
The trouble is that ~は、「困ったことに~」「問題なのは~ということです」という意味です。計画や希望を進めたいのに、それを難しくする事情や支障があるときに使います。
この記事では、troubleがなぜこの意味になるのか、that節の語順、日常・仕事での例文、The problem is・The thing isとの違いを解説します。
Contents
The trouble is that ~の基本的な意味
基本の語順は次のとおりです。
The trouble is that + 主語 + 動詞
that以下に「具体的に何が困るのか」を置きます。
The trouble is that we don’t have enough time.
困ったことに、私たちには十分な時間がありません。
The trouble is that the last train leaves at eleven.
問題は、終電が11時に出てしまうことです。
The trouble is that I’ve already promised to help her.
困ったことに、私はすでに彼女を手伝うと約束しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜtroubleで「問題なのは」になる?
troubleには「困難」「面倒」「支障」という意味があります。The trouble is …は、話の中にある複数の事情から、進行を妨げる難点を一つ取り出す表現です。
たとえば旅行へ行きたいものの休みが取れない場合、旅行そのものがtroubleなのではありません。「休みが取れないこと」が希望を妨げる難点です。
I’d love to go. The trouble is that I can’t take Friday off.
ぜひ行きたいです。困ったことに、金曜日に休みを取れません。
thatは省略できる?
会話ではThe trouble is, + 文のように、thatを省略することがあります。書き言葉や文の構造を明確にしたいときは、thatを入れると分かりやすくなります。
The trouble is, I don’t know her address.
困ったことに、彼女の住所を知りません。
The trouble is that I don’t know her address.
問題は、彼女の住所を知らないことです。
省略するときは、話し言葉ではisの後に少し間を置く感覚があります。
日常会話での自然な例文
予定・旅行
We could take a taxi. The trouble is that it’ll be expensive.
タクシーでも行けます。問題は、料金が高くなることです。
I want to stay another night, but the trouble is that the hotel is fully booked.
もう一泊したいのですが、困ったことにホテルが満室です。
家庭・暮らし
The apartment is lovely. The trouble is that there’s no elevator.
その部屋は素敵です。問題は、エレベーターがないことです。
The trouble is that my dog hates being alone.
困ったことに、うちの犬は一人で留守番するのが苦手です。
恋愛・人間関係
I like him. The trouble is that we work in the same office.
彼のことは好きです。問題は、同じ職場で働いていることです。
The trouble is that she never tells me how she feels.
困るのは、彼女が自分の気持ちをまったく話してくれないことです。
仕事での使い方
会議では、提案を全面否定せずに現実的な支障を示すときに使えます。ただし、やや会話的なので、正式な文書ではThe main issue is that …なども自然です。
The plan looks good. The trouble is that we don’t have the staff to run it.
計画はよさそうです。問題は、運用する人員がいないことです。
The trouble is that the client needs an answer by tomorrow.
問題は、顧客が明日までに回答を必要としていることです。
The trouble with this system is that it takes too long to update.
このシステムの問題は、更新に時間がかかりすぎることです。
The trouble with A is that ~の語順
何についての問題かを明示するなら、The trouble with A is that ~を使います。
The trouble with online meetings is that people talk over each other.
オンライン会議の問題は、発言が重なりやすいことです。
The trouble with this bag is that it’s too heavy.
このバッグの難点は、重すぎることです。
× The trouble of this bag …ではなく、問題の対象には通常withを使います。
The trouble is・The problem is・The thing isの違い

| 表現 | 中心のニュアンス | 向いている場面 |
|---|---|---|
| The trouble is that ~ | 進行を妨げる困った点・支障 | 事情を説明する会話 |
| The problem is that ~ | 問題を直接、明確に示す | 会話・仕事・分析 |
| The thing is, ~ | 事情や本題をやわらかく切り出す | 日常会話 |
The trouble is that we can’t afford it.
困ったことに、私たちにはそれを買う余裕がありません。
The problem is that the data is incomplete.
問題は、データが不完全なことです。
The thing is, I’m not ready yet.
実は、まだ準備ができていないんです。
The trouble isは「やりたい・進めたいけれど、この難点がある」という流れと特に相性がよい表現です。
角を立てずに伝えるコツ
The trouble isだけで始めると、状況によっては否定的に聞こえることがあります。先に良い点や意向を伝えると、柔らかくなります。
I like the idea. The trouble is that we’re already over budget.
その案はいいと思います。問題は、すでに予算を超えていることです。
I’d be happy to help. The trouble is that I’m away this weekend.
喜んで手伝いたいです。ただ、困ったことに今週末は不在です。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
thatの後ろを疑問文の語順にする
thatの後ろは普通の文の語順です。
○ The trouble is that we don’t have enough money.
× The trouble is that don’t we have enough money.
troubleを数えられる名詞として使う
この意味のtroubleは通常、不可算名詞です。The trouble is …で覚えましょう。
人そのものをtroubleと言う
The trouble with him is that …なら「彼について困る点は~」ですが、相手を前に使うと強く聞こえます。人については具体的な行動を穏やかに説明する方が安全です。
簡単な英語で言い換えるなら
この表現が出てこなければ、次の言い方で十分伝わります。
- But we don’t have enough time.(でも、十分な時間がありません)
- There is one problem.(一つ問題があります)
- The problem is …(問題は~です)
- Unfortunately, …(残念ながら~です)
I’d love to join you, but I have to work.
ぜひご一緒したいのですが、仕事をしなければなりません。
まとめ
- The trouble is that + 主語 + 動詞で「困ったことに~」「問題なのは~」
- 希望や計画を妨げる難点を切り出す表現
- 会話ではthatを省き、The trouble is, …とも言える
- The problem isはより直接的、The thing isはより柔らかい
- 先に良い点や意向を伝えると、否定的な響きを抑えられる
ほかの定型表現も学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。









