
persuade A into doing は、「Aを説得して〜させる」という意味です。たとえば She persuaded me into joining the trip. なら、「彼女に説得されて、私はその旅行に参加した」となります。
ポイントは、ただ勧めたのではなく、説得の結果としてAが実際に行動したことです。この記事では、語順、intoの感覚、persuade A to do・talk A into doing・convinceとの違いを、自然な例文で解説します。
Contents
persuade A into doingの意味
基本の形は次のとおりです。
persuade + 人 + into + 動名詞
人を説得して〜させる
My friends persuaded me into trying karaoke.
友人たちに説得されて、私はカラオケをやってみました。
He persuaded his boss into giving the team more time.
彼は上司を説得し、チームにもっと時間を与えてもらいました。
「説得する人」が主語、「説得されて動く人」がA、実際の行動が into doing の位置に来ます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜintoで「説得して〜させる」になる?
into には、「外側から内側へ入る」という基本的な方向感があります。
persuade A → A moves into an action
つまり、言葉で働きかけた結果、Aがある行動の中へ入っていくイメージです。そのため、into の後ろには場所ではなく、行動を名詞として表す動名詞が置かれます。
- into buying it:それを買う行動へ
- into applying:応募する行動へ
- into staying longer:もっと長く滞在する行動へ
She persuaded me into applying for the job.
彼女に説得されて、私はその仕事に応募しました。
直訳を完成訳として使う必要はありませんが、「行動の中へ」という感覚を持つと、なぜ doing が続くのか理解しやすくなります。
語順と文法:intoの後ろは動名詞
into はここでは前置詞なので、その後ろには動詞の原形ではなく -ing形を置きます。
× She persuaded me into join the club.
○ She persuaded me into joining the club.
彼女に説得されて、私はそのクラブに入りました。
否定の行動なら not doing を使えます。
They persuaded him into not quitting the team.
彼らは彼を説得して、チームを辞めないようにさせました。
ただし、この否定形は少し重く感じられる場合があります。日常的には次の形が分かりやすいでしょう。
They persuaded him not to quit the team.
彼らは彼にチームを辞めないよう説得しました。
persuade A into doingとpersuade A to doの違い

どちらも「Aを説得して〜させる」を表し、多くの場合は言い換えられます。
She persuaded me into joining the trip.
She persuaded me to join the trip.
彼女に説得されて、私はその旅行に参加しました。
persuade A to do は標準的で、会話にも文章にも幅広く使えます。一方、persuade A into doing は、Aが説得によってある行動へ入り込んだという結果をやや印象的に描きます。
| 表現 | 特徴 | 後ろの形 |
|---|---|---|
| persuade A into doing | 行動へ導いた結果を感じさせる | 動名詞 |
| persuade A to do | 標準的で幅広い | to不定詞 |
迷ったときは persuade A to do を使えば自然です。into doing は、説得を受けて最終的に行動した流れを強調したいときに便利です。
talk A into doingとの違い
talk A into doing も「話してその気にさせる」という意味です。persuade より会話的で、何度か話したり理由を並べたりして、相手の気持ちを変えた感じが出やすい表現です。
Mika talked me into buying the blue dress.
ミカにうまく勧められて、私は青いドレスを買いました。
Mika persuaded me into buying the blue dress.
ミカに説得されて、私は青いドレスを買いました。
前者は日常会話らしい響き、後者は「説得した」という行為を少しはっきり述べる響きです。反対に「説得してやめさせる」は talk A out of doing です。詳しくはtalk someone out of doingの意味と語順をご覧ください。
persuadeとconvinceの違い
persuade は、説得して行動を起こさせることに焦点があります。convince は、証拠や説明によって「本当だ」「正しい」と信じてもらうことに焦点が置かれやすい語です。
She convinced me that the plan was safe.
彼女は、その計画が安全だと私に納得させました。
She persuaded me to try the plan.
彼女は私を説得して、その計画を試させました。
現代英語では convince A to do も広く使われますが、「考えを納得させる」と「行動するよう説得する」という中心の違いを押さえておくと選びやすくなります。関連する表現全体は「説得する」の英語表現比較でも確認できます。
日常会話で使える例文
買い物
The salesperson persuaded us into choosing the larger model.
店員に勧められて、私たちは大きいモデルを選びました。
My sister persuaded me into trying the jacket on.
姉に説得されて、私はそのジャケットを試着しました。
旅行
Ken persuaded us into taking the early train.
ケンに説得されて、私たちは早い電車に乗りました。
They persuaded me into staying for one more night.
彼らに引き留められて、私はもう一泊することにしました。
恋愛・人間関係
My friend persuaded me into sending him a message.
友人に背中を押されて、私は彼にメッセージを送りました。
She persuaded her partner into talking about the problem.
彼女はパートナーを説得し、その問題について話してもらいました。
仕事
We persuaded the client into testing a smaller version first.
私たちは顧客を説得し、まず小規模版を試してもらいました。
Her manager persuaded her into leading the project.
上司に説得されて、彼女はそのプロジェクトを率いることになりました。
受け身ではbe persuaded into doing
説得された側を主語にすると、be persuaded into doing になります。
I was persuaded into signing up for the class.
私は説得されて、そのクラスに申し込みました。
He was persuaded into changing his mind.
彼は説得されて考えを変えました。
文脈によっては「自分では乗り気ではなかったが、相手に押されて行動した」という含みが出ます。強い圧力やだましまで表す語ではありませんが、本人の最初のためらいを感じさせることがあります。
日本人が間違えやすいポイント
- × persuade to A:人Aはpersuadeの直後に置きます。
- × persuade A into do:intoの後ろはdoingです。
- × persuade A doing:intoまたはtoが必要です。
- persuade A that … より、考えへの納得にはconvince A that …が一般的です。
- 単に「提案した」だけならsuggestやrecommendで、相手が実際に動くまで説得したとは限りません。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
この表現がすぐ出なければ、talk to や get を使って簡単に説明できます。
She persuaded me into joining the class.
- She talked to me, and I decided to join the class.
彼女と話して、私はそのクラスに入ることにしました。 - She got me to join the class.
彼女の働きかけで、私はそのクラスに入りました。
ニュアンスを完全に同じにしなくても、「話した結果、行動した」と二つの短い文にすれば十分伝わります。
まとめ
- persuade A into doing は「Aを説得して〜させる」
- Aには説得される人、intoの後ろには動名詞を置く
- intoは、人がある行動の中へ進むイメージ
- persuade A to do は標準的で幅広い
- talk A into doing はより会話的
- 受け身は A be persuaded into doing
ほかの語順表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。









