rough around the edgesの意味は?「荒削り」の使い方と人に使うときのニュアンス

rough around the edgesの意味・使い方・ニュアンスを示す荒削りな椅子のアイキャッチ画像

rough around the edgesは、「まだ荒削りなところがある」「細部が洗練されていない」「ぶっきらぼうなところがある」という意味です。

重要なのは、単に「悪い」と全面否定する表現ではないことです。人の性格や態度、企画、作品、製品などについて、中身や基本部分には良さがあるものの、外側・細部・見せ方に未完成な部分が残っているという評価を表します。

この記事では、rougharoundthe edgesから意味を理解し、人物・仕事・製品での自然な使い方、失礼になりやすい場面、unpolisheda diamond in the roughとの違いまで整理します。

rough around the edgesの基本的な意味

rough around the edges = 全体は悪くないが、細部が荒削り

よく使われる形はbe rough around the edgesです。

  • The design is still rough around the edges.
    そのデザインはまだ細部が荒削りです。
  • He’s a little rough around the edges, but he has a good heart.
    彼は少しぶっきらぼうですが、心は優しい人です。
  • The app is rough around the edges, but the main idea is excellent.
    そのアプリは細部に未完成なところがありますが、中心となる発想は素晴らしいです。

butで良い点を続ける形が多いのは、「欠点はあるが、価値は認めている」というこの表現の特徴によく合うからです。

しゅみすけ(大山俊輔)

rough around the edges は、相手や物を完全に否定する表現ではありません。「芯は悪くない。ただ、見せ方や細部にはまだ磨く余地がある」という評価です。

なぜ「端のあたりが粗い」で荒削りになるの?

rough:滑らかでない・粗い

roughは、表面がざらざらしている、仕上がりが粗い、行動や言葉遣いが乱暴である、といった状態を表します。

edges:外側の縁・細部

edgeは「端・縁」です。作りかけの木製品なら、中心部分は完成していても、角や縁にささくれが残ることがあります。そのイメージが、人の振る舞いや企画の細部へ広がっています。

rough around the edgesは、「中心まで壊れている」のではなく、周辺や細部に粗さが残るという比喩です。

rough around the edgesを人物・企画・製品の荒削りな細部で示す解説イラスト

人物なら人柄の芯は良いが言葉遣いやマナーが不器用、企画ならアイデアは良いが資料の構成が未完成、製品なら機能するが外観や操作性が十分に磨かれていない、といった状態です。

よく使われる語順と形

be rough around the edges

  • The first version was rough around the edges.
    初版には荒削りな部分がありました。
  • Our plan is rough around the edges, but it’s workable.
    私たちの計画は細部が未完成ですが、実行は可能です。

a little / a bit rough around the edges

a littlea bitを加えると批判を和らげられます。人物について話すときには特に自然です。

  • She can be a bit rough around the edges.
    彼女は少しぶっきらぼうなところがあります。
  • The hotel is a little rough around the edges, but it’s clean and comfortable.
    そのホテルは少し古びて荒削りなところがありますが、清潔で快適です。

still rough around the edges

stillを入れると、「改善中だが、まだ仕上げが必要」という意味になります。

The presentation is still rough around the edges.
そのプレゼン資料はまだ細部を整える必要があります。

look / feel rough around the edges

  • The website looks rough around the edges.
    そのウェブサイトは見た目にまだ荒削りです。
  • The dialogue feels rough around the edges.
    その台詞回しは少しぎこちなく感じます。

人に使うときの意味と注意点

人についてrough around the edgesと言う場合、次のような粗さを指すことがあります。

  • 言い方がぶっきらぼう
  • 礼儀やマナーが洗練されていない
  • 服装や見た目が整っていない
  • 社交的な場で不器用
  • 育ちの粗野さを感じさせる
  • He’s rough around the edges, but you can always count on him.
    彼は少し無骨ですが、いつでも頼りになる人です。
  • She seemed rough around the edges at first, but she was very kind to me.
    彼女は最初ぶっきらぼうに見えましたが、私にはとても親切でした。
  • He may be rough around the edges, but he treats everyone fairly.
    彼は無骨なところがあるかもしれませんが、誰に対しても公平です。

良い点を一緒に伝えれば、愛情や理解を含む評価にもなります。しかし、本人に直接You’re rough around the edges.と言うと、「品がない」「洗練されていない」という批判に聞こえる可能性があります。

本人へのフィードバックなら、Your message could sound a little softer.(もう少し柔らかい言い方にできそうです)のように、改善点を具体的に伝えるほうが安全です。

企画・作品・製品で使う例文

仕事・企画

  • The proposal is rough around the edges, but the strategy is solid.
    その提案書は細部が荒削りですが、戦略はしっかりしています。
  • This is just a first draft, so it’s still rough around the edges.
    これは初稿なので、まだ荒削りです。
  • The concept is strong, even though the execution is rough around the edges.
    実行面には荒さがありますが、コンセプトは優れています。

