「希望退職に応募する」は英語で?volunteer for redundancy・voluntary separationの違い

「希望退職に応募する」は英語で何と言うかを紹介するアイキャッチ

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「希望退職に応募する」は、英語で一律に一つの表現へ置き換えるより、会社の制度と本人が何を選んだのかに合わせて言い分けます。

  • I volunteered for redundancy.
    希望退職に応募しました。※主にイギリス英語
  • I applied for the company’s voluntary retirement program.
    会社の希望退職制度に応募しました。
  • I took a voluntary separation package.
    希望退職の条件を受け入れて退職しました。※主にアメリカ英語

この記事では、それぞれの違いと「希望退職」をretirementと直訳するとズレる場合を解説します。さらに、こうした表現が出てこないとき、自分が知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。

「希望退職に応募する」は英語で?

イギリス英語では、volunteer for redundancy が自然です。

I volunteered for redundancy.
私は希望退職に応募しました。

redundancy は、仕事やポジションが不要になったことによる人員削減・解雇を表します。volunteer for は「自ら進んで〜に名乗り出る」という意味です。

つまり、語の組み合わせとしては「人員削減の対象になることへ自分から手を挙げた」と捉えられます。

アメリカ英語ではvoluntary separationが使いやすい

アメリカでは、会社が従業員に退職条件を提示する制度を voluntary separation programvoluntary separation package と表すことがあります。

  • I applied for the voluntary separation program.
    希望退職制度に応募しました。
  • I accepted a voluntary separation package.
    希望退職の条件を受け入れました。
  • I took the company’s voluntary separation offer.
    会社の希望退職の提案を受けました。

separation は雇用関係が終了することです。ここでは必ずしも「定年後はもう働かない」という意味を含みません。退職後に別の会社へ転職する人にも使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

希望退職は、自分から手を挙げる点が大切です。英語でも volunteer を使うと、「会社に辞めさせられた」のではなく、自分で応募したことが伝わりやすくなります。

volunteer・apply・acceptの違い

日本語ではすべて「希望退職に応募した」と言うことがありますが、英語ではどの段階を伝えるかで動詞を変えられます。

  • volunteer for:自分から候補者として名乗り出る
  • apply for:制度に正式に申し込む
  • accept / take:会社が提示した条件を受け入れる

I applied for the program, but my application wasn’t accepted.
制度に応募しましたが、認められませんでした。

このように、apply は応募した事実を表すだけで、退職が決まったとは限りません。一方、I took the package. なら、条件を受け入れて退職することになったという結果まで伝わります。

「希望退職」をvoluntary retirementと訳してよい?

voluntary retirement も実際に使われる表現です。会社が制度を voluntary retirement program と呼んでいる場合や、通常より早く仕事人生を終える場合には自然です。

ただし、英語の retirement は「仕事を引退する」という意味合いが強いため、希望退職後すぐ転職する人についてはズレる場合があります。

  • She took early retirement.
    彼女は早期退職しました。※仕事人生から早めに引退した響き
  • She left under a voluntary separation program.
    彼女は希望退職制度を利用して会社を辞めました。※次に働く可能性もある

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「退職」は会社を辞めることですが、英語のretireは仕事人生から引退する意味になりやすい言葉です。別の会社で働く予定ならleaveやseparationを使ったほうが、実際の状況に合うことがあります。

発音のポイント

voluntary は「ヴォランタリー」のように聞こえ、最初の vol の部分を強めます。redundancy はイギリス英語で「リダンダンスィ」に近く、2つ目の音節 dun が強くなります。

volunteer for redundancy を一語ずつ区切りすぎず、「ヴォランティア・フォ・リダンダンスィ」のようにつなげて練習しましょう。

separation は「セパレイション」に近く、ra の部分が強くなります。

希望退職を募集する会社側の英語

  • The company is offering a voluntary separation program.
    会社は希望退職制度を実施しています。
  • The company is seeking volunteers for redundancy.
    会社は希望退職者を募集しています。
  • Employees can apply by the end of this month.
    従業員は今月末まで応募できます。
  • Eligible employees will receive an enhanced severance package.
    対象となる従業員には割増退職金が支払われます。

seek volunteers は「希望者を募る」、eligible employees は「条件を満たす対象従業員」です。制度の案内文では少し硬い表現が使われます。

希望退職に応募した理由を伝える例文

  • I thought it was a good time for a career change.
    キャリアを変えるのによい時期だと思いました。
  • The package gave me time to look for a new job.
    退職条件のおかげで、次の仕事を探す時間を持てました。
  • I wanted to start my own business.
    自分で事業を始めたいと思っていました。
  • I was ready for a new challenge.
    新しいことに挑戦する準備ができていました。
  • I talked it over with my family before I applied.
    応募する前に家族とよく話し合いました。

英語日記・独り言で使える例文

  • My company announced a voluntary separation program today.
    今日、会社が希望退職制度を発表しました。
  • I’m thinking about applying for it.
    応募しようか考えています。
  • I haven’t made up my mind yet.
    まだ決めていません。
  • I decided to apply after talking with my family.
    家族と話したあと、応募することにしました。
  • My application was accepted.
    私の応募が認められました。
  • I’ll leave the company at the end of September.
    9月末で会社を辞めます。

volunteer for redundancyを簡単な英語へ分解するしゅみすけ式の図解

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい制度名が出てこなければ、My company offered a voluntary exit plan, and I applied for it. のように、「会社が制度を提示した」「私は応募した」と事実を分ければ十分伝わります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

volunteer for redundancyvoluntary separation program が出てこなくても、「希望退職」に対応する英単語を探し続ける必要はありません。実際に起きたことへ戻してみましょう。

  1. 会社は何をした?
    早く辞めたい人を募集した
  2. 自分は何をした?
    「辞めたい」と伝えた
  3. 結果は?
    会社が認めた

My company asked for people who wanted to leave early. I said yes.
会社が早く辞めたい人を募り、私は希望しました。

My company said, “You can leave early if you want.” I asked to join the program.
会社から「希望すれば早く退職できます」と言われ、私はその制度への参加を申し込みました。

The company gave me money to leave, and I said yes.
会社から退職するための条件としてお金を提示され、私は受け入れました。

company、people、want、leave、say、ask、give、moneyといった基本語だけでも、何が起きたのかは十分伝わります。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

「希望退職」の英単語を知らなければ、会社が何を言い、自分がどう答えたのかを再現しましょう。My company asked for people who wanted to leave early. I said yes.なら、難しい人事用語を一つも使わずに核心を伝えられます。

まとめ:「希望退職に応募する」は制度と地域で言い分ける

  • 主にイギリス英語:volunteer for redundancy
  • 制度に正式に申し込む:apply for a voluntary separation program
  • 提示された退職条件を受け入れる:take / accept a voluntary separation package
  • 仕事人生から早めに引退する:take early retirement
  • 簡単に言い換える:My company asked for people who wanted to leave early. I said yes.

自然な表現を知っていれば、場面に合わせて使いましょう。ただ、忘れても「会社が何を募集し、自分がどう答えたか」に分解すれば、英語を止めずに話せます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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