「活用する」は英語で?use・make use of・leverageの違いと簡単な言い方

「活用する」は英語で?と大きく表示した英語学習記事のアイキャッチ

「経験を活用する」「データを活用する」「空き時間を活用する」のように、日本語の活用するは仕事でも日常でもよく使います。英語では基本の use だけで伝えられることも多い一方、使えるものを生かすなら make use of、学んだことを実際に役立てるなら put … to use、機会を最大限に生かすなら make the most of が自然です。ビジネスでは leverage も使われます。

この記事では、「活用する」を場面別に言い分ける方法を、初心者でも使える簡単な英語とともに紹介します。

「活用する」の英語表現・早見表

表現 中心のニュアンス よく使う対象 初心者向けの簡単な言い方
use 使う・活用する 道具、情報、方法、アプリ use it
make use of 使えるものをうまく利用する 時間、設備、情報、制度 use what we have
put … to use 知識や能力を実際に役立てる 経験、知識、スキル use it in real work
make the most of 最大限に生かす 機会、時間、状況 use it as much as possible
leverage 強みを戦略的に活用する データ、人脈、技術、経験 use it to get a better result
apply 知識や方法を当てはめて使う 知識、技術、ルール use what you learned

迷ったら、まずは use を使えば大きく外しません。「ただ使う」より「価値を引き出す」ことを強調したいときに、ほかの表現へ言い換えましょう。

「利用する」と「活用する」は英語でどう違う?

日本語では、「利用する」はサービス・施設・物などを使うこと、「活用する」は持っているものを生かして成果につなげることに重点があります。ただし、英語ではどちらも use で自然に言える場面が多く、毎回別の単語に訳す必要はありません。

  • I use this app every day.
    私は毎日このアプリを利用しています。
  • We use customer feedback to improve our service.
    私たちはサービス改善に顧客の声を活用しています。

同じ use でも、後ろに「何のために使うか」を足せば活用の意味が伝わります。施設・サービス・制度などの「利用する」を詳しく知りたい方は、「利用する」の英語表現も参考にしてください。

use:最も簡単で幅広く使える

use は「使う」の基本語で、道具だけでなく情報・経験・方法などを活用する場合にも使えます。難しい単語を無理に選ぶより、use の後ろに目的を足すほうが自然でわかりやすいこともあります。

  • We use data to make better decisions.
    私たちはより良い判断をするためにデータを活用しています。
  • Use your experience to solve the problem.
    経験を活用して、その問題を解決してください。
  • She uses social media to promote her business.
    彼女は事業の宣伝にSNSを活用しています。

初心者なら、Use this information.(この情報を使ってください)、We can use it for the project.(プロジェクトに使えます)のように言えば十分です。

make use of:手元にあるものをうまく使う

make use of は、すでに利用できる時間・場所・情報・制度などを無駄にせず活用する表現です。単なる use よりも「使えるものを生かす」響きがあります。

  • Let’s make use of the empty meeting room.
    空いている会議室を活用しましょう。
  • We should make better use of customer feedback.
    顧客の声をもっと活用すべきです。
  • She made good use of her time on the train.
    彼女は電車での時間をうまく活用しました。

簡単に言うなら、Let’s use what we have.(今あるものを使いましょう)に分解できます。

put … to use:知識・経験・スキルを実際に役立てる

put … to use は、持っている知識や技術を実際の仕事や行動で役立てるときにぴったりです。「知っているだけで終わらせず、使える形にする」というニュアンスがあります。

  • It’s time to put your English skills to use.
    英語力を実際に活用するときです。
  • She put her marketing experience to good use.
    彼女はマーケティング経験をうまく活用しました。
  • We can put this knowledge to use immediately.
    この知識はすぐに活用できます。

