
I hear that … は、「〜だそうですね」「〜と聞いています」を表す会話表現です。
I hear that you’re moving to London.
ロンドンへ引っ越すそうですね。
hear が現在形だからといって、「今この瞬間に聞こえる」という意味とは限りません。人づてに入った最近の情報や、今話題になっていることを会話に持ち出すときに使います。
Contents
I hear thatの意味とニュアンス
I hear that + 主語 + 動詞 の基本は、「〜という話を耳にしています」です。誰から聞いたかをあえて示さず、得た情報を話題の入口にします。
- 最近聞いた情報を相手に確認する
- よい知らせについて祝福する
- 評判や世間の話を紹介する
- 共通の話題を切り出す
I hear that you got promoted. Congratulations!
昇進したそうですね。おめでとうございます!
I hear that the new café is excellent.
新しいカフェはとてもよいそうですね。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ現在形のhearを使う?
実際にその話を聞いた行為は過去でも、I hear that … は「最近そういう話が入ってきており、今も話題として有効だ」という感触を表せます。
I hear that Maya is joining our team.
マヤが私たちのチームに加わるそうですね。
ここで話し手が強調したいのは、「いつ聞いたか」ではなく、今共有したい情報です。そのため現在形が自然になります。
I hear thatの語順
基本の形は次のとおりです。
I hear (that) + 主語 + 動詞
that は会話ではよく省略されます。
I hear you’re starting a new job.
新しい仕事を始めるそうですね。
I hear the restaurant gets crowded on weekends.
そのレストランは週末に混むそうです。
that の後ろは一つの文なので、主語と動詞をそろえます。
自然な例文
仕事の知らせ
I hear that you’ll be leading the next project.
次のプロジェクトを率いるそうですね。
I hear your company is opening a new office in Osaka.
御社は大阪に新しいオフィスを開くそうですね。
旅行や暮らし
I hear that you’re going to Italy this summer.
今年の夏、イタリアへ行くそうですね。
I hear the trains are very reliable there.
そこでは電車がとても時間に正確だそうです。
人間関係や近況
I hear that you and Ken are getting married.
ケンさんと結婚するそうですね。
I hear your daughter started university this year.
娘さんが今年大学に入ったそうですね。
評判を伝える
I hear that this book is worth reading.
この本は読む価値があるそうです。
I hear the hotel has a great breakfast buffet.
そのホテルは朝食ビュッフェが素晴らしいそうです。
I hear that・I heard that・I’ve heard thatの違い

I hear that …:最近の話・今の話題
最近入った情報や現在の評判を、今の会話に持ち出します。「〜だそうですね」がよく合います。
I hear that the store is closing.
その店は閉店するそうですね。
I heard that …:特定の過去に聞いた
情報を聞いた過去の出来事に視点を置きます。yesterday や from Anna のような過去の時点・情報源ともよく合います。
I heard that the store was closing when I spoke to Anna yesterday.
昨日アンナと話したとき、その店が閉店すると聞きました。
I’ve heard that …:今までに聞いたことがある
現在までに得た情報や、何度か耳にした評判を表します。「〜と聞いたことがあります」「〜らしいですね」に近い形です。
I’ve heard that the store has excellent customer service.
その店は接客が素晴らしいと聞いたことがあります。
I hear youは別の意味になる
I hear you. は文脈により、「あなたの声が聞こえます」だけでなく、「言いたいことは分かります」「大変なのは分かります」という理解・共感を示します。
A: I’ve been working late every day this week.
今週は毎日遅くまで働いているんだ。
B: I hear you. I’ve had a busy week too.
分かるよ。私も忙しい一週間だった。
I hear what you’re saying. も「言いたいことは分かります」です。ただし、理解しているだけで、必ずしも賛成しているとは限りません。
I hear what you’re saying, but I still think the plan is too risky.
おっしゃることは分かりますが、それでもその計画は危険すぎると思います。
Rumor has it thatとの違い
Rumor has it that … は、「うわさでは〜だ」という意味で、情報が未確認のうわさであることを前面に出します。
I hear that … は、話し手が情報を耳にしたことを自然に示す表現で、必ずしもうわさ話とは限りません。公式ではない情報を扱う場合でも、より中立的です。
うわさ・言い伝え・世評の使い分けは、Rumor has it thatの意味と使い方で解説しています。
Apparentlyとの違い
Apparently, … は、得た情報や見聞きした状況から「どうやら〜らしい」と判断して伝えます。
Apparently, the meeting has been postponed.
どうやら会議は延期されたようです。
I hear that … は「人からそう聞いている」という情報の伝達に焦点があります。apparently は情報源を限定せず、見た状況からの判断にも使えます。
詳しい違いは、Apparently・It seems・Looks likeの違いも参考になります。
使うときの注意点
私的な情報には慎重になる
昇進・受賞・開店など、公にしてよい明るい情報なら会話の入口として便利です。一方、病気、離婚、退職理由、妊娠などの私的な話題に使うと、「誰から聞いたの?」「うわさを広めているの?」と警戒されることがあります。
相手が自分から話していない情報については、無理に切り出さない方が安全です。
情報が確実とは限らない
I hear that … は、自分で確認した事実ではなく、耳にした情報を伝える形です。重要な仕事の判断では、情報源や確度を別途確認しましょう。
hear about・hear fromと混同しない
- hear that + 文:〜だと聞く
- hear about + 出来事・話題:〜について聞く
- hear from + 人:人から連絡をもらう
Did you hear about the new policy?
新しい方針について聞きましたか?
I heard from Lisa yesterday.
昨日リサから連絡がありました。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
I hear that … が出てこなければ、情報源や確信度に合わせて次のように言えます。
- Someone told me that …(誰かから〜と聞きました)
- I heard that …(〜と聞きました)
- People say that …(〜だと言われています)
- Apparently, …(どうやら〜らしいです)
まとめ
I hear that + 主語 + 動詞 は、人づてに得た最近の情報や現在の評判を「〜だそうですね」「〜と聞いています」と会話に持ち出す表現です。
- 現在形でも、今聞こえている音だけを表すわけではない
- I heard that は特定の過去、I’ve heard that は今までの情報・評判
- I hear you. は「言いたいことは分かる」という共感にもなる
- 私的な情報や未確認情報を話題にするときは配慮する
ほかの定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから確認できます。









