
「紹介する」は英語で introduce が基本ですが、日本語の「紹介する」は意味が広いため、どんな場面でも introduce になるわけではありません。人同士を引き合わせるなら introduce、発表者や作品を正式に紹介するなら present、記事や番組で取り上げるなら feature、専門家や窓口につなぐなら refer が自然です。
難しい単語が出ないときは、This is my coworker, Emi.(こちらは同僚のエミです)、Let me tell you about this product.(この商品についてお話しします)、You should talk to our support team.(サポートチームに相談するとよいです)のように、知っている単語へ分ければ伝えられます。
Contents
「紹介する」の英語早見表
| 表現 | 中心の意味 | 主な場面 |
|---|---|---|
| introduce | 初対面の人を引き合わせる/初めて知らせる | 人、自己紹介、新商品 |
| present | 人・作品などを正式に紹介する | 司会、発表、授賞式 |
| feature | 記事・番組などで特集して紹介する | ウェブ、雑誌、動画 |
| refer | 適切な専門家・窓口へつなぐ | 医療、仕事、顧客対応 |
| recommend | よいと思う人・物を勧める | 店、商品、人材 |
| show | 見せながら簡単に紹介する | 場所、物、使い方 |

introduce:人を引き合わせる・初めて知らせる
introduce は、人同士を初めて会わせたり、新しい人・物・考えを相手に知らせたりするときの基本表現です。
Let me introduce you to my manager.
上司をご紹介します。
I’d like to introduce our new team member, Sara.
新しいチームメンバーのサラをご紹介します。
The company introduced a new service last month.
その会社は先月、新しいサービスを紹介しました/導入しました。
人を紹介する基本形は introduce A to B(AをBに紹介する)です。語順を反対にしないようにしましょう。
present:司会者が人・作品を正式に紹介する
present は、観客や参加者の前で、発表者・出演者・作品などを正式に紹介するときに使います。「お披露目する」「皆さまにご紹介します」に近い表現です。
It’s my pleasure to present today’s guest speaker.
本日のゲストスピーカーをご紹介でき光栄です。
The host presented the award-winning designer.
司会者は受賞したデザイナーを紹介しました。
Today, I’ll present our latest project.
本日は最新のプロジェクトをご紹介します。
プレゼンで内容を「紹介する」は、詳しく説明する意味も含めて present が自然です。
feature:記事・番組・SNSで取り上げて紹介する
feature は、ウェブ記事・雑誌・テレビ番組・動画などが、人や商品を目立つ形で取り上げるときに使います。
Our website features local women entrepreneurs.
当社サイトでは地元の女性起業家を紹介しています。
This article features five useful travel apps.
この記事では便利な旅行アプリを5つ紹介しています。
The product was featured in a popular magazine.
その商品は人気雑誌で紹介されました。
単に名前を出す mention よりも、feature は中心的に取り上げるニュアンスがあります。
refer:専門家・担当者・窓口につなぐ
refer は、相手の目的に合う専門家や担当窓口を紹介し、そちらへつなぐ表現です。
My doctor referred me to a specialist.
医師が私を専門医に紹介しました。
I’ll refer you to our sales team.
営業チームにおつなぎします。
A client referred her to us.
ある顧客が彼女を私たちに紹介してくれました。
refer A to B は「AをBへ紹介する・回す」です。病院だけでなく、社内の担当者や取引先をつなぐ場面にも使えます。
recommend:「よい」と勧めて紹介する
recommend は、知識や経験をもとに「この人・物がよい」と勧める表現です。人同士を実際に引き合わせる introduce とは焦点が異なります。
Can you recommend a good accountant?
よい会計士を紹介してもらえますか。
I recommend this café to anyone visiting Kyoto.
京都を訪れる人にはこのカフェをおすすめします。
日本語の「よい人を紹介して」は、状況によって recommend someone(候補を勧める)または introduce me to someone(実際に会わせる)になります。
show:見せながら簡単に紹介する
show は初心者にも使いやすい言葉です。場所を案内したり、物や使い方を見せたりする「紹介する」に合います。
Let me show you our new office.
新しいオフィスをご紹介します/ご案内します。
I’ll show you how this app works.
このアプリの使い方をご紹介します。
Can I show you some of our best-selling items?
人気商品をいくつかご紹介してもよろしいですか。
難しい単語を使わずに「紹介する」と伝える
日本語の「紹介する」が何をすることなのか考え、簡単な動詞へ分けるのがコツです。
- This is my friend, Lisa. — こちらは友人のリサです。
- I want you to meet Ken. — ケンに会ってほしいです。
- Let me tell you about our new service. — 新サービスをご紹介します。
- Here are three good restaurants. — おすすめのレストランを3店紹介します。
- Please talk to Anna. She can help you. — アンナに相談してください。力になれます。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者なら、これでOK!
「紹介する」にぴったりの難しい一語が出てこなくても大丈夫です。まずは This is my friend, Lisa. や I want you to meet Ken. のように、知っている単語へ分解して伝えましょう。短くても、最後まで言い切れば会話はきちんと前へ進みます。
よくある間違い
introduceの語順に注意する
○ I introduced Amy to Ken.
エイミーをケンに紹介しました。
× I introduced to Ken Amy.
introduce + 紹介する人 + to + 紹介先の人 の順です。
自己紹介はintroduce myself
「私は自己紹介しました」は I introduced myself. です。I introduced me. とは言いません。
「記事で紹介する」をいつもintroduceにしない
記事や番組で中心的に取り上げるなら feature、簡単に触れるだけなら mention、内容を説明するなら explain や tell readers about が自然です。
recommendとreferの違い
recommend は「よいと勧める」、refer は「適切な相手へつなぐ」です。推薦と紹介が同時に起こる場面でも、英語では役割を分けて表します。
取引先で同僚を紹介する会話例
A: David, I’d like to introduce you to my colleague, Yuki.
デイビッド、同僚のユキをご紹介します。
B: Nice to meet you, Yuki. What do you do?
はじめまして、ユキ。どんなお仕事をされていますか。
C: Nice to meet you, too. I manage our overseas projects.
こちらこそ、はじめまして。海外プロジェクトを担当しています。
A: Yuki can tell you more about our new service.
新しいサービスについてはユキから詳しくご紹介できます。
B: Great. I’d love to hear about it.
ぜひ聞かせてください。
関連する英語表現
相手を「よい候補」として勧める場合は、「推薦する」は英語で?recommend・nominate・endorseの違いも参考になります。新しい制度やシステムを会社へ取り入れる意味の introduce については、「導入する」は英語で?introduce・adopt・install・bring inの違いで詳しく解説しています。
まとめ
人同士を引き合わせるなら introduce、人や作品を正式に紹介するなら present、記事・番組で取り上げるなら feature、専門家や担当者へつなぐなら refer、よいと思う人・物を勧めるなら recommend が基本です。迷ったときは、「会わせる」「見せる」「話す」「つなぐ」のどれかへ分解すると、This is …、Let me show you …、Let me tell you about … のような簡単な英語で自然に伝えられます。