難しければ、Use what you learned.(学んだことを使ってください)や Use it in your work.(仕事で使ってください)と言えます。

use・make use of・put to use・make the most of・leverageの違いを示す比較イラスト
use は幅広い「使う」、make use of は手元の資源、put to use は知識や技術、make the most of は機会、leverage は強みの戦略的活用に向きます。

make the most of:機会や時間を最大限に活用する

make the most of は、限られた時間・機会・状況から、できるだけ多くの価値を得る表現です。旅行、研修、休日、出会いなどにも自然に使えます。

  • Let’s make the most of this opportunity.
    この機会を最大限に活用しましょう。
  • I want to make the most of my time abroad.
    海外での時間を最大限に生かしたいです。
  • We made the most of the limited budget.
    私たちは限られた予算を最大限に活用しました。

初心者なら、Let’s use this chance.(この機会を生かしましょう)や Let’s do as much as we can.(できるだけやりましょう)でも気持ちを伝えられます。

leverage:強みを戦略的に活用する

leverage は、データ・経験・技術・人脈などの強みを使い、より良い結果につなげるビジネス表現です。便利ですが、日常会話では少し堅く聞こえるため、初心者は use で言い換えても問題ありません。

  • We can leverage our network to find new clients.
    人脈を活用して新規顧客を見つけられます。
  • The company leverages data to improve its products.
    その会社は製品改善にデータを活用しています。
  • She leveraged her experience to lead the project.
    彼女は経験を活用してプロジェクトを率いました。

We use our network to find new clients. のように use に置き換えると、同じ内容をもっと簡単に言えます。

apply:学んだ知識や方法を活用する

apply は「適用する」という意味で、学んだこと・技術・ルールなどを特定の場面に当てはめて使うときに向いています。

  • Try to apply what you learned today.
    今日学んだことを活用してみてください。
  • We applied the same method to a new project.
    新しいプロジェクトにも同じ方法を活用しました。
  • She applies her design skills to her work.
    彼女はデザインの技術を仕事に活用しています。

よくある間違い

× utilize を何にでも使う

utilize にも「活用する」という意味がありますが、日常会話では堅く、use で十分な場面が多くあります。Please utilize this pen. より Please use this pen. が自然です。

× leverageを日常の小さな物に使う

leverage は強みや資源を戦略的に使うビジネス語です。「このペンを活用して」は Use this pen. と言いましょう。

× make useを単独で使う

「〜を活用する」は通常 make use of + 名詞 です。

× We made use this room.
We made use of this room.

× put to useの語順を崩す

put + 活用するもの + to use の順です。

Put your skills to use.
スキルを活用してください。

場面別の会話例

仕事で顧客データを活用する

A: We have a lot of customer data, but we aren’t using it well.
B: Let’s use it to understand what our customers need.
A: Good idea. We can put the survey results to use first.
B: Yes. Let’s start with the latest report.

日本語:
A:顧客データはたくさんありますが、うまく活用できていません。
B:お客様が何を必要としているか理解するために使いましょう。
A:いいですね。まずアンケート結果を活用できます。
B:はい。最新の報告書から始めましょう。

学んだ英語を実際に活用する

A: I’ve studied English for a long time, but I rarely speak it.
B: Why don’t you put your English to use at work?
A: I could start with short emails.
B: Exactly. Use what you know.

日本語:
A:長く英語を勉強していますが、話す機会がほとんどありません。
B:仕事で英語を活用してみたらどうですか?
A:短いメールから始められそうです。
B:そのとおり。知っている英語を使いましょう。

活用するものを新しく組織へ取り入れる段階なら、「導入する」の英語表現もあわせて読むと、adopt・install・implementとの違いを整理できます。

まとめ:「何を、どのように生かすか」で選ぶ

  • 幅広く「使う・活用する」:use
  • 手元にある資源をうまく使う:make use of
  • 知識やスキルを実際に役立てる:put … to use
  • 機会や時間を最大限に生かす:make the most of
  • 強みを戦略的に使う:leverage
  • 学んだ知識や方法を当てはめる:apply

難しい表現が出てこないときは、まず use を使いましょう。Use what we have.(今あるものを使いましょう)、Use what you learned.(学んだことを使いましょう)、Use it to get a better result.(より良い結果のために使いましょう)のように、知っている単語へ分解すれば「活用する」の意味を自然に伝えられます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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