Rumor has it thatの意味は?Legend・Word・People sayとの違いと使い方

Rumor has it thatの意味「うわさによると」と使い方

Rumor has it that …は、「うわさによると〜らしい」「〜といううわさだ」を意味する定型表現です。情報源を特定せず、周囲でそう言われている内容を伝えるときに使います。

Rumor has it that the company is opening a new office.
うわさによると、その会社は新しいオフィスを開設するそうです。

ここで話し手は、内容が事実だと保証しているわけではありません。「そういう話を聞いた」という距離を保ちながら情報を共有しています。本記事では、has it thatの仕組み、Rumor・Legend・Word・Traditionを主語にした形、語順、People say・It is said・according toとの違い、仕事や日常会話での注意点を解説します。

Rumor has it thatの意味は「うわさによると」

Rumor has it that S+Vで、「うわさではSがVだということになっている」「うわさによるとSはVらしい」という意味です。

  • Rumor:うわさ
  • has it:そう伝えている・そういうことにしている
  • that S+V:SがVだということ

Rumor・has it・that節の語順と意味の構造

Rumor has it that they’re getting married.
うわさでは、二人は結婚するらしいです。

日本語では自然に「〜らしい」「〜だそうだ」と訳せますが、中心にあるのは未確認の情報が世間で語られているというニュアンスです。

しゅみすけ(大山俊輔)

Rumor has it thatは、事実を報告する表現ではありません。「本当かどうかは分からないけれど、こんな話がある」という前置きです。人事や私生活など、扱いに注意が必要な話題では使う場面を選びましょう。

has it thatのitは何を指す?

このitは、特定の物を指す通常の代名詞というより、世間で伝えられている話・言い方を受ける形式的なitです。have it that全体で「〜だと伝える・〜ということにしている」というまとまりとして理解するのが実用的です。

直訳の「うわさが、それを、〜だと持っている」にこだわるより、次の型で覚えましょう。

情報の出どころ+has it that+内容

主語が単数扱いならhas、複数ならhaveになります。

  • Rumor has it that …(うわさによると〜)
  • Legend has it that …(伝説によると〜)
  • Some accounts have it that …(一部の記録によると〜)

Rumor has it thatの語順と使い方

thatの後ろには、主語と動詞がそろった文を置きます。

Rumor has it that+主語+動詞

  • Rumor has it that he left the company.
    うわさによると、彼は会社を辞めたそうです。
  • Rumor has it that the restaurant will close.
    うわさによると、そのレストランは閉店するそうです。
  • Rumor has it that she’s being considered for the role.
    うわさでは、彼女がその役職の候補になっているそうです。

会話ではthatを省略してRumor has it they’re moving.と言うこともあります。ただし、学習者はthatを入れた形のほうが文の境目が分かりやすく、書き言葉でも安全です。

Rumor has it thatは文頭で使う

通常は、これから伝える内容の情報源を示す導入として文頭に置きます。

Rumor has it that the CEO will step down.
うわさによると、CEOは退任するそうです。

疑問形や命令形にする表現ではなく、固定した導入句として使うのが基本です。

仕事で使うRumor has it thatの例文

Rumor has it that our department will be reorganized.
うわさによると、私たちの部署は再編されるそうです。

Rumor has it that the project has been delayed again.
うわさでは、そのプロジェクトはまた延期になったそうです。

Rumor has it that she’ll be promoted next month.
うわさによると、彼女は来月昇進するそうです。

Rumor has it that a major client is leaving.
大口顧客が離れるといううわさがあります。

職場のうわさは人事・評価・退職・業績などに関わり、相手に不安や損害を与えることがあります。確かな情報が必要な場面では、Rumor has it thatではなく、公式発表や確認済みの情報源を示しましょう。

日常会話・恋愛で使う例文

Rumor has it that those two are dating.
うわさでは、あの二人は付き合っているそうです。

Rumor has it that he bought a house by the sea.
うわさによると、彼は海辺に家を買ったそうです。

Rumor has it that the café is owned by a famous actor.
うわさでは、そのカフェは有名な俳優が所有しているそうです。

Rumor has it that tickets will go on sale tomorrow.
うわさによると、チケットは明日発売されるそうです。

楽しい話題でも、個人のプライバシーに関わる内容を本人の許可なく広げない配慮は必要です。

Legend has it thatの意味と使い方

Legend has it that …は、「伝説によると〜」「言い伝えでは〜」を意味します。歴史的な場所、人物、文化、昔話などで使われます。

Legend has it that a dragon once lived in this lake.
伝説によると、かつてこの湖には竜が住んでいたそうです。

Legend has it that the stone brings good luck.
言い伝えでは、その石は幸運をもたらすそうです。

Rumorが現在の未確認情報に使われやすいのに対し、Legendは長く語り継がれてきた物語に使います。

Tradition has it thatの意味と使い方

Tradition has it that …は、「伝統的には〜とされている」「言い伝えでは〜」という意味です。習慣や由来を説明するときに使います。

Tradition has it that the first guest should bring bread.
伝統では、最初の客はパンを持参することになっています。

