
「手当たり次第に応募する」「手当たり次第に本を読む」「手当たり次第に人へ声をかける」。日本語では同じ表現でも、英語では順番に次々と行うのか、選ばず無差別に行うのか、見つかるもの全部なのかで言い方が変わります。
この記事では、one after another、indiscriminately、every … one can findを中心に、「手当たり次第に」の自然な英語を例文で整理します。
Contents
「手当たり次第に」の基本イメージ
「手当たり次第に」は、目についたもの・手近なものを選別せず、次々に対象にする様子です。文脈によって、行動力を表すこともあれば、「よく考えずに」という否定的な響きを持つこともあります。
- 次々と処理する → one after another
- 選ばず無差別にする → indiscriminately
- 見つかるもの全部 → every … one can find
- 無作為に選ぶ → at random
1. one after another:次から次へと
one after anotherは、複数の対象を「一つ終えたら次へ」という流れで次々に扱う表現です。対象を選ばないことよりも、連続性に焦点があります。
She called the companies one after another.
彼女は会社へ手当たり次第に電話をかけました。
I read the books on the shelf one after another.
棚の本を手当たり次第に読みました。
He applied for jobs one after another.
彼は求人に手当たり次第に応募しました。
2. indiscriminately:選別せず無差別に
indiscriminatelyは、質・条件・相手などを区別せずに行うことを表します。「慎重に選んでいない」という批判的なニュアンスが出やすい、やや硬めの副詞です。
Don’t send the same message indiscriminately.
同じメッセージを手当たり次第に送らないでください。
The company hired people indiscriminately.
その会社は人を手当たり次第に採用しました。
He was clicking links indiscriminately.
彼はリンクを手当たり次第にクリックしていました。
3. every … one can find:見つかるものを片っ端から
日常会話では、every + 名詞 + one can findという形も自然です。「見つけられるものは全部」という具体的なイメージになり、硬い副詞を避けられます。
She contacted every expert she could find.
彼女は見つけた専門家に手当たり次第に連絡しました。
I tried every café I could find in the area.
その地域で見つけたカフェを手当たり次第に試しました。
He borrowed every English book he could find.
彼は見つけた英語の本を手当たり次第に借りました。

4. at random:無作為に
at randomは「ランダムに」で、順番や基準を決めずに選ぶことが中心です。「目につくものを次々に」という手当たり次第の意味と重なる場面もありますが、必ずしも全部を対象にするわけではありません。
He picked a few names at random.
彼は名前をいくつか手当たり次第に選びました。
「手当たり次第に」と「片っ端から」の違い
この2つはよく似ていますが、焦点が少し違います。
- 手当たり次第に:目についたものをあまり選ばず対象にする
- 片っ端から:端から順に、対象を次々と処理していく
そのため、「片っ端から」はone after anotherやevery single …が合いやすく、「手当たり次第に」は文脈によってindiscriminatelyがぴったりです。
初心者向け:まずはこの2つでOK
難しい単語を無理に使わなくても、次の2パターンでかなり自然に言えます。
次々にした → one after another
I called them one after another.
彼らに手当たり次第に電話しました。
見つけたもの全部 → every … I could find
I watched every video I could find.
見つけた動画を手当たり次第に見ました。
indiscriminatelyは便利ですが、少し硬く、否定的に聞こえやすいので、初心者の方はまず上の2つを使えるようにしましょう。
よくある間違い
randomlyだけで何でも訳すと、「無作為に選んだ」という意味に寄りすぎることがあります。次々と全部に働きかけたならone after another、選別しなかった点を強調するならindiscriminatelyを選びます。
まとめ
- 連続して次々に:one after another
- 選別せず無差別に:indiscriminately
- 見つかるもの全部:every … one can find
- 無作為に:at random
「手当たり次第に」は一語に固定せず、何を選ばず、どのように次々と行ったのかを英語にすると自然です。
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