Tell me about it. は、状況によって2つの意味になります。普通に言えば「それについて教えて」。ところが、相手の不満に強く共感して言うと、「ほんとそれ!」「言われなくても分かるよ」という意味になります。
A: This week has been exhausting.
今週は本当に疲れたよ。
B: Tell me about it.
ほんとそれ。私もだよ。
しゅみすけ
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Tell me about it. の2つの意味

1.「それについて教えて」
相手の話に興味を示し、詳しく聞きたいときの素直な意味です。明るく興味のある声で言います。
A: I started a new job.
新しい仕事を始めたんだ。
B: Really? Tell me about it!
本当?詳しく教えて!
2.「ほんとそれ・言われなくても分かる」
相手が不満や大変さを話したとき、自分も同じように感じていることを強く示します。「教えてほしい」のではなく、もう十分すぎるほど分かっているという反対のニュアンスです。
A: Commuting in this heat is awful.
この暑さの中の通勤は最悪だね。
B: Tell me about it.
まったくだよ。
なぜ「ほんとそれ」という意味になるの?
共感の Tell me about it. は、少し皮肉の入った言い方です。感覚としては「その話なら私に言ってよ。私も嫌というほど知っているから」です。
日本語の「それな」「ほんと分かる」「言われなくても分かるよ」に近く、主に面倒・疲れ・高い・難しいといった共通の不満に使います。
A: Rent is so expensive these days.
最近、家賃が本当に高いよね。
B: Tell me about it. Mine went up again.
ほんとそれ。うちもまた上がったよ。
声の調子と文脈で見分ける
文字だけでは同じですが、会話では次の違いが手がかりになります。
- 詳しく聞きたい:明るく語尾を上げる。後ろに質問を続けることが多い
- 強く共感する:低めの声で短く言う。ため息やうなずきを伴うことが多い
Tell me about it! What was the interview like?
詳しく教えて!面接はどんな感じだった?
Tell me about it. I barely slept last night.
ほんとそれ。昨夜ほとんど眠れなかったよ。
しゅみすけ
文法と形
tell 人 about 物事 は「人に物事について話す」という形です。
- Tell me about your trip.:旅行について教えて
- Tell us about your idea.:あなたの考えについて私たちに教えて
- Tell me more about it.:それについてもっと教えて
ただし、共感の決まり文句として使うときは、通常 Tell me about it. の形のまま使います。人やitを別の語に置き換えると、皮肉な共感の意味は出にくくなります。
自然な例文
仕事が忙しい
A: I have too many meetings today.
今日は会議が多すぎるよ。
B: Tell me about it. I have five.
ほんとそれ。私は5件もあるよ。
天気が暑い
A: It’s unbearably hot today.
今日は耐えられないほど暑いね。
B: Tell me about it. I’m already exhausted.
まったくだよ。もうへとへと。
子育てや家事が大変
A: There’s never enough time to do everything.
全部やるには、いつも時間が足りないよ。
B: Tell me about it!
ほんとそれ!
普通に詳しく聞く
A: I’m planning to study abroad next year.
来年、留学する予定なんだ。
B: That’s exciting. Tell me about it.
楽しみだね。詳しく聞かせて。
よくある間違い
いつも「それについて教えて」と訳す
不満への返事で Tell me about it. と言われたら、話の続きを求めているとは限りません。相手も同じ苦労をしている可能性があります。
よいニュースへの返事で「ほんとそれ」の意味にする
I got promoted.(昇進した)への Tell me about it! は普通、「詳しく聞かせて!」です。強い共感の意味は、疲れや不満など共有できる状況で生まれやすいものです。
目上の人への丁寧な共感に多用する
共感用法はカジュアルです。仕事で丁寧に言うなら I know what you mean.(おっしゃることは分かります)や I understand how you feel.(お気持ちは分かります)が安全です。
似た表現との違い
You’re telling me.
You’re telling me. も「言われなくても分かるよ」「ほんとそれ」という強い共感です。Tell me about it. とかなり近く、共通の苦労や不満に使えます。
I know, right?
I know, right? は「だよね!」という同意。嫌なことだけでなく、「あの映画、最高だよね」のような肯定的な話にも自然に使えます。
You can say that again.
You can say that again. は直訳の「もう一度言って」ではなく、「まったくその通り」という強い同意です。不満に限定されず使えます。
I know what you mean.
I know what you mean. は「言いたいことは分かるよ」。皮肉がなく、落ち着いた共感なので、幅広い相手に使いやすい表現です。
この表現を知らなかったら?
Tell me about it. が出てこなくても、基本語で気持ちは伝えられます。
- I know.
分かるよ。 - Me too.
私も。 - I feel the same.
私も同じように感じます。 - I know what you mean.
言いたいことは分かります。 - That’s true.
本当にそうですね。
初心者なら、相手の不満に Me too. と返して、自分の状況を一文足すだけでも十分です。
A: I’m so tired.
すごく疲れた。
B: Me too. I had a long day.
私も。長い一日だったよ。
決まり文句を思い出せなくても、Me too. + 自分の一文なら、知っている英語で自然な共感を作れます。
まとめ
Tell me about it. には「それについて教えて」と「ほんとそれ・言われなくても分かる」の2つの意味があります。
- 明るく興味を示すなら「詳しく教えて」
- 不満への短い返事なら「ほんとそれ」
- 意味は声の調子と直前の話題で判断する
- 出てこなければ Me too. や I know. で言い換えられる











