところを話して」という会話の温度がつかみやすくなります。
まとめ
level with someone は、「人に本当の事情や本音を率直に話す」という表現です。
- 基本の語順は level with+人
- 話題を加えるなら level with+人+about+事情
- Let me level with you. は「率直に言います」
- Level with me. は「本当のことを話して」
- be honest with より、隠れていた事情を打ち明けるニュアンスが強い
- 簡単に言うなら Please be honest with me. でも伝わる
ほかの会話で役立つ表現も学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。









