「概して」は英語で?generally・on the whole・by and largeの違い

「概して」と generally speaking のニュアンスを表すイラスト

「概して日本の電車は時間に正確です」「この地域は概して安全です」——この概してを、英語ではどう表せばよいのでしょうか。

概しては、細かい例外ではなく全体を見渡して、おおまかな傾向や評価を述べる言葉です。英語では generallygenerally speakingon the wholeby and large が中心になります。

「概して」の英語を先に比較

英語 中心ニュアンス 使いやすい場面
generally 一般的に、概して 最も幅広い
generally speaking 一般論として言えば 文全体への前置き
on the whole 全体として見れば 総合評価
by and large 大体において 例外を認めた大づかみな評価

1. generally:最も使いやすい「概して」

generally は「一般的に」「概して」。人や物事に広く見られる傾向を、評価を強く加えずに述べられます。

Japanese trains are generally punctual.
日本の電車は概して時間に正確です。

The area is generally safe at night.
その地域は夜でも概して安全です。

People are generally more productive in a comfortable environment.
人は概して、快適な環境のほうが生産性が高くなります。

2. generally speaking:「一般論として言えば」

generally speaking は、文頭に置いて「概して言えば」「一般論としては」と話の枠を作ります。個々の例外があることを承知しながら、大きな傾向を述べる表現です。

Generally speaking, smaller teams communicate more easily.
概して、少人数のチームのほうが意思疎通をしやすいです。

Generally speaking, prices are higher in large cities.
概して、大都市では物価が高いです。

generally、generally speaking、on the whole、by and largeの違い

3. on the whole:「全体として見れば」

on the whole は、良い点・悪い点や複数の要素をまとめて「全体としては」と評価する表現です。傾向だけでなく、総合的な判断にも向いています。

On the whole, the project was a success.
概して、そのプロジェクトは成功でした。

The feedback was positive on the whole.
反応は概して好意的でした。

4. by and large:「大体において」

by and large は「大体において」「全般的には」という慣用表現です。例外はあるものの、全体としてそう言えるという柔らかい響きがあります。

By and large, customers were satisfied with the service.
概して、顧客はそのサービスに満足していました。

By and large, the new system works well.
概して、新しいシステムはうまく機能しています。

概して・おおむね・往々にして・得てしての違い

日本語 焦点 英語の軸
概して 全体を見た一般傾向 generally / generally speaking
おおむね 大部分・ほぼ全体、または大体の数値 mostly / generally / approximately
往々にして しばしば起きること。悪い内容に多い all too often / often
得てして 経験上見られる傾向 more often than not / tend to

概しては「全体をならして見れば」という視点です。おおむねは「大部分」や「約〜」にも使えますが、概しては数量の近似には通常使いません。往々にしてと得てしては、起こる頻度や経験上の傾向に焦点があります。

初心者向け:まずは generally でOK

迷ったら、まず generally を使いましょう。文頭にも文中にも置けます。

Generally, people prefer simple explanations.
概して、人は簡単な説明を好みます。

People are generally friendly here.
ここの人たちは概して親切です。

「一般論として言えば」と前置きしたいなら、Generally speaking, … をひとかたまりで覚えれば十分です。

よくある間違い

generally と always を同じにする

概してには例外があります。always は「常に」なので強すぎます。generally や usually を使いましょう。

on the whole を「すべて」と訳す

on the whole は「全体としては」であり、「例外なく全部」という意味ではありません。

by and large を語ごとに訳す

by and large は一つの慣用表現です。「大体において」と、かたまりのまま覚えましょう。

まとめ

  • 幅広く使える「概して」:generally
  • 一般論として前置きする:generally speaking
  • 複数要素を総合評価する:on the whole
  • 例外を含む大づかみな評価:by and large

細かい例外ではなく、全体としてどんな傾向があるかを伝えるのが「概して」です。まず generally を軸にし、総合評価なら on the whole と使い分けましょう。

似た日本語の訳し分けは、判断・推量・印象のニュアンス表現まとめと、「日本語のニュアンス表現を英語で」総まとめから探せます。

英語のニュアンスを、会話で使える力に

表現の違いを理解し、実際の会話で自然に選べるようになりたい方へ。大人のための英語学習サービス beyondZ もご覧ください。

beyondZの詳細を見る

“話せないまま”で終わらないための小さなコツ、知っていますか?


無料3講座で、
① 英語OS
② 骨格とコア単語
③聞ける人・話せる人の頭の中を公開しています。

b わたしの英会話が運営する恋と仕事に効く英語執筆チームです。スクールで勤務するカウンセラー、外国人講師、そして、その他スタッフがお客様サポートを通じて「あ、このフレーズ使える!」「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったことを記事を通じて解説しています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

初心者向けの英会話の一覧