
… or something は「〜か何か」「〜でも」という意味です。候補を一つ挙げながら、それだけに限定せず「似たようなものでもいいよ」と幅を残します。
Let’s watch a movie or something. なら、映画に強く決めているのではなく「映画でも観る?ほかのことでもいいけど」という柔らかな提案です。この記事では語順、会話でのニュアンス、or anything・or soとの違いまで整理します。
Contents
or somethingの意味は「〜か何か」
基本の形は候補+or somethingです。先に具体例を一つ出し、その後ろのor somethingで「または、それに近い何か」とぼかします。
- coffee or something:コーヒーか何か
- a movie or something:映画か何か
- go for a walk or something:散歩に行くとか何かする
somethingの正体を相手と厳密に決める必要はありません。「候補はこれ。でもほかでも大丈夫」という余白がポイントです。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順は「名詞・動作+or something」
or somethingは、ぼかしたい候補の後ろに置きます。
名詞+or something
Do you want some tea or something?
紅茶か何か飲む?
動作+or something
We could order pizza or something.
ピザか何か頼んでもいいね。
文+or something
Maybe she’s busy or something.
彼女、忙しいとか何かじゃないかな。
最後の形では、理由や状況がはっきり分からないときに「〜か何かなのかも」と推測をぼかします。
日常会話で使える例文
食事・買い物
Let’s get a sandwich or something.
サンドイッチか何か買おう。
I need a jacket or something for the trip.
旅行用にジャケットか何かが必要です。
友人・恋愛
Do you want to grab a drink or something?
飲みに行くとか、何かしない?
He seemed nervous or something.
彼、緊張していたというか、何かそんな感じだった。
仕事・学校
Could you send me a summary or something?
要約か何かを送ってもらえますか。
Let’s make a checklist or something.
チェックリストか何かを作りましょう。
旅行
We can take a taxi or something.
タクシーか何かで行けるよ。
Is there a pharmacy or something nearby?
近くに薬局か何かありますか。
or somethingが加えるネイティブのニュアンス
or somethingには、主に次の3つの働きがあります。
- 提案を柔らかくする:映画に限定せず、相手の希望を残す
- 名前や内容をぼかす:正確に思い出せない、または重要でない
- 推測を弱める:断定せず「〜なのかも」と伝える
Let’s have dinner. は「夕食を食べよう」という直接的な提案。Let’s have dinner or something. は「夕食でもどう?ほかでもいいけど」と、より気軽です。

or somethingとor anythingの違い
or somethingは、すでに挙げた候補に似た「何か」を足します。肯定文や提案で特によく使われます。
or anythingは、疑問文・否定文で「〜でも」「〜とか何か」「ほかに何か」と範囲を広く開くことが多い表現です。
Let’s watch a movie or something.
映画か何か観よう。(映画を一例として提案)
Do you want to watch a movie or anything?
映画を観たいとか、何かしたい?(希望が何かあるか広く確認)
I didn’t say anything rude or anything.
失礼なこととかは何も言っていないよ。
or somethingとor soの違い
or somethingは種類・内容をぼかし、or soは数字・時間・数量をぼかします。
| 表現 | ぼかすもの | 例 |
|---|---|---|
| or something | 種類・内容 | a movie or something |
| or so | 数字・時間・数量 | ten minutes or so |
or soの語順と使い方は、「〜くらい」を表すor soの専門記事で詳しく解説しています。
something like thatとの違い
something like thatは「そんな感じのもの」「それに似た何か」。直前に出た内容全体を受けて、似たものを指します。
We need a small table or something.
小さなテーブルか何かが必要です。
We need a small table, a shelf, or something like that.
小さなテーブルや棚など、そんな感じのものが必要です。
日本人が間違えやすいポイント
何にでも機械的につけない
仕事の期限や予約内容など、正確さが必要な情報にor somethingを使うと曖昧すぎる場合があります。具体的な確認では候補を明示しましょう。
丁寧な場面では別の言い方も使う
or somethingは自然ですが会話的です。仕事で丁寧に選択肢を残すなら、or a similar option(または同様の選択肢)、or another format(または別の形式)のように具体化できます。
否定的に聞こえる場合がある
Are you tired or something? は「疲れてるか何かなの?」ですが、声の調子によっては苛立ちや詰問に聞こえます。気遣うなら You look tired. Are you okay? のほうが安全です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
or somethingが出てこなければ、候補を一つ言ってから相手に尋ねれば十分です。
- Let’s watch a movie or something. → Maybe we can watch a movie. What do you think?
- Tea or something? → Would you like something to drink?
- He’s busy or something. → Maybe he’s busy. I’m not sure.
まとめ
- or somethingは「〜か何か」「〜でも」
- 候補の後ろに置き、似た選択肢を含ませる
- 提案・曖昧な記憶・弱い推測に使える
- or anythingは疑問・否定で範囲を広く開きやすい
- or soは数字や時間の「〜くらい」
- 丁寧さや正確さが必要なら、具体的な表現に言い換える
まずは Let’s get coffee or something.(コーヒーでも飲もうよ)を、気軽な誘いのひとかたまりとして使ってみてください。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。









