
to top it offは、すでにいくつかの出来事を話したあとで、「そのうえ」「おまけに」と最後の一件を付け加える表現です。
困った出来事を重ねて「しかも最後には……」と言う場面でよく聞きますが、うれしい話にも使えます。この記事では、意味が生まれるイメージ、自然な語順、to top it all off、what’s more、not to mentionとの違いまで整理します。
Contents
to top it offの意味
to top it offの基本的な意味は、次のとおりです。
- そのうえ
- おまけに
- さらに最後には
発音の目安は「トゥ・トップ・イット・オフ」。会話では前後がつながり、速く聞こえることがあります。
The hotel lost our reservation, the room was dirty, and to top it off, the air conditioner didn’t work.
ホテルには予約を紛失され、部屋は汚く、そのうえエアコンまで動きませんでした。
単なる情報の追加というより、話を締めくくる決定打を置く感じがあります。
なぜ「そのうえ」という意味になる?
topには名詞の「頂上」だけでなく、動詞で「上に載せる」「仕上げとして加える」という意味があります。itは、それまで話してきた状況全体。offはここでは「仕上げる・完了させる」感覚を添えます。
つまり、すでに積み上がった出来事の一番上に、もう一件を載せて話を仕上げるのが、to top it offのイメージです。

しゅみすけ(大山俊輔)
自然な使い方と語順
文頭に置く基本形
会話で最も使いやすい形は、前の出来事を述べたあと、新しい文の先頭に置く形です。
前の出来事. To top it off, + 最後の出来事.
My flight was delayed for four hours. To top it off, my suitcase didn’t arrive.
飛行機が4時間遅れました。おまけに、スーツケースも届きませんでした。
文頭では、通常 To top it off, のあとにカンマを置きます。
and to top it offで流れをつなぐ
andを付けると、前の文から「そしてさらに」と自然につながります。
Ken cooked dinner, cleaned the kitchen, and to top it off, brought me dessert.
ケンは夕食を作り、キッチンを片づけ、そのうえデザートまで持ってきてくれました。
to top it all offも同じ意味
to top it all offもよく使われます。allが入ることで「それら全部に加えて」という感じが少し明確になりますが、実際の意味と使い方はほぼ同じです。
We got upgraded to a suite, and to top it all off, breakfast was free.
スイートルームにアップグレードされ、さらに朝食まで無料でした。
場面別の自然な例文
日常・暮らし
The washing machine broke, and to top it off, the sink started leaking.
洗濯機が壊れ、おまけにシンクまで水漏れし始めました。
仕事
We finished ahead of schedule, and to top it off, the client loved the design.
予定より早く終わり、そのうえクライアントもデザインを気に入ってくれました。
恋愛・人間関係
He forgot our anniversary, and to top it off, he canceled dinner at the last minute.
彼は記念日を忘れ、そのうえ直前になって夕食までキャンセルしました。
海外旅行
The beach was beautiful, the food was amazing, and to top it off, we saw dolphins from our balcony.
ビーチは美しく、料理も最高で、さらにバルコニーからイルカまで見えました。
学校・学習
I left my notes at home. To top it off, there was a surprise quiz.
ノートを家に忘れました。おまけに、抜き打ちテストまでありました。
似た表現との違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 向いている場面 |
|---|---|---|
| to top it off | 最後に印象的な一件を加える | 出来事を重ねて話を締める |
| what’s more | さらに情報を追加する | 良い・悪い情報を広く追加する |
| not to mention | 〜は言うまでもなく | 名詞や動名詞を追加して強調する |
| to make matters worse | 事態をさらに悪化させる | 悪い状況だけに使う |
what’s moreとの違い
what’s moreは「そのうえ」と情報を足す一般的なつなぎ表現です。to top it offには、話の最後に決定打を載せる物語的な響きがあります。
The apartment is close to work. What’s more, the rent is reasonable.
そのアパートは職場に近いです。そのうえ、家賃も手頃です。
このような落ち着いた説明ならwhat’s moreが自然です。驚きや感情を込めて最後の利点を言うならto top it offも使えます。
not to mentionとの違い
not to mentionは「〜は言うまでもなく」と、主に名詞や動名詞を付け足します。一方、to top it offのあとには通常、主語と動詞を備えた文が続きます。
The job requires long hours, not to mention working weekends.
その仕事は長時間勤務が必要で、週末勤務は言うまでもありません。
日本人が間違えやすいポイント
toを省かない
つなぎ表現としてはto top it offがひとかたまりです。Top it off, …とすると命令文のように見えるため、基本形ではtoを付けましょう。
一件だけを突然述べると不自然
この表現は、それまでの出来事を受けて最後の一件を加えます。前置きなしでいきなり使うより、少なくとも一つは先に状況を示すと自然です。
悪い話に限定しない
不運の連続で特によく使われますが、うれしい出来事の締めにも使えます。文脈が良ければ、ポジティブな意味になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
to top it offが思い出せなくても、基本語で十分に伝えられます。
- And one more thing, …(それと、もう一つ……)
- Also, …(さらに……)
- And then, …(そして、そのあと……)
- Things got even worse when …(〜して事態はさらに悪くなりました)
And one more thing, they charged us twice.
それともう一つ、料金を二重に請求されました。
まずは簡単な英語で内容を伝え、慣れてきたらto top it offで話にメリハリを付けるのがおすすめです。
まとめ
- to top it offは「そのうえ・おまけに・さらに最後には」
- 積み上がった出来事の上に、最後の一件を載せるイメージ
- 悪い話だけでなく、良い話の締めにも使える
- to top it all offも意味はほぼ同じ
- what’s moreは一般的な追加、not to mentionは「〜は言うまでもなく」
ほかの表現も場面やニュアンスごとに学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。
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この表現がnot only A but also B・both A and B・as well as・in addition to・not to mentionなどの中でどこに位置するかは、追加・並列を表す英語表現の総合ガイドで比較できます。









