
under a cloud は、直訳すると「雲の下にいる」。しかし、人や組織について使うと、「疑いをかけられている」「評判に傷がついている」「不名誉な状況にある」という意味になります。
晴れた空に一つだけ暗い雲が残っているように、悪い印象や疑惑がその人の上から消えないイメージです。ニュースや仕事の話で見かけることがありますが、使うときは疑いと事実を混同しないことも大切です。
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under a cloudの意味
be under a cloud は、人や組織の信用に疑問が生じ、周囲から疑いの目で見られている状態を表します。
- 疑いをかけられている
- 悪評・不信に包まれている
- 不名誉な状況にある
The manager has been under a cloud since the missing funds were discovered.
資金の不足が発覚して以来、その管理職には疑いがかかっています。
The organization remains under a cloud after the investigation.
調査後も、その組織には不信の影が残っています。
この表現は、本人の有罪や不正を確定するものではありません。あくまで疑惑や悪い評判が晴れていない状態を述べます。
直訳「雲の下」からニュアンスを理解する
雲は、光を遮り、景色を暗くします。人の頭上に暗い雲がかかっていると、その人だけが明るい空気から外れ、何か悪いものに覆われているように見えます。
そこから under a cloud は、単に天気が悪いという話ではなく、疑惑・不名誉・悪い印象の影が、その人や組織の上に残っている感覚を表すようになりました。

しゅみすけ(大山俊輔)
よく使う形と語順
be under a cloud:疑い・悪評の中にいる
状態を表す基本形です。主語には人、会社、組織、計画などが入ります。
He is under a cloud because of the allegations.
その申し立てのため、彼には疑惑の目が向けられています。
The project is under a cloud after several safety concerns were raised.
複数の安全上の懸念が示され、その計画には不信の影がかかっています。
come under a cloud:疑いを持たれるようになる
come を使うと、「疑惑や悪評の中に入る」という状態の変化を表せます。
Her reputation came under a cloud after the report was published.
その報告書が公表されたあと、彼女の評判に疑いの影が差しました。
leave / resign under a cloud:不名誉な状況で去る
leave under a cloud は、「疑惑や悪評を抱えたまま辞める・去る」という意味です。ニュース記事で特によく見られる形です。
The director left the company under a cloud.
その取締役は疑惑を抱えたまま会社を去りました。
He resigned under a cloud of suspicion.
彼は疑惑に包まれた状態で辞任しました。
a cloud of suspicionとの関係
a cloud of suspicion は、直訳すると「疑惑の雲」で、「疑いが一帯を覆っている」ことをより明確に表します。
A cloud of suspicion hung over the entire team.
チーム全体に疑惑の影がかかっていました。
under a cloud だけでも疑惑や不名誉を表せますが、under a cloud of suspicion とすれば、何の「雲」なのかを明示できます。
場面別の自然な例文
仕事・会社
The CEO is under a cloud following questions about the company’s accounts.
会社の会計に疑問が出たことを受け、CEOには疑惑の目が向けられています。
She left her previous job under a cloud, but no wrongdoing was ever proven.
彼女は疑惑を抱えたまま前職を辞めましたが、不正は一度も証明されませんでした。
スポーツ
The victory came under a cloud after a rules complaint.
規則違反の申し立てにより、その勝利に疑いの影が差しました。
The player returned while still under a cloud of suspicion.
その選手は、まだ疑惑が残る中で復帰しました。
学校・地域
The club was under a cloud after several parents raised concerns.
複数の保護者が懸念を示したあと、そのクラブは不信の目で見られました。
The decision remains under a cloud because the process was not transparent.
手続きが透明でなかったため、その決定には今も疑念が残っています。
人間関係
The accusation put their friendship under a cloud.
その非難によって、二人の友情には暗い影が差しました。
この例では、直接「犯人扱いされる」というより、関係全体に暗い空気や不信が残る意味です。
under suspicionとの違い
under suspicion は「容疑・疑いをかけられている」と直接的に述べる表現です。警察の捜査など、具体的な疑いにも使われます。
under a cloud はより比喩的で、疑惑だけでなく、評判の低下や不名誉な空気まで含められます。
Two employees are under suspicion.
従業員2人が疑われています。
The whole department is under a cloud.
部署全体に不信の影がかかっています。
above suspicionとの違い
above suspicionの意味・使い方は、「疑う余地がない」「疑いを差し挟めない」という意味です。
つまり、両者は反対方向のイメージになります。
- under a cloud:疑惑や悪評の影がかかっている
- above suspicion:疑いの及ばないところにいる
She was once under a cloud, but the new evidence placed her above suspicion.
彼女には一時疑いがかかっていましたが、新しい証拠によって疑いは晴れました。
under the weatherとの違い
under the weather は「体調が優れない」という別のイディオムです。underと天候の語が入っていますが、疑惑や評判とは関係ありません。
- He is under a cloud.:彼には疑惑・悪評の影がある
- He is under the weather.:彼は体調が悪い
日本人が間違えやすいポイント
- aを落とさない:定型は under a cloud です。
- the cloudにしない:実際の特定の雲ではなく、比喩的な「一つの暗い影」なので通常はa。
- 落ち込んでいる意味と決めつけない:中心は疑惑・悪評・不名誉です。
- 有罪を断定しない:疑われている状態と、事実が証明された状態は別です。
- under the weatherと混同しない:こちらは体調の表現です。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
under a cloud が出てこなければ、意味を直接伝えれば十分です。
- People don’t trust him right now.
今、人々は彼を信用していません。 - People suspect that something is wrong.
人々は何かがおかしいと疑っています。 - Her reputation has been damaged.
彼女の評判は傷ついています。 - There are still questions about the company.
その会社にはまだ疑問が残っています。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
under a cloud は、直訳の「雲の下にいる」から、「疑惑・悪評・不名誉の影がかかっている」ことを表すイディオムです。
- be under a cloud:疑い・悪評の中にいる
- come under a cloud:疑われるようになる
- leave under a cloud:疑惑を抱えたまま去る
- a cloud of suspicion:疑惑の雲、疑いに覆われた状態
ほかの表現も確認したい方は、英熟語・定型表現の親記事と英語イディオム・定型表現A-Z一覧もご覧ください。











