sort ofの意味は?「一種の・ちょっと」の使い方とkind ofとの違い

sort ofの意味・使い方とkind ofとの違いを解説するアイキャッチ画像

sort ofは、「一種の・〜のようなもの」という分類の意味と、会話で「ちょっと・なんとなく・まあ」と断定をやわらげる意味を持つ表現です。

It’s a sort of puzzle.
それは一種のパズルです。

I’m sort of nervous.
ちょっと緊張しています。

同じように使われるkind ofとは、多くの日常会話でほぼ置き換えられます。ただし、名詞の前で「種類」をはっきり示す形と、形容詞・動詞などの前で発言をぼかす形では、語順と働きが異なります。この記事では、2つの意味、自然な位置、sortaという発音、kind ofとの違いまで整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

sort ofを見たら、まず「種類」を表すのか、それとも話し手が言い方をやわらげているのかを見分けましょう。後ろに何が来るかを見ると判断しやすくなります。

sort ofの基本的な意味は2つ

1.「一種の・〜のようなもの」

a sort of + 名詞で、「一種の〜」「〜のようなもの」を表します。ぴったりした名前が分からないものや、広い分類の中の一例を説明するときに便利です。

It’s a sort of local bread.
それは一種の地元のパンです。

We use a sort of code at work.
職場では一種の暗号を使っています。

She gave me a sort of warning.
彼女は私に、いわば警告のようなものをしました。

ここでのsortは名詞で「種類・タイプ」。そのため、数えられる単数名詞の前ではa sort ofが基本です。

2.「ちょっと・なんとなく・まあ」

会話では、sort ofを形容詞・動詞・文の内容の前に置き、断定を弱めます。100%そうだと言い切るのを避ける感覚です。

I’m sort of tired today.
今日はちょっと疲れています。

I sort of understand what you mean.
あなたの言いたいことは、なんとなく分かります。

We sort of lost touch after college.
大学卒業後、私たちはなんとなく疎遠になりました。

It was sort of awkward.
ちょっと気まずい感じでした。

日本語訳は文脈によって「ちょっと」「なんとなく」「まあ」「どちらかといえば」と変わります。sort ofを一語ずつ直訳するより、話し手が断定を弱めていると捉えるのが自然です。

なぜsort ofが「ちょっと」という意味になる?

sortは「種類」、ofは「〜の」というつながりを作ります。もともとのa sort of Xは「Xの一種」です。そこから、「完全にXと言い切るほどではないが、その種類に近い」という曖昧さが生まれました。

  • a sort of joke:一種の冗談
  • sort of funny:完全に面白いと言い切らず、「ちょっと面白い」
  • sort of agree:全面的な同意ではなく、「まあ同意する」

つまり、中心にあるのは「きっちり一つに決めず、近い範囲へ入れる」という感覚です。

sort ofの種類と断定をやわらげる用法、kind ofとの違いを示す解説図

sort ofの語順とよく使われる形

a sort of + 名詞

「一種の〜」なら、冠詞aを含む形が基本です。

He built a sort of shelf from old boxes.
彼は古い箱から棚のようなものを作りました。

Is this a sort of membership card?
これは会員証のようなものですか。

sorts of + 複数名詞/不可算名詞

all sorts ofは「いろいろな・あらゆる種類の」という定番表現です。

They sell all sorts of spices.
その店はいろいろな香辛料を売っています。

We talked about all sorts of things.
私たちはさまざまなことを話しました。

sort of + 形容詞

The room is sort of dark.
その部屋はちょっと暗いです。

That sounds sort of risky.
それは少し危なそうです。

sort of + 動詞

一般動詞をぼかす場合は、通常、主語と動詞の間に置きます。

I sort of like this design.
このデザイン、まあまあ好きです。

She sort of smiled and looked away.
彼女は少しほほ笑んで、目をそらしました。

Sort of.だけで返事する

質問への短い返事として、「まあね」「そんなところです」「ある意味では」と部分的に認める使い方もあります。

A: Are you two dating?
2人は付き合っているの?
B: Sort of.
まあ、そんな感じです。

A: Did the plan work?
計画はうまくいった?
B: Sort of. We still have one problem.
まあね。まだ問題が一つあります。

sort ofとkind ofの違い

sort ofkind ofは、「一種の」と「ちょっと」の両方で、多くの場合ほぼ同じ意味です。

  • It’s a sort of game.It’s a kind of game.
    一種のゲームです。
  • I’m sort of busy.I’m kind of busy.
    ちょっと忙しいです。

