
profit from は「~から利益を得る」「~を利用して得をする」という表現です。会社が商品から利益を得る場合だけでなく、経験や助言から役立つものを得る場合にも使えます。
ただし、人の不幸や混乱を目的語にすると「それにつけ込んで利益を得る」という批判的な響きが生まれます。この記事では、profit fromの意味、fromの感覚、語順、自然な例文、benefit from・make a profitとの違いを解説します。
Contents
profit fromの基本的な意味
profit fromの基本は、「ある源から利益・価値を得る」です。
- 商品・投資・事業から金銭的な利益を得る
- 経験・助言・変化などから役立つものを得る
- 他人の困難や不幸につけ込んで得をする

なぜfromを使うの?
from は「出発点・源」を示します。profit from Aは、利益や価値がAを源として自分のところへ来るイメージです。
たとえばprofit from online salesなら、オンライン販売が利益の源。profit from experienceなら、経験が知識や成長の源です。
しゅみすけ(大山俊輔)
profit fromの使い方と例文
1.事業・商品・投資から利益を得る
最も基本的なのは、お金や事業上の利益を得る用法です。
The company profits from online subscriptions.
その会社はオンラインの定期購読から利益を得ています。
Small shops can profit from local tourism.
小さな店も地域観光から利益を得られます。
She profited from selling her old furniture.
彼女は古い家具を売って利益を得ました。
Investors hope to profit from the new technology.
投資家はその新技術から利益を得たいと考えています。
2.経験・助言などから価値を得る
profitは金銭以外にも、知識・成長・有益な結果を得る意味で使えます。ただし、この用法ではbenefit fromのほうが日常的で柔らかい場合が多くあります。
We can all profit from her experience.
私たちは皆、彼女の経験から学びを得られます。
He profited from the feedback and improved his presentation.
彼はフィードバックを役立て、プレゼンを改善しました。
You will profit from spending time abroad.
海外で過ごす経験は、あなたのためになるでしょう。
3.困難・不幸・混乱につけ込んで得をする
目的語がsomeone’s misfortune、the crisis、people’s fearなどの場合、profit fromは批判的なニュアンスを持ちやすくなります。
No one should profit from another person’s suffering.
誰も他人の苦しみにつけ込んで利益を得るべきではありません。
Some sellers tried to profit from people’s fear.
一部の販売者は、人々の恐怖につけ込んで利益を得ようとしました。
The company was accused of profiting from the crisis.
その会社は危機に乗じて利益を得たと非難されました。
この文脈では、単なる「得をした」という事実だけでなく、その利益の得方に対する話し手の疑念や非難も感じられます。
よく使われる語順と文法
基本の形は主語+profit from+名詞/動名詞です。
- profit from the project(その事業から利益を得る)
- profit from experience(経験から価値を得る)
- profit from selling products(商品を売ることで利益を得る)
profitは規則動詞で、過去形・過去分詞はprofited、進行形はprofitingです。アメリカ英語・イギリス英語とも通常このつづりです。
They have profited from the partnership.
彼らはその提携から利益を得てきました。
Who is profiting from this arrangement?
この取り決めで得をしているのは誰ですか。
profit fromとbenefit fromの違い
どちらも「~から利益を得る」と訳せますが、焦点が異なります。
- profit from:金銭的利益や明確な得を意識しやすい。文脈によって批判的
- benefit from:健康・学習・制度・経験などから恩恵を受ける。より中立的で幅広い
The company profited from the new service.
その会社は新サービスから利益を得ました。
Customers benefited from the new service.
顧客は新サービスの恩恵を受けました。
企業には収益、顧客には利便性という違いがはっきり表れています。詳しくはbenefit fromの意味とprofit fromとの違いをご覧ください。
しゅみすけ(大山俊輔)
profit fromとmake a profitの違い
profit from Aは「Aを源として利益を得る」と利益の出どころを示します。make a profitは「利益を出す・黒字になる」と結果に焦点を当てます。
We profited from the event.
私たちはそのイベントから利益を得ました。
We made a profit on the event.
そのイベントで黒字を出しました。
具体的な金額を示すならmake a profit of …という形も使えます。
The shop made a profit of $5,000.
その店は5,000ドルの利益を出しました。
profit fromとtake advantage ofの違い
take advantage ofは、機会や制度なら「活用する」、人や弱みなら「つけ込む」という表現です。profit fromは、そこから実際に利益や得を得る点に焦点があります。
She took advantage of the training program.
彼女は研修制度を活用しました。
She profited from what she learned in the program.
彼女は研修で学んだことを役立てました。
人の弱みや不幸に関する表現は、exploit・take advantage of・profit fromの違いも参考になります。
日本人が間違えやすいポイント
profitは必ずしも「会社の利益」だけではない
experienceやadviceなどから知識・価値を得る場合にも使えます。ただし、一般的な会話ではbenefit fromのほうが自然なことも多いため、金銭以外では文脈を確認しましょう。
fromの後ろには利益の「源」を置く
profit fromの後ろに置くのは、得た利益そのものではなく、利益を生んだ商品・活動・状況です。
- ○ profit from the sale(その販売から利益を得る)
- ○ make a profit of $1,000(1,000ドルの利益を出す)
人の不幸を目的語にすると批判的になりやすい
profit from the disasterのような表現は、災害を利益の機会にしたという強い含みを持ち得ます。中立的に「需要が増えた」と述べたいなら、Sales increased because of …など、直接状況を説明するほうが安全です。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
- 事業で利益を得る:They made money from it.(彼らはそれでお金を得ました)
- 黒字になる:They earned more than they spent.(使った額より多く稼ぎました)
- 経験が役立つ:The experience helped me.(その経験が私の役に立ちました)
- 不幸につけ込む:They made money from other people’s problems.(彼らは他人の問題からお金を得ました)
profit fromが出てこなくても、make money、help、learnなどの基本語で十分に意味を伝えられます。
まとめ
profit fromは「ある源から利益・価値を得る」という表現です。
- 基本形:profit from+利益の源
- 金銭的な利益を強く連想させやすい
- 経験から学びや価値を得る場合にも使える
- 他人の不幸や危機が続くと批判的な含みを持ちやすい
- 幅広い「恩恵」ならbenefit fromが自然
まずはThe company profits from online sales.(その会社はオンライン販売から利益を得ています)のような、利益の源が明確な文から練習してみましょう。
ほかの表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









