
without warningは、「警告なしに」「何の前触れもなく」「突然」という意味で使う定型表現です。
単に出来事が急だったことだけでなく、こちらが備えるための合図や予告がなかったというニュアンスがあります。天気の急変、機械の停止、人の行動、会社の決定など、予想外の出来事を話すときに便利です。
この記事では、without warningの意味が生まれる仕組み、自然な語順、会話で使える例文、without notice・suddenlyとの違い、簡単な英語での言い換えまで解説します。
Contents
without warningの基本的な意味
without warning=警告・予告・前触れなしにです。
- without:〜なしで
- warning:危険や問題に備えるための警告・注意・前兆
つまり、「備えるきっかけになるwarningがないまま」という組み立てです。
The storm hit without warning.
嵐は何の前触れもなく襲ってきました。
My laptop shut down without warning.
ノートパソコンが突然、何の警告もなく停止しました。
日本語ではどちらも「突然」と訳せますが、without warningには「心の準備も対策もできなかった」という話し手の驚きや困惑が含まれやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じるニュアンス
warningは「警告」と訳されますが、必ずしも誰かが口頭で注意する場面だけを指しません。天候が崩れる兆し、機械のアラート、人の態度の変化など、これから何か起こると分かるサインも含みます。
He left the company without warning.
彼は何の前触れもなく会社を辞めました。
この文では、正式な警告がなかったというより、周囲が予想できる発言や態度がなかった感覚です。
She burst into tears without warning.
彼女は突然泣き出しました。
こちらも「泣き出す前の様子からは分からなかった」という驚きが感じられます。
without warningの語順とよく使う形
1.文末に置く
最も使いやすい形は、出来事を述べた後にwithout warningを置く語順です。
主語+動詞+without warning
The lights went out without warning.
照明が突然消えました。
The bus stopped without warning.
バスが前触れなく急に止まりました。
Our landlord raised the rent without warning.
大家さんは事前の予告なく家賃を上げました。
2.文頭に置いて驚きを強調する
Without warning, the dog jumped into the car.
突然、その犬が車に飛び乗ってきました。
文頭に置くと、「何の前触れもなく」という状況を先に示せるため、物語や出来事の説明で印象的に聞こえます。書くときは、通常その後にコンマを置きます。
3.come without warning
出来事や知らせが「予告なくやって来る」場合は、come without warningも自然です。
These headaches sometimes come without warning.
この頭痛は、ときどき前触れなく起こります。
Changes can come without warning.
変化は予告なく訪れることがあります。
4.with little or no warning
with little or no warningは「ほとんど、またはまったく予告なしに」というやや説明的な形です。
The meeting was moved with little or no warning.
会議はほとんど事前連絡もないまま変更されました。
日常会話・仕事で使える例文
日常生活
It started pouring without warning.
何の前触れもなく土砂降りになりました。
My phone restarted without warning.
スマートフォンが突然再起動しました。
The baby woke up and started crying without warning.
赤ちゃんが目を覚まし、突然泣き始めました。
仕事
The client changed the deadline without warning.
クライアントは事前の予告なく締め切りを変更しました。
Our system went offline without warning.
社内システムが突然停止しました。
She was transferred to another team without warning.
彼女は何の予告もなく別のチームへ異動になりました。
旅行・外出
The train stopped without warning between stations.
電車が駅と駅の間で突然止まりました。
The weather can change without warning in the mountains.
山では天候が前触れなく変わることがあります。
The road was closed without warning.
道路が予告なく通行止めになっていました。
恋愛・人間関係
He stopped replying without warning.
彼は突然、返信しなくなりました。
She showed up at my apartment without warning.
彼女は連絡もなく突然、私の部屋に来ました。
訪問のように「事前連絡がない」ことを強調する場合は、後述するwithout noticeやunannouncedも使えます。

without warning・without notice・suddenlyの違い
without warning:備えるための合図がない
危険、問題、好ましくない変化などについて、警告や前触れがなかったことを強調します。
The engine stopped without warning.
エンジンが何の警告もなく停止しました。
without notice:事前の連絡がない
without noticeは、予定変更・退職・訪問・契約などについて「事前通知なしに」という意味です。warningよりも、連絡や通知の有無に焦点があります。
They canceled the event without notice.
彼らは事前連絡なしにイベントを中止しました。
急な連絡を表すat short noticeとの違いは、at short noticeの意味と使い方でも詳しく解説しています。
suddenly:出来事や変化が急に起こる
suddenlyは、単純に「突然・急に」を表す一般的な副詞です。警告や連絡があったかどうかは問題にしません。
She suddenly stood up.
彼女は突然立ち上がりました。
「予想できなかった」という感覚をより会話的に表すall of a suddenについては、all of a suddenの意味・使い方も参考にしてください。
| 表現 | 中心となる感覚 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| without warning | 警告・前触れがない | 故障、天候、突然の行動 |
| without notice | 事前連絡がない | 中止、変更、退職、訪問 |
| suddenly | 変化が急に起きる | 幅広い出来事 |
without warningとwithout a warningの違い
定型的に「何の前触れもなく」と言う場合は、通常without warningと冠詞なしで使います。
The screen went black without warning.
画面が突然真っ暗になりました。
without a warningも文脈によって使えますが、こちらは「一度の警告もなしに」のように、数えられる具体的な警告を意識しやすい表現です。
They fired him without a warning.
会社は一度の警告もせず彼を解雇しました。
一般的な「前触れなく」なら、まずwithout warningを選べば自然です。
日本人が間違えやすいポイント
warningを複数形にしない
定型表現としてはwithout warningsではなく、通常without warningです。
人を主語にすると批判的に響くことがある
He quit without warning.と言うと、「周囲への説明や配慮もなく辞めた」という批判的な印象になることがあります。単なる事実として「突然辞めた」とだけ言いたいなら、He suddenly quit.のほうが中立的です。
良い出来事にも使えるが、問題場面で特に多い
She hugged me without warning.(彼女は突然私を抱きしめた)のように良い・中立的な場面でも使えます。ただしwarningという語の性質上、故障・危険・望ましくない変更との相性が特によい表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら?
without warningを思い出せなくても、基本語で十分伝えられます。
- It happened suddenly.
それは突然起きました。 - I didn’t know it was going to happen.
それが起きるとは知りませんでした。 - Nobody told me before.
誰も事前に教えてくれませんでした。 - There was no sign before it happened.
起きる前に何の兆しもありませんでした。 - I had no time to prepare.
準備する時間がありませんでした。
「警告がなかった」を直接言うなら、There was no warning.でも自然です。
関連表現
- out of the blue:まったく予想外に
- all of a sudden:突然、いきなり
- without notice:事前通知なしに
- unannounced:予告されていない、抜き打ちの
- unexpectedly:予想外に
「遅れずに・すぐに」を表すwithout delayとは意味が異なります。詳しくはwithout delayの意味と使い方をご覧ください。
まとめ
without warningは「警告・予告・前触れなしに」という意味です。出来事が急だっただけでなく、こちらが備えるためのサインがなかったことを伝えます。
- 基本の語順は「主語+動詞+without warning」
- 文頭に置くと、突然起きたことを印象的に示せる
- without noticeは「事前連絡なし」、suddenlyは単純な「突然」
- 定型表現では通常、冠詞なし・単数形のwarningを使う
- 言い換えはIt happened suddenly.やNobody told me before.で十分
ほかの熟語や定型表現も学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









