「退職を勧められる」は英語で?asked・encouraged・pressured to resignの違い

「退職を勧められる」は英語で何と言うかを紹介するアイキャッチ

「退職を勧められる」「退職勧奨を受ける」は、英語では状況に応じて次のように言えます。

  • I was asked to resign.
    退職するよう求められました。
  • My company suggested that I resign.
    会社から退職を勧められました。
  • I was encouraged to resign.
    退職するよう促されました。
  • I was pressured to resign.
    退職するよう圧力をかけられました。

「勧められた」の強さによって、ask・suggest・encourage・pressureを使い分けるのがポイントです。この記事では自然な表現を紹介すると同時に、それを忘れたとき、知っている簡単な英語で何が起きたかを伝える方法も考えます。

「退職を勧められる」はI was asked to resign

最も広く使いやすい表現は、be asked to resign です。

  • I was asked to resign.
    退職するよう求められました。
  • My manager asked me to resign.
    上司から退職するよう求められました。
  • She was asked to resign from her position.
    彼女はその役職を辞任するよう求められました。
  • The company asked him to submit his resignation.
    会社は彼に辞表を提出するよう求めました。

ask someone to do は「人に〜するよう頼む・求める」という基本構文です。退職の話し合いだったのか、事実上拒めない要求だったのかは、前後の文脈で伝えます。

suggest that I resignは「退職を提案された」

suggest that I resign は、会社や上司が退職を選択肢として提案したことを表します。

  • My boss suggested that I resign.
    上司から退職を勧められました。
  • They suggested that it might be time for me to leave.
    そろそろ退職する時期ではないかと言われました。
  • The company suggested a voluntary resignation.
    会社から自主退職を提案されました。

suggest は文法上、suggested that I resign のようにresignを原形で置けます。suggested me to resign とは通常言わない点に注意しましょう。

encouraged・pressured・forcedの強さ

会社からどの程度強く退職を求められたかによって表現が変わります。

  • encourage:退職する方向へ促す
  • pressure:心理的・組織的な圧力をかける
  • force:実質的に選択肢がないほど強制する

I was encouraged to resign.
退職するよう促されました。

I felt pressured to resign.
退職するよう圧力をかけられていると感じました。

I was forced to resign.
退職を余儀なくされました。

force は非常に強い表現です。単に提案を受けただけなら使わず、本人の意思に反して辞めざるを得なかった場合に使います。

resignの発音とコアイメージ

resign は「リザイン」に近く、後半のsignを強く発音します。名詞のresignationは「レジグネイション」に近い音です。

resign は、自分の意思を示して職や役職を離れることを表します。そのため、会社が直接解雇するfiredismissとは視点が異なります。

退職勧奨と解雇は同じではない

英語でも、「退職するよう求められた」ことと「会社から解雇された」ことは分けて表します。

  • I was asked to resign.
    退職するよう求められました。
  • I agreed to resign.
    退職することに同意しました。
  • I was fired.
    解雇されました。
  • I was laid off.
    会社都合の人員削減で職を失いました。

asked to resign の段階では、本人が実際に退職へ同意したとは限りません。結果まで伝えたいなら、次の文を加えます。

I was asked to resign, but I didn’t agree.
退職を求められましたが、同意しませんでした。

I was asked to resign, and I accepted the offer.
退職を求められ、その提案を受け入れました。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

「退職を勧められた」と「解雇された」は同じではありません。会社が辞めてほしいと言っただけならI was asked to resign.、会社が雇用を終了させたならI was fired.のように、誰が最終的に退職を決めたのかを意識しましょう。

遠回しに退職を勧められたときの英語

実際の面談では、会社が直接Please resign.と言わず、遠回しな表現を使うこともあります。

  • They said I should consider other opportunities.
    ほかの機会を検討すべきだと言われました。
  • My boss said the role might not be a good fit for me.
    この役職は私に合っていないかもしれないと上司に言われました。
  • They asked me to think about my future with the company.
    会社での今後について考えるよう言われました。
  • They offered me a separation package.
    退職条件を提示されました。

日本語の「肩たたき」に完全一致する一語を探すより、相手が実際に何を言ったのかを英語にしたほうが、状況は正確に伝わります。

退職条件を提示されたときの表現

  • The company offered me a severance package.
    会社から退職条件を提示されました。
  • They offered me three months’ salary.
    給与3か月分を提示されました。
  • They asked me to leave by the end of the month.
    月末までに退職するよう求められました。
  • I asked for time to think about it.
    考える時間がほしいと伝えました。
  • I didn’t sign anything that day.
    その日は何にも署名しませんでした。

severance package は、退職時に提示される金銭や条件のまとまりを指します。単に「辞めてほしい」と言われたことと、具体的な条件を提示されたことを分けて説明できます。

面接で退職理由を説明する例文

  • The company asked me to resign during a restructuring.
    組織再編の際、会社から退職を求められました。
  • My position was being eliminated.
    私のポジションが廃止されることになっていました。
  • We discussed a mutual separation.
    会社と合意退職について話し合いました。
  • I accepted a separation package and left the company.
    退職条件を受け入れて会社を辞めました。
  • I’m now looking for a role where I can use my experience.
    現在は経験を活かせる仕事を探しています。

英語日記・独り言で使える例文

  • I had a difficult meeting with my manager today.
    今日、上司と難しい面談がありました。
  • He asked me to consider resigning.
    上司から退職を検討するよう言われました。
  • I was shocked and didn’t know what to say.
    ショックで何と言えばよいか分かりませんでした。
  • I asked for a few days to think.
    数日考える時間を求めました。
  • I talked to my family about it.
    そのことを家族に相談しました。
  • I haven’t made a decision yet.
    まだ決断していません。

I was encouraged to resignを簡単な英語へ分解するしゅみすけ式の図解

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

resignencouragepressureといった単語が出てこなくても、「退職勧奨」に対応する英単語を探し続ける必要はありません。面談で何を言われたかへ戻します。

  1. 誰が言った?
    会社・上司
  2. 何と言った?
    会社を辞めてほしい
  3. 自分はどうした?
    考える時間を求めた・同意した・断った

My company said, “We want you to leave.”
会社から「辞めてほしい」と言われました。

My boss said, “We think you should find another job.”
上司から「別の仕事を探したほうがよいと思います」と言われました。

They wanted me to leave the company, but I didn’t say yes.
会社は私に辞めてほしがっていましたが、私は同意しませんでした。

They gave me money and asked me to leave.
会社はお金を提示し、退職するよう求めました。

company、boss、say、want、leave、job、give、moneyという基本語だけでも、何が起きたかを十分説明できます。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

「退職勧奨」の英訳が出てこなくても、会社が実際に言った言葉を再現すれば大丈夫です。My company said, “We want you to leave.”なら、say・want・leaveだけで状況の核心を伝えられます。

まとめ:「退職を勧められる」は強さに合わせて言い分ける

  • 退職するよう求められる:be asked to resign
  • 退職を提案される:My company suggested that I resign.
  • 退職する方向へ促される:be encouraged to resign
  • 退職するよう圧力をかけられる:be pressured to resign
  • 退職を余儀なくされる:be forced to resign
  • 簡単に言い換える:My company said, “We want you to leave.”

自然な表現は、会社からの働きかけの強さに合わせて選びます。ただ、忘れても相手が何を言ったかへ戻せば、簡単な基本語だけで英語を止めずに説明できます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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