
well-offは、「裕福な」「経済的に余裕がある」という意味の形容詞です。ただ単に大金持ちというより、暮らしに困らず、金銭面で安定しているというニュアンスでよく使われます。
この記事では、be well offとa well-off familyの語順、ハイフンの考え方、rich・wealthy・better offとの違いを、自然な例文とともに解説します。
Contents
well-offの意味は「裕福な・経済的に余裕がある」
well-offは、人や家族などが十分なお金や資産を持ち、快適に暮らせる状態を表します。
- Her family is well off.
彼女の家族は裕福です。 - They are quite well off.
彼らはかなり経済的に余裕があります。 - He grew up in a well-off family.
彼は裕福な家庭で育ちました。
日本語訳は「裕福な」が基本ですが、文脈によっては「暮らし向きがよい」「経済的に恵まれている」「お金に余裕がある」とすると自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
wellとoffから意味を理解する考え方
このoffは、単純に「離れて」という意味だけで考えると分かりにくいでしょう。be well offは、もともと「よい状態に置かれている」という感覚を持つ表現です。
現在は特に、金銭面でよい状態にあることを表す定型表現として定着しています。そのため、一語ずつ直訳するより、well off=暮らし向きがよいとまとまりで覚えるのが実用的です。
be well offとa well-off familyの語順
well-offは、be動詞の後ろにも名詞の前にも置けます。
be well off:主語の状態を説明する
- My aunt is well off.
私のおばは経済的に余裕があります。 - Are they well off?
彼らは裕福なのですか。
a well-off+名詞:どのような人・家庭か説明する
- a well-off couple
裕福な夫婦 - a well-off neighborhood
裕福な人が多く住む地域 - well-off customers
経済的に余裕のある顧客
名詞の前では、複数の語が一つの形容詞として働くことを示すため、well-off familyのようにハイフンを入れるのが基本です。
be動詞の後ろではwell offとハイフンなしで書く形が広く使われます。一方、辞書や媒体によってはbe well-offとハイフンを残す表記も見られます。迷ったら、名詞の前はハイフンあり、be動詞の後ろはwell offと覚えると使いやすいでしょう。

日常会話や仕事で使う自然な例文
家庭・暮らし
- We weren’t well off when I was a child.
私が子どものころ、家は裕福ではありませんでした。 - She seems well off, but she is careful with money.
彼女は裕福そうですが、お金の使い方は慎重です。 - They became well off after years of hard work.
彼らは長年努力した末、経済的に豊かになりました。
仕事・顧客
- The service is aimed at well-off travelers.
そのサービスは経済的に余裕のある旅行者を対象としています。 - It’s a well-off area with many expensive restaurants.
そこは高級レストランが多い裕福な地域です。 - Most of their clients are fairly well off.
顧客の多くは比較的経済的に余裕があります。
人間関係
- I didn’t know he came from a well-off family.
彼が裕福な家庭の出身だとは知りませんでした。 - Being well off doesn’t always make people happy.
裕福だからといって、必ずしも幸せになるわけではありません。
well-offとrichの違い
richは「金持ちの」という最も直接的な表現です。大きな財産や高い収入を持つことをはっきり伝えます。
well-offは、richより少し控えめで、「不自由なく暮らせる」「生活に余裕がある」という安定した状態に焦点があります。
- He is rich.
彼はお金持ちです。(財産が多いことを直接表す) - He is well off.
彼は経済的に余裕があります。(暮らし向きのよさを表す)
ただし、境界が厳密に決まっているわけではありません。会話では同じ人をrichともwell offとも表せますが、well offのほうが少し遠回しで穏やかです。
well-offとwealthyの違い
wealthyも「裕福な」ですが、資産を多く持つことを表す、やや改まった語です。報道・ビジネス・統計などでもよく使われます。
- wealthy investors
富裕な投資家 - a wealthy country
豊かな国 - a well-off family
暮らしに余裕のある家庭
人について日常的に柔らかく言うならwell off、資産の多さを客観的・改まった調子で言うならwealthyが合いやすいでしょう。
well offとbetter offの違い
better offはwell offの単純な強調ではありません。「以前より」「ほかの選択肢より」状況がよいという比較を表します。お金以外の生活・健康・人間関係にも使えます。
- We’re better off than we were last year.
私たちは昨年より暮らし向きがよくなっています。 - You’d be better off taking the train.
電車で行ったほうがよいでしょう。 - She is better off without that stressful job.
彼女はそのストレスの多い仕事を辞めて、以前よりよい状態です。
well offは主に「経済的に余裕がある」、better offは「比較すると状況がよい」と区別しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる程度表現
well offの前には、程度を表す副詞を置けます。
- quite well off:かなり裕福な
- fairly well off:比較的裕福な
- very well off:とても裕福な
- not particularly well off:特に裕福というわけではない
- They’re not rich, but they’re fairly well off.
彼らは大金持ちではありませんが、比較的ゆとりがあります。
日本人が間違えやすいポイント
well-ofと書かない
正しい形はwell-offで、offのfは2つです。
wealthyを「健康な」と混同しない
wealthyはwealth(富)からできた語で「裕福な」です。「健康な」はhealthyです。
人のお金について使うときは配慮する
well offはrichより穏やかですが、相手の財産状況を直接評価する表現には変わりありません。本人にAre you well off?と尋ねると踏み込みすぎることがあります。第三者の説明や一般論で使うほうが自然です。
簡単な英語で言い換えるなら
well-offが出てこなくても、次の基本語で十分説明できます。
- They have enough money to live comfortably.
彼らには快適に暮らせるだけのお金があります。 - She doesn’t have to worry much about money.
彼女はお金についてあまり心配する必要がありません。 - His family has a lot of money.
彼の家族はたくさんお金を持っています。 - They live a comfortable life.
彼らは余裕のある生活をしています。
反対に、収入の範囲で生活費を工面する表現は、make ends meetの意味と使い方で詳しく解説しています。
関連表現
- affluent:富裕な。地域・社会層にもよく使う改まった語
- comfortable:経済的に不自由のない
- prosperous:経済的に繁栄している
- loaded:大金持ちの(非常にくだけた表現)
- hard up:お金に困っている
お金に関する定番表現をまとめて学びたい方は、お金の英語イディオム18選も参考にしてください。
まとめ
- well-offは「裕福な・経済的に余裕がある」
- richより控えめで、快適に暮らせる安定した状態を表しやすい
- 名詞の前ではa well-off familyのようにハイフンを入れる
- be動詞の後ろではbe well offが広く使われる
- better offは「以前・他より状況がよい」という比較表現
- 出てこなければhave enough moneyやlive comfortablyで言い換えられる
ほかの表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









