「否認する」は英語で?deny・dispute・plead not guiltyの違い

「否認する」は英語で?denyの使い方を解説するアイキャッチ

ニュースやビジネスの記事で見かける「疑惑を否認する」「関与を否認する」。英語ではまず deny が中心ですが、相手の主張に異議を唱えるなら dispute、裁判で罪状を認めないなら plead not guilty と、場面によって表現が変わります。

今回は「否認する」の英語を、フォーマルな表現から初心者でも組み立てやすい簡単な言い方まで整理します。

「否認する」の英語を先に一覧で確認

英語 主なニュアンス よく使う対象
deny 事実ではないと否認する 疑惑・関与・発言・責任
dispute 主張の正しさに異議を唱える 説明・数字・報道・請求
plead not guilty 法廷で無罪を主張する 罪状
say it isn’t true 「本当ではない」と言う 日常の話・うわさ

迷ったら、まずは deny。「否認する」という硬い日本語を、日常英語に言い換えたいときは say it isn’t true でも十分伝わります。

deny:疑惑・関与・責任を「事実ではない」と否認する

deny は、疑いをかけられたことや相手の主張について「それは事実ではない」と否認するときの基本語です。

  • He denied the allegation.
    彼はその疑惑を否認しました。
  • She denied any involvement in the incident.
    彼女はその事件への一切の関与を否認しました。
  • The company denied responsibility for the error.
    会社はそのミスに対する責任を否認しました。
  • He denied that he had shared the information.
    彼はその情報を共有したことを否認しました。

deny + 名詞deny that + 文 のどちらも使えます。「〜したことを否認する」なら deny doing が自然です。

deny doing の形に注意

deny の直後に動作を置く場合は、to不定詞ではなく動名詞を使います。

  • He denied taking the money.
  • × He denied to take the money.

これは日本人が間違えやすいポイントです。ひとかたまりで deny doing と覚えておきましょう。

dispute:相手の主張・数字に「異議を唱える」

dispute は、単に「やっていない」と言うよりも、相手の説明や主張の正確さを争う表現です。ビジネス、報道、契約、請求などでよく使われます。

  • The company disputes the report.
    会社はその報道内容を否認しています。
  • She disputed his version of events.
    彼女は彼の説明に異議を唱えました。
  • We dispute the amount on this invoice.
    私たちはこの請求書の金額に異議があります。

deny は「その事実はない」、dispute は「その主張は正確ではない/争う」という違いです。

plead not guilty:裁判で罪状を否認する

plead not guilty は法律用語で、被告人が法廷で罪状を認めず「無罪」を主張することです。

  • He pleaded not guilty to all charges.
    彼はすべての罪状を否認しました。
  • She plans to plead not guilty.
    彼女は無罪を主張する予定です。

過去形は pleaded(プリーディッド)。ニュースでは pleaded not guilty to the charge の形をよく見かけます。日常の「そんなことしていないよ」には硬すぎるので使い分けましょう。

deny、dispute、plead not guilty、say it isn’t trueの違い
「否認する」は、否認する対象と場面で表現を選びます。

難しい単語が出ないときの簡単な英語

会話中に deny がすぐ出てこなくても大丈夫です。「本当ではないと言った」「自分はしていないと言った」と具体的に説明すれば伝わります。

  • He said it wasn’t true.
    彼は、それは本当ではないと言いました。
  • She said she didn’t do it.
    彼女は、自分はしていないと言いました。
  • They said they weren’t involved.
    彼らは、関与していないと言いました。
  • He said the story was wrong.
    彼は、その話は間違っていると言いました。

初心者のうちは、難しい日本語を一語の英単語に変換しようとせず、誰が・何を・違うと言ったかを短い文に分けるのがコツです。

よくある間違い

1.deny を「人」に直接つなげる

× He denied me.

「私の主張を否認した」なら He denied my claim.。「私が言ったことを否認した」なら He denied what I said. とします。

2.deny と refuse を混同する

deny は「事実ではないと否定する」、refuse は「依頼・提案などを拒む」です。

  • He denied the accusation.(彼は非難・告発内容を否認した)
  • He refused to answer.(彼は回答を拒んだ)

3.否認と反論を同じにする

「していない」「事実ではない」と打ち消すのが否認。「その考えには賛成できない」と理由を示して返すのが反論です。後者は、「反論する」は英語で?disagree・push back・refuteの違いで詳しく紹介しています。

短い英会話で確認

A: Did Mia share the confidential file?
(ミアが機密ファイルを共有したの?)

B: She denies sharing it.
(本人は共有したことを否認しているよ。)

A: What did she say?
(彼女は何て言ったの?)

B: She said she wasn’t involved.
(自分は関与していないと言っていたよ。)

2つ目の答えは deny を使わない初心者向け表現ですが、意味はきちんと伝わっています。

「否認する」「否定する」「反論する」「非難する」の違い

  • 否認する:疑惑・事実・関与を認めない → deny
  • 否定する:考えや発言を「違う」と打ち消す → deny / disagree with / reject
  • 反論する:相手の意見に理由を示して言い返す → disagree / refute / push back
  • 非難する:相手の行為を強く責める → blame / condemn / accuse

「相手を責める」表現まで知りたい方は、「非難する」は英語で?condemn・blame・accuseの違いもあわせてどうぞ。

まとめ

「否認する」の基本は deny です。疑惑や関与を事実ではないと否認するなら deny、相手の主張や数字を争うなら dispute、裁判で罪状を否認するなら plead not guilty を使います。

難しい表現が出ないときは、He said it wasn’t true.She said she didn’t do it. のように、知っている単語で状況を説明すればOK。まずは deny doing の形から、声に出して練習してみてください。

“話せないまま”で終わらないための小さなコツ、知っていますか?


無料3講座で、
① 英語OS
② 骨格とコア単語
③聞ける人・話せる人の頭の中を公開しています。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