アプリ・ウェブサイト

  • The new app is useful, but it’s rough around the edges.
    新しいアプリは便利ですが、細部に未完成なところがあります。
  • The interface feels rough around the edges on mobile.
    モバイルでは、インターフェースがまだ洗練されていない感じがします。

映画・文章・音楽

  • The film is rough around the edges, but it has real energy.
    その映画には荒削りな部分がありますが、本物の勢いがあります。
  • Her writing was rough around the edges but full of fresh ideas.
    彼女の文章は荒削りでしたが、新鮮な発想にあふれていました。

店・ホテル・家

  • The café is rough around the edges, but it has a lot of charm.
    そのカフェは少し古びて整っていませんが、とても魅力があります。
  • The apartment is rough around the edges and needs some repairs.
    その部屋はあちこち傷んでいて、いくらか修理が必要です。

rough around the edgesと似た表現の違い

rough:粗い・乱暴な

roughだけでは、表面、状況、人の態度などが単純に「粗い・乱暴・厳しい」という意味になります。

  • He was rough with the equipment.
    彼は機材を乱暴に扱いました。
  • He’s rough around the edges.
    彼は無骨なところがあります。

rough around the edgesには「粗さが全体ではなく一部に残る」という含みがあります。

unpolished:磨かれていない・洗練されていない

unpolishedも近い意味ですが、やや直接的で説明的です。プレゼン、文章、演技、話し方などに使えます。

Her presentation was unpolished but convincing.
彼女のプレゼンは洗練されてはいませんでしたが、説得力がありました。

unfinished:完成していない

unfinishedは文字どおり未完成であり、使用や公開ができる段階かどうかとは別問題です。rough around the edgesは、基本部分はすでに機能していて、改善すべき細部が残る場合にも使えます。

a diamond in the rough:磨けば光る人・物

a diamond in the roughは、今は洗練されていないものの、隠れた才能や大きな将来性がある人・物を指します。

  • He’s a diamond in the rough.
    彼は磨けば光る逸材です。
  • He’s rough around the edges.
    彼には無骨で洗練されていない面があります。

前者は「隠れた価値・潜在力」に注目し、後者は「現在残っている粗さ」に注目します。

room for improvement:改善の余地がある

room for improvementは丁寧で中立的なフィードバックです。rough around the edgesは、細部がまだ磨かれていない様子をより具体的・比喩的に描きます。

詳しくはroom for improvementの意味と使い方で解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

edgeは複数形edgesが基本

定型表現としてrough around the edgesと複数形で覚えましょう。

  • rough around the edges
  • × rough around the edge

「危険人物」という意味ではない

人に使うと無骨さや粗野さを表しますが、必ずしも暴力的・危険という意味ではありません。言葉遣い、服装、マナーなどの「洗練されていない部分」を指すことが多い表現です。

誉め言葉だけではない

「荒削りで魅力的」と好意的に使うこともありますが、基本的には欠点への言及を含みます。声の調子や後に続く内容で評価が変わります。

  • rough around the edges, but talented:荒削りだが才能がある
  • too rough around the edges for this role:この役割には粗野すぎる

この表現が出てこないときの簡単な言い換え

rough around the edgesを思い出せなくても、何が良くて何が未完成なのかを分ければ伝えられます。

  • The main idea is good, but some details need work.
    中心のアイデアは良いですが、一部の細部には手直しが必要です。
  • It is not perfect yet.
    まだ完璧ではありません。
  • It works, but we need to make it better.
    機能はしますが、もっと良くする必要があります。
  • He is kind, but sometimes he sounds rude.
    彼は親切ですが、ときどき言い方が失礼に聞こえます。
  • The product is good, but the design needs more work.
    製品は良いですが、デザインにはさらに改善が必要です。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現が出てこなければ、「良い部分」と「直す部分」をbutでつなぎましょう。The idea is good, but some details need work.なら、評価を具体的かつ分かりやすく伝えられます。

会話で使ってみよう

A: What did you think of the new employee’s presentation?
A:新入社員のプレゼン、どう思った?

B: It was a little rough around the edges, but the main idea was strong.
B:少し荒削りだったけど、中心のアイデアはしっかりしていたよ。

A: So you think she has potential?
A:じゃあ、将来性はあると思う?

B: Definitely. She just needs more practice.
B:もちろん。あとは練習を重ねればいいだけだよ。

欠点を認めながら、全体の価値や将来性も評価するrough around the edgesらしい会話です。

まとめ

rough around the edgesは、「荒削りなところがある」「細部が洗練されていない」という意味です。

  • 中身や基本部分は悪くないが、外側・細部に粗さが残る
  • 人、企画、作品、製品、店など幅広く使える
  • a littlea bitで批判を和らげられる
  • 人に直接使うと失礼になる可能性がある
  • a diamond in the roughは潜在力、rough around the edgesは現在の粗さに注目
  • 簡単に言うならThe main idea is good, but some details need work.

ほかの実用的な表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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