
「退職する」は、日常会話なら quit my job または leave my job がよく使われます。
I decided to quit my job.
仕事を辞めることにしました。
I’m leaving my job at the end of this month.
今月末で退職します。
会社へ正式に辞表を出す「辞職する」なら resign、定年などで仕事人生を終える「引退・定年退職」なら retire です。
この記事では、それぞれの自然な使い分けを紹介します。ただ、ぴったりの表現を忘れても大丈夫です。I don’t work there anymore.(もうそこで働いていません)と今の状態を言えば、退職したことは十分に伝わります。
Contents
退職するは quit my job が分かりやすい
quit は「自分の意思でやめる」という意味です。仕事を辞めるなら quit my job と言います。
- I quit my job.
仕事を辞めました。 - I’m going to quit my job.
仕事を辞めるつもりです。 - I decided to quit my job.
仕事を辞めることにしました。 - She quit her job last month.
彼女は先月、仕事を辞めました。
quit の過去形も quit です。quitted にはしません。
なお、I quit. だけでも「辞めます」「もうやめた」という意味になります。仕事の話をしていることが明らかな場面なら通じますが、突然言うと「何を辞めるのか」が分かりにくいため、初心者は my job まで言うと安心です。
quit・leave・resign・retireの違い
| 表現 | 中心的な意味 | 主な場面 |
|---|---|---|
| quit my job | 自分の意思で仕事を辞める | 日常会話、率直な言い方 |
| leave my job / company | 仕事・会社を離れる | 中立的で柔らかい説明 |
| resign | 役職・職務を正式に辞する | ビジネス、書面、報道 |
| retire | 定年などで職業生活を終える | 定年退職、引退 |
quit my job|自分から仕事を辞める
quit は会話的で直接的です。「嫌になって辞めた」という強い響きになることもありますが、必ずしも感情的な退職を意味するわけではありません。
- I quit my job to start my own business.
起業するために仕事を辞めました。 - He quit because he wanted a new challenge.
彼は新しい挑戦を求めて退職しました。
leave my job|仕事を離れる
leave は「その場所・組織から離れる」が中心です。退職理由や感情を強く出さず、中立的に伝えられます。
- I’m leaving my job next month.
来月、仕事を辞めます。 - I left the company in June.
6月にその会社を退職しました。 - She’s leaving for a new opportunity.
彼女は新しい機会のために退職します。
社外の相手へ知らせるときは、quit より leave の方が穏やかに聞こえることがあります。
resign|正式に辞職する
resign は、自分の意思で役職や職務を正式に辞する表現です。人事連絡、ニュース、少し改まった会話で使われます。
- I resigned from my position.
役職を辞しました。 - She resigned from the company.
彼女は会社を退職しました。 - He resigned as CEO.
彼はCEOを辞任しました。 - I submitted my resignation yesterday.
昨日、辞表を提出しました。
resign from + 会社・職、resign as + 役職 が基本です。resign my job とは通常言いません。
retire|定年退職・引退する
retire は、一つの会社を辞めて別の会社へ移ることではなく、年齢や長いキャリアの節目に仕事生活を終えることを表します。
- My father retired last year.
父は昨年、退職しました。 - She plans to retire at 65.
彼女は65歳で定年退職する予定です。 - He retired from teaching.
彼は教職を引退しました。
転職のために30代や40代で会社を辞める場合は、通常 retire ではなく quit や leave を使います。
しゅみすけ(大山俊輔)
「会社を辞める」と「仕事を辞める」の違い
日本語ではどちらもよく使いますが、英語では後ろの名詞によって焦点が変わります。
- quit my job:自分の仕事を辞める
- leave my job:仕事を離れる
- leave the company:会社を去る
- resign from the company:会社を正式に退職する
I left my job. と I left the company. はどちらも退職を表せます。前者は自分の仕事、後者は所属していた組織から離れた点に焦点があります。
自主退職・解雇・会社都合は別の英語
「会社を辞めた」と日本語で言っても、自分から辞めたのか、会社の判断で辞めたのかは分かりません。英語では区別が重要です。
自分から辞めた
- I quit my job.
自分から仕事を辞めました。 - I resigned.
辞職しました。
人員削減で解雇された
I was laid off.
会社都合で解雇されました。
lay off は、本人の能力や問題行動より、業績悪化や組織再編による人員削減を表すことが多い表現です。詳しくはlay off・be laid offの意味と使い方をご覧ください。
問題があって解雇された
I was fired.
解雇されました/クビになりました。
fired は、成績・規則違反・問題行動など、個人側の理由が含まれることがあります。自分から辞めたのに I was fired. と言うと意味が大きく変わるので注意しましょう。
退職予定を伝える自然な例文
- I’ve decided to leave the company.