Tradition has it that the ceremony began centuries ago.
言い伝えでは、その儀式は数世紀前に始まったとされています。

Word has it thatの意味と使い方

Word has it that …も「話によると〜らしい」「うわさでは〜」を意味します。wordはここでは「言葉」ではなく、広まっている情報・知らせです。

Word has it that the new manager is very supportive.
話によると、新しいマネージャーはとても協力的だそうです。

Word has it that the shop is reopening soon.
話によると、その店はもうすぐ再開するそうです。

Rumor has it thatと近いですが、word has it thatは必ずしもゴシップ的とは限らず、「耳に入ってきた話では」という軽い響きがあります。

Rumor has it thatとPeople say thatの違い

People say that …は、「人々は〜と言っている」という直接的で分かりやすい表現です。

  • Rumor has it that the hotel is haunted.
    うわさでは、そのホテルには幽霊が出るそうです。
  • People say that the hotel is haunted.
    そのホテルには幽霊が出ると人々は言っています。

Rumor has it thatは定型的で、情報がうわさとして広まっている雰囲気を強く出します。People say thatはより平易で、難しい表現が出てこないときの言い換えにも適しています。

Rumor has it thatとIt is said thatの違い

It is said that …は「〜と言われている」という受動態です。Rumor has it thatより中立的で、一般説・評判・伝承など幅広く使えます。

  • Rumor has it that he is leaving.
    うわさでは、彼は辞めるらしいです。
  • It is said that the building is over 500 years old.
    その建物は500年以上前のものだと言われています。

Rumorは未確認のうわさを明示します。It is said thatは情報源が不特定という点では似ていますが、必ずしも「怪しいうわさ」とは限りません。

Rumor has it thatとaccording toの違い

according to+情報源は、「〜によると」と具体的な出どころを示します。

According to the company, the report is incorrect.
会社によると、その報道は誤りです。

Rumor has it thatは情報源を特定しない未確認情報、according toは会社・新聞・調査・人物など、情報源を示す表現です。公式情報を伝えるならaccording toが適しています。詳しくはaccording toの意味と使い方で解説しています。

表現 情報源 主なニュアンス
Rumor has it that 不特定 未確認のうわさ
People say that 一般の人々 平易・直接的
It is said that 不特定 中立的・やや文章的
according to 明示する 情報源に基づく

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事で大切な情報を伝えるなら、Rumor has it thatで済ませず、According to the official announcement, …のように情報源を示すほうが安全です。うわさと確認済み情報を区別することも、英語コミュニケーションの一部です。

返し方:うわさを聞いたときの自然な英語

Rumor has it that …と言われたら、すぐ信じず、次のように返せます。

  • Really? Where did you hear that?
    本当ですか。どこで聞いたのですか。
  • Is that confirmed?
    それは確認済みですか。
  • I wouldn’t spread that until we know for sure.
    確かなことが分かるまでは広めないほうがよいと思います。
  • I heard that too, but I’m not sure it’s true.
    私も聞きましたが、本当かどうかは分かりません。
  • Let’s wait for the official announcement.
    公式発表を待ちましょう。

日本人が間違えやすいポイント

Rumor says thatとはどう違う?

Rumor says that …でも意味は推測できますが、英語では定型表現のRumor has it that …が自然です。特定のうわさについて話すならThe rumor is that …も使えます。

The rumor is that the store will close.
その店が閉店するといううわさです。

冠詞aを付けない

定型表現では通常、Rumor has it that …と無冠詞で使います。

  • Rumor has it that she’s moving.
  • × A rumor has it that she’s moving.

個別の一つのうわさなら、There’s a rumor that she’s moving.と言えます。

事実のように断定しない

Rumor has it thatの後に未確認情報を置いたとしても、それを広げた責任がなくなるわけではありません。特に職場、人間関係、健康、犯罪などの話題では慎重さが必要です。

簡単な英語で言い換えるなら

has it thatが出てこなくても、次の表現で十分通じます。

  • People say that …(人々は〜と言っています)
  • I heard that …(〜と聞きました)
  • There’s a rumor that …(〜といううわさがあります)
  • Apparently, …(どうやら〜らしいです)

確かさを明示するなら、I heard that …, but I don’t know if it’s true.(〜と聞きましたが、本当かどうかは分かりません)と一文加えると誤解を減らせます。

関連表現

  • Legend has it that …:伝説によると〜
  • Tradition has it that …:伝統・言い伝えでは〜
  • Word has it that …:話によると〜らしい
  • It is said that …:〜と言われている
  • There’s a rumor that …:〜といううわさがある
  • According to …:〜によると

英熟語・定型表現をまとめて確認したい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

まとめ

  • Rumor has it that …は「うわさによると〜らしい」
  • 未確認の情報であり、話し手が事実を保証する表現ではない
  • 情報源+has it that+主語+動詞が基本語順
  • Legend・Tradition・Wordなども主語にできる
  • 公式情報ではaccording to+情報源が適切
  • 簡単な言い換えはPeople say that・I heard that

まずはRumor has it that they’re getting married.の形を一つ覚え、うわさと確認済み情報を区別しながら使いましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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