quite a bitの意味は?「かなり」になる理由・使い方とquite a fewとの違い

quite a bitの意味・使い方・似た表現との違いを解説するアイキャッチ画像

英語の会話で quite a bit と聞くと、「bitは“少し”だから、ほんの少しという意味かな?」と思うかもしれません。

ところが、quite a bitは「かなり」「相当」「ずいぶん」という意味です。

I’ve improved quite a bit. なら、「私は少しだけ上達した」ではなく「私はかなり上達した」となります。この記事では、quite a bitの意味、語順、自然な使い方、そしてquite a fewやquite a lotとの違いを、会話で使える例文とともに整理します。

quite a bitの基本的な意味

quite a bit は、量や程度が小さくないことを表す会話的な表現です。文脈に応じて、次のように訳せます。

  • かなり
  • 相当
  • ずいぶん
  • かなりの量

たとえば、変化の程度を表すときは「かなり」、時間やお金などの量を表すときは「かなりの量」と考えると分かりやすいでしょう。

  • She has changed quite a bit.
    彼女はかなり変わりました。
  • We talked quite a bit last night.
    昨夜はかなりたくさん話しました。
  • This repair will cost quite a bit.
    この修理にはかなりお金がかかりそうです。

フォーマルすぎず、くだけすぎもしないため、日常会話ではとても使いやすい表現です。ただし、正式な報告書などでは considerablysignificantly が選ばれることもあります。

なぜa bitが「少し」なのにquite a bitは「かなり」になる?

a bit だけなら「少し」です。

  • I’m a bit tired.
    少し疲れています。

一方、quite には、後ろの言葉を「かなり」「相当に」と強める働きがあります。そのため、quite + a bit は「少しの量がかなりある」から、全体として「かなり」「かなりの量」という意味になります。

a bitは少し、quite a bitはかなりという意味の違いを示す解説図

日本語にすると逆転して見えますが、quiteがa bitを強め、想像以上にまとまった量・程度を示していると考えると理解しやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

a bitだけなら「少し」ですが、quite a bitまでを一つのかたまりとして「かなり」と覚えるのが会話では実用的です。単語を一つずつ日本語に置き換えすぎないようにしましょう。

quite a bitの2つの使い方と語順

1.動詞のあとで「かなり」と程度を表す

会話で特によく使われるのが、動作や変化の程度を表す使い方です。多くの場合、動詞や目的語のあとに置きます。

  • I travel quite a bit for work.
    仕事でかなり頻繁に出張します。
  • Sales have increased quite a bit this year.
    今年は売上がかなり伸びました。
  • We see each other quite a bit.
    私たちはかなり頻繁に会います。
  • My listening has improved quite a bit.
    リスニング力がかなり伸びました。

このquite a bitは、簡単に言い換えるなら a lot が便利です。

  • My listening has improved a lot.
    リスニング力がかなり伸びました。

2.「かなりの量」という名詞のように使う

quite a bit自体が「かなりの量」を表し、主語や目的語になることもあります。

  • Quite a bit has changed since my last visit.
    前回来てから、かなり多くのことが変わりました。
  • I learned quite a bit from the workshop.
    その研修からかなり多くのことを学びました。
  • There’s still quite a bit to do.
    まだやることがかなりあります。

数えられない名詞を具体的に続けるときは、quite a bit of + 不可算名詞 の形を使います。

  • It took quite a bit of time.
    かなり時間がかかりました。
  • She has quite a bit of experience.
    彼女にはかなりの経験があります。
  • We spent quite a bit of money on the trip.
    その旅行にはかなりお金を使いました。

quite a bit ofの後ろに複数名詞は置ける?

quite a bit ofの後ろには、基本的に数えられない名詞を置きます。

  • quite a bit of time
  • quite a bit of money
  • quite a bit of work
  • quite a bit of experience