傾向として、kind ofはアメリカ英語の日常会話で非常によく聞かれ、sort ofはイギリス英語でもよく使われます。ただし、地域・個人・場面による差が大きく、「こちらでなければ不自然」と考える必要はありません。

kind ofの2つの意味と語順は、kind ofの意味は?「種類の」と「ちょっと」の違い・使い方・例文でも詳しく解説しています。

会話ではsortaのように聞こえる

自然な速さの会話では、sort ofがsorta(ソータ/ソーダに近い音)のようにつながって聞こえることがあります。

I’m sorta hungry.
ちょっとお腹が空きました。

sortaは非常にくだけた発音・表記です。会話、チャット、せりふでは見かけますが、仕事のメールや正式な文章ではsort ofと書くのが安全です。

場面別の自然な例文

仕事

I sort of agree, but the budget worries me.
まあ賛成ですが、予算が心配です。

全面的に賛成しているわけではない、という余白を残せます。

恋愛・人間関係

He looked sort of jealous when I mentioned Ken.
私がケンの話をしたとき、彼はちょっと嫉妬しているように見えました。

海外旅行

It’s a sort of shared taxi.
それは乗り合いタクシーのようなものです。

買い物

I’m looking for a sort of light jacket for spring.
春向けの軽いジャケットのようなものを探しています。

学校・学習

I sort of remember this rule, but I can’t explain it.
この規則はなんとなく覚えていますが、説明できません。

日本人が間違えやすいポイント

「一種の」ならaを忘れない

単数の数えられる名詞を続ける場合は、通常a sort of + 単数名詞です。

× It’s sort of machine.
○ It’s a sort of machine.
それは一種の機械です。

一方、「ちょっと機械的だ」ならIt’s sort of mechanical.のように形容詞を続け、aは使いません。

フォーマルな文章で使いすぎない

断定をやわらげるsort ofは会話的です。報告書や正式なメールでは、意味に応じてsomewhatapproximatelypartlyなど具体的な語を選ぶほうが明確です。

曖昧にしすぎない

sort ofを何度も入れると、自信がない、結論を避けているという印象になることがあります。重要な依頼や判断では、言いたい内容を直接伝えましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

sort ofは会話をやわらかくする便利なクッションです。ただし、期限や料金など正確さが必要な情報では、具体的な言い方に切り替えましょう。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

sort ofを思い出せなくても、基本語で十分伝えられます。

  • It’s like a small bus.
    小さなバスのようなものです。
  • I’m a little tired.
    少し疲れています。
  • I’m not completely sure.
    完全には確信していません。
  • I agree a little.
    少し賛成です。
  • Yes, but not exactly.
    はい、でも完全にそうではありません。

「なんとなく」の英語表現をさらに比べたい方は、「なんとなく」は英語で?Somehow・For some reason・Kind ofの違いも参考になります。

関連表現

  • kind of:一種の/ちょっと
  • a type of:〜の一種・タイプ
  • somewhat:いくぶん・やや(やや文章的)
  • a little:少し
  • in a way:ある意味では
  • more or less:多かれ少なかれ・だいたい

英熟語・定型表現を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

まとめ

  • a sort of + 名詞は「一種の〜・〜のようなもの」
  • sort of + 形容詞/動詞は「ちょっと・なんとなく」と断定をやわらげる
  • 中心イメージは、きっちり決めず「その種類に近い」と捉えること
  • kind ofとは日常会話でほぼ同じように使える
  • 会話ではsortaのように聞こえることがあるが、正式な文章ではsort ofと書く
  • 迷ったらlikea littlenot exactlyで簡単に言い換えられる

A: Do you understand the idea?
その考えは分かりますか。
B: Sort of. Could you give me one more example?
なんとなく。もう一つ例を挙げてもらえますか。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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