「退職金をもらう」は英語で?retirement benefits・severance payの違いと簡単な言い換え

「退職金をもらう」は、状況によって英語が変わります。日本のように、退職時に会社から受け取る給付を広く表すなら、まず receive retirement benefits と言えます。

I received retirement benefits from my company.
会社から退職金を受け取りました。

一括で受け取ったことを明確にするなら receive a lump-sum retirement payment、解雇や会社都合の退職に伴う補償なら receive severance pay が自然です。

この記事では自然な表現を整理しながら、ぴったりの英語を忘れたときに、知っている基本語だけでどう伝えるかも考えます。

「退職金をもらう」は英語でreceive retirement benefitsと説明するアイキャッチ

日本の「退職金」は英語一語に決められない

日本語の「退職金」は、勤続年数や給与などに基づき、退職時に会社から支払われるお金を広く指します。しかし英語では、退職の理由や支払い方によって表現が分かれます。

表現 主な意味 向いている場面
retirement benefits 退職後に受け取る給付全般 制度を広く説明
retirement allowance 退職時に支給される手当 日本の制度の説明
lump-sum retirement payment 一括払いの退職給付 一時金だと明示
severance pay 雇用終了時の補償金 解雇・会社都合など

迷ったら、まずは広い retirement benefits を使い、必要に応じて「一括で」「勤続年数に応じて」などの説明を加えると安全です。

receive retirement benefitsの使い方

  • I received retirement benefits from my company.
    会社から退職給付を受け取りました。
  • Employees are eligible for retirement benefits after ten years.
    従業員は10年勤務すると退職給付の対象になります。
  • Her retirement benefits were based on her years of service.
    彼女の退職給付は勤続年数に基づいていました。

benefits は通常複数形で使われ、現金の一時金だけでなく年金やその他の制度を含む場合があります。そのため、「一度に受け取ったお金」と限定したいなら次の表現が役立ちます。

一括の退職金ならlump-sum retirement payment

lump sum は、分割ではなく「ひとまとまりで一度に支払う金額」です。

  • I received a lump-sum retirement payment.
    退職一時金を受け取りました。
  • The company paid my retirement benefit in a lump sum.
    会社は退職給付を一括で支払いました。
  • I chose a lump-sum payment instead of monthly payments.
    月々の支払いではなく、一括払いを選びました。

日本の退職一時金の仕組みを具体的に説明するときに、非常に分かりやすい表現です。

retirement allowanceは使える?

retirement allowance も「退職手当」という意味で使えます。ただし、国や会社によって制度が違うため、この語だけで日本の退職金制度の全体が完全に伝わるとは限りません。

I received a retirement allowance when I left the company.
会社を辞めたとき、退職手当を受け取りました。

海外向けの社内規程や制度説明では使われることがありますが、会話ならretirement benefitsや、簡単な説明文のほうが誤解を避けやすい場合もあります。

severance payは「退職金」と同じ?

severance pay は、雇用関係が終了するときに会社が支払う補償金です。特に、解雇・人員削減・会社都合で仕事を失う場面と強く結びつきます。

  • She received severance pay after she was laid off.
    彼女はリストラされたあと、退職補償金を受け取りました。
  • The company offered three months’ salary as severance pay.
    会社は退職補償として給与3か月分を提示しました。
  • He negotiated a severance package.
    彼は退職条件一式について交渉しました。

したがって、定年退職や自己都合退職で勤続年数に応じて受け取る日本の退職金を、いつでもseverance payと訳すのは注意が必要です。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

severance payは便利な表現ですが、「会社を辞めたときにもらうお金なら全部severance」と覚えないようにしましょう。解雇などへの補償なのか、長年勤務した人への退職給付なのかで表現を選びます。

severance payとseverance packageの違い

  • severance pay:現金として支払われる退職補償
  • severance package:現金・保険・有給休暇の精算などを含む退職条件一式

My severance package included six months’ pay and health insurance.
私の退職条件には、給与6か月分と健康保険が含まれていました。

packageは「ひとまとめ」という感覚です。お金だけを指すとは限りません。

getとreceiveはどう使い分ける?

日常会話なら get、制度や正式な説明なら receive が使いやすいでしょう。

  • I got my retirement money last month.
    先月、退職金を受け取りました。
  • I received a lump-sum retirement payment.
    退職一時金を受け取りました。
  • When will I receive my retirement benefits?
    退職給付はいつ受け取れますか。

retirement money は正式な制度名ではありませんが、会話で説明的に伝える表現として使えます。

退職金の条件を英語で説明する

  • The amount depends on how long you worked for the company.
    金額は会社でどれくらい長く働いたかによります。
  • You need to work here for at least five years.
    少なくとも5年間、ここで働く必要があります。
  • The benefit is based on your final salary and years of service.
    給付額は最終給与と勤続年数に基づきます。
  • Not all companies offer retirement benefits.
    すべての会社に退職給付があるわけではありません。

years of service は「勤続年数」です。難しければ how long you worked for the company と言い換えられます。

退職金を受け取ったあとの例文

  • I put part of my retirement money into savings.
    退職金の一部を貯金しました。
  • I used some of it to pay off my mortgage.
    その一部を住宅ローンの完済に使いました。
  • I’m going to keep most of it for retirement.
    その大部分を老後のために残すつもりです。
  • I haven’t decided what to do with it yet.
    まだ使い道を決めていません。

英語日記・独り言で使える例文

  • I received my retirement benefit today.
    今日、退職金を受け取りました。
  • It was paid in a lump sum.
    一括で支払われました。
  • The amount was based on how long I worked there.
    金額はそこで働いた期間に基づいていました。
  • I’m going to save most of it.
    その大部分を貯金するつもりです。
  • It feels strange to know that my career there is over.
    そこでの仕事人生が終わったと思うと、不思議な気持ちです。

receive retirement benefitsをMy company gave me money when I leftに分解するしゅみすけ式図解

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

retirement benefitsやseverance payを忘れても、会話を止める必要はありません。制度名ではなく、実際に起きたことへ戻します。

  1. いつ?
    会社を辞めたとき
  2. 誰が?
    会社が
  3. 何をした?
    お金をくれた
  4. なぜ?
    そこで長く働いたから

When I left the company, they gave me money because I worked there for many years.
会社を辞めたとき、長年そこで働いたので、会社がお金をくれました。

もっと短くても構いません。

My company gave me money when I left.
辞めたとき、会社がお金をくれました。

I got money from my company after working there for 20 years.
20年間そこで働いたあと、会社からお金をもらいました。

leave、company、give、money、work、yearsという基本語だけで、「退職金をもらった」という中心の出来事は十分に説明できます。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

日本独自の制度を英語一語にしようとすると止まりやすくなります。「辞めた」「会社がお金をくれた」「長く働いたから」と事実を順番に並べれば、制度名を知らない相手にも伝えられます。

まとめ:「退職金」は退職理由と支払い方で選ぶ

  • 退職後の給付全般:retirement benefits
  • 退職手当:retirement allowance
  • 一括の退職給付:lump-sum retirement payment
  • 解雇・雇用終了時の補償:severance pay
  • 忘れたら:My company gave me money when I left.

自然な表現は状況に合わせて選びましょう。ただし、ぴったりの制度名を知らなくても、「結局いつ、誰が、なぜお金をくれたのか」を基本語で説明すれば英語は止まりません。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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