会社を辞めることにしました。 - I’ll be leaving at the end of September.
9月末で退職します。 - My last day will be September 30.
最終出社日は9月30日です。 - I’m leaving to pursue a new opportunity.
新しい機会に挑戦するため退職します。 - I haven’t decided what to do next.
次に何をするかはまだ決めていません。
My last day will be ~. は、「退職する」という単語を使わずに退職日を伝えられる、とても実用的な表現です。
退職理由を伝える例文
- I found a new job.
新しい仕事が決まりました。 - I want to try something new.
新しいことに挑戦したいです。 - I’m starting my own business.
自分の事業を始めます。 - I’m moving to another city.
別の都市へ引っ越します。 - I want to spend more time with my family.
家族と過ごす時間を増やしたいです。 - I need some time off.
少し休む時間が必要です。
退職理由を細かく話したくない場合は、I’m ready for a new chapter.(新しい一歩を踏み出す準備ができました)のように前向きにまとめることもできます。
退職を伝える会話例
A: I wanted to let you know that I’m leaving the company.
会社を退職することをお伝えしたくて。
B: I’m sorry to hear that. When is your last day?
それは残念です。最終日はいつですか?
A: My last day is September 30. Aya will take over my work.
最終日は9月30日です。アヤが私の仕事を引き継ぎます。
B: I see. I wish you all the best.
そうなんですね。今後のご活躍を願っています。
退職に伴う業務の受け渡しは、既存の「引き継ぎ」は英語で?で、会話・メール例まで確認できます。
退職届・退職の手続きに関する英語
- give notice:退職する旨を事前に通知する
- submit a resignation:辞表を提出する
- resignation letter:辞表・退職届
- notice period:退職予告期間
- last working day:最終勤務日
- exit interview:退職面談
- I gave two weeks’ notice.
2週間前に退職を申し出ました。 - I handed in my resignation.
辞表を提出しました。 - HR scheduled my exit interview.
人事が退職面談の日程を設定しました。
hand in の「提出する」という使い方は、Hand inの意味と使い方でも解説しています。
英語日記・独り言で使える例文
- I told my boss I’m leaving.
上司に退職すると伝えました。 - I’ll leave my job next month.
来月、仕事を辞めます。 - I’m nervous, but I think it’s the right decision.
不安ですが、正しい決断だと思います。 - I need to finish my handover.
引き継ぎを終える必要があります。 - My coworkers were surprised.
同僚たちは驚いていました。 - I’m looking forward to my next job.
次の仕事を楽しみにしています。
英語日記なら、I told my boss I’m leaving. My last day is next month. I feel nervous but excited. と短い文を並べるだけで、その日の気持ちまで表現できます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

quit や resign を忘れたとき、別の難しい「退職」の英単語を探す必要はありません。退職した結果、今どうなっているかを考えます。
退職した
↓
今もその会社で働いている?
↓
もう働いていない
↓
I don’t work there anymore.
使っているのは work と否定文だけです。それでも、「以前はそこで働いていたが、今は違う」という大切な情報が伝わります。
- I don’t work there anymore.
もうそこで働いていません。 - I stopped working there last month.
先月、そこで働くのをやめました。 - Next month is my last month at this company.
来月がこの会社で働く最後の月です。 - Friday is my last day.
金曜日が最後の出社日です。 - I’m going to work at a new company.
新しい会社で働く予定です。 - I’m not working now. I’m looking for a new job.
今は働いていません。新しい仕事を探しています。
退職の理由を言いたければ、知っている単語で一文足します。
- I wanted a new job.
新しい仕事がしたかったです。 - I wanted more time with my family.
家族との時間を増やしたかったです。 - The job was too hard for me.
その仕事は私には大変すぎました。
しゅみすけ(大山俊輔)
中学英語の基本語で伝える考え方は、be-rize.comの中学英語の単語だけで英会話はできる?も参考になります。
よくある間違い
普通の転職で retire を使う
retire は原則として職業生活からの引退です。別の会社へ移るなら leave や quit を使います。
resign my jobと言う
resign は、resign from my job、resign from the company、resign as manager の形が基本です。
自主退職なのに be fired を使う
be fired は会社から解雇された意味です。自分から辞めた場合は quit または resign を使います。
まとめ
- 会話で「仕事を辞める」は quit my job
- 中立的に「会社を離れる」は leave the company
- 正式な「辞職する」は resign
- 定年退職・引退は retire
- 会社都合の人員削減は be laid off、解雇は be fired
- 表現を忘れたら I don’t work there anymore.
自然な表現は覚える。でも、忘れても英語を止めない。「今はそこで働いている?」と問い直せば、知っている英語だけで退職を伝えられます。
仕事で一緒に使う英語
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