人、メール、質問など、数えられる複数のものを表すなら quite a few + 複数名詞 を使います。

  • Quite a few people joined the event.
    かなり多くの人がイベントに参加しました。
  • I received quite a few emails.
    かなり多くのメールを受け取りました。

詳しい使い分けは、quite a fewの意味と使い方も参考にしてください。

quite a bit・quite a few・quite a lotの違い

表現主な対象
quite a bit程度、または数えられない量quite a bit of time
quite a few数えられる複数のものquite a few questions
quite a lot程度・可算・不可算に幅広く使えるquite a lot of people / work
  • He exercises quite a bit.
    彼はかなり運動します。
  • He has quite a few clients.
    彼にはかなり多くの顧客がいます。
  • He has quite a lot of work today.
    彼は今日かなり仕事があります。

quite a lot は幅広く使える一方、quite a bitは少し控えめで会話的に響くことがあります。話し手が「思ったより多い」「無視できない程度だ」と感じている場面にもよく合います。

日常会話・仕事・旅行で使える例文

日常会話

  • A: Do you cook at home?
    家で料理しますか?
    B: Yeah, quite a bit, actually.
    ええ、実はかなりします。
  • I’ve been sleeping quite a bit lately.
    最近、かなりたくさん寝ています。

仕事

  • The schedule has changed quite a bit.
    スケジュールがかなり変わりました。
  • This project requires quite a bit of coordination.
    このプロジェクトにはかなりの調整が必要です。

恋愛・人間関係

  • We’ve been talking quite a bit lately.
    私たち、最近かなりよく話しています。
  • I miss her quite a bit.
    彼女がいなくて、かなり寂しいです。

海外旅行

  • We walked quite a bit today.
    今日はかなり歩きました。
  • The hotel was quite a bit farther than I expected.
    ホテルは思っていたよりかなり遠くにありました。

日本人が間違えやすいポイント

「ほんの少し」と訳さない

quite a bit を「ほんの少し」と訳すと、程度が反対になってしまいます。

  • I like it quite a bit.
    ○ 私はそれがかなり好きです。
    × 私はそれがほんの少し好きです。

「少し」と言いたいなら、a bitまたはa little bitを使います。

数えられる複数名詞にはquite a few

quite a bit of people は標準的な言い方としては避け、quite a few people または quite a lot of people と言うのが自然です。

not quite a bitとnot quiteは別物

「完全には〜ない」という意味でよく使われるのは not quite です。quite a bitをそのまま否定する感覚とは分けて覚えましょう。

I’m not quite ready.
まだ完全には準備ができていません。

not quiteの意味とalmostとの違いもあわせて確認できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

quite a bitがすぐに出てこなければ、まずはa lotで十分通じます。言い換えを確保してから、会話の中で少しずつquite a bitを使えるようにしていきましょう。

簡単な英語で言い換えるならa lot

quite a bitを思い出せないときは、a lot を使えば、多くの場面で意味を保てます。

  • I travel quite a bit.
    I travel a lot.
    私はかなり旅行します。
  • Things have changed quite a bit.
    Things have changed a lot.
    状況はかなり変わりました。
  • It takes quite a bit of time.
    It takes a lot of time.
    それにはかなり時間がかかります。

まずa lotで内容を伝えられるようにし、より自然な会話の選択肢としてquite a bitを加えるのがおすすめです。

まとめ

  • quite a bit は「かなり・相当・ずいぶん」
  • 動作や変化の程度を表すほか、「かなりの量」という名詞的な使い方もある
  • quite a bit of + 不可算名詞 で「かなりの〜」
  • 数えられる複数名詞には quite a few を使う
  • 簡単に言い換えるなら a lot が便利

quite a bitを単語ごとに訳さず、「かなり」という一つのかたまりで覚えてみてください。まずは I use it quite a bit.Things have changed quite a bit. のような短い文から使ってみましょう。

ほかの表現も調べたい方は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。

関連:数量を表す英語表現の使い分け(a lot of・many・much・a few・a little)

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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