
「役職定年になる」は、英語では状況を説明して I had to step down from my management position because of the company’s age policy. と言えます。
この記事では「役職定年になる」の自然な英語表現を紹介します。ただ、役職定年は日本企業特有の制度でもあり、英語一語に置き換えるのは簡単ではありません。ぴったりの表現を忘れたときに、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。
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「役職定年になる」は英語で?
まず覚えたいのは、次の表現です。
I had to step down from my management position because of the company’s age policy.
会社の年齢に関する制度により、管理職のポジションを退かなければなりませんでした。
step down from ~ は「~の役職を退く」、management position は「管理職のポジション」という意味です。さらに because of the company’s age policy を加えることで、自分の意思で辞めたのではなく、会社の年齢制度によるものだと伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
役職定年に完全一致する英単語はない
日本語の「役職定年」は、一定の年齢に達した社員が部長・課長などの役職を離れ、その後も会社で働く制度を指します。英語圏の会社にまったく同じ制度が広く存在するとは限らないため、managerial retirement のように単語だけを直訳しても、相手に内容が伝わらないことがあります。
大切なのは、「役職定年」という名前を英語にすることではなく、実際に何が起きたのかを伝えることです。
- 管理職を離れた
- 会社を辞めたわけではない
- 年齢に関する会社の制度が理由だった
- その後は別の役割で働く
この4点のうち、会話に必要なものを簡単な英語で補えば十分です。
step down from の意味と発音
step down from a position は「役職・地位から退く」という自然な表現です。
step down の発音は、カタカナなら「ステップ・ダウン」に近いですが、会話では step の最後の「プ」を強く出しすぎず、そのまま down へつなげます。
I stepped down as manager.
私はマネージャーを退きました。
I stepped down from my position as department manager.
私は部長の職を退きました。
as manager は「マネージャーとしての立場から」、from my position は「自分の役職から」という感覚です。
「定年退職」「降格」「自分から退く」との違い
retire:会社を定年退職する
I retired from the company.
私は会社を定年退職しました。
retire は通常、仕事や会社を退くことです。役職だけを離れて勤務を続ける「役職定年」とは違います。
be demoted:降格される
I was demoted.
私は降格されました。
be demoted は、評価や処分などによって地位が下がるニュアンスになりやすい表現です。年齢制度による役職定年をそのまま demotion と呼ぶと、理由を誤解される可能性があります。詳しくは「降格する」は英語で?も参考にしてください。
step down:役職を退く
step down は役職を離れる動作を表せますが、それだけでは自発的か会社都合かは決まりません。役職定年なら because of the company’s age policy を添えるのがポイントです。
役職定年を伝える自然な例文
I’ll have to step down from my management position next year.
私は来年、役職定年で管理職を離れなければなりません。
Under our company policy, managers step down at age 60.
当社の制度では、管理職は60歳で役職を退きます。
I moved to a non-managerial position after I turned 60.
60歳になったあと、管理職ではないポジションへ移りました。
I’m no longer a manager, but I still work for the same company.
もう管理職ではありませんが、今も同じ会社で働いています。
After stepping down as manager, I started working as a specialist.
管理職を退いたあと、専門職として働き始めました。
英語日記なら、次のように書けます。
Today, my company explained its age policy to me. I’ll step down from my management position next year, but I’ll continue working here.
今日、会社から年齢に関する制度の説明を受けました。来年は管理職を離れますが、ここで働き続けます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

step down や management position が出てこなくても、会話を止める必要はありません。
まず、日本語の「役職定年」を英語一語にしようとせず、起きたことを分けます。
何が起きた?
管理職ではなくなった。
誰が決めた?
会社が決めた。
なぜ?
その年齢になったから。
会社は辞めた?
辞めずに働き続けている。
知っている基本語だけなら、こう言えます。
My company asked me to stop being a manager when I turned 60.
60歳になったとき、会社から管理職を辞めるように言われました。
I’m not a manager now, but I still work at the same company.
今は管理職ではありませんが、まだ同じ会社で働いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
役職定年後の変化も英語で伝えてみよう
My responsibilities changed.
私の担当・責任が変わりました。
I don’t manage a team anymore.
もうチームを管理していません。
I now support younger managers.
今は若い管理職を支援しています。
My salary went down after the role change.
役割が変わったあと、給料が下がりました。
I can focus more on my area of expertise now.
今は自分の専門分野により集中できます。
まとめ
「役職定年になる」は、一語で無理に訳さず、次のように伝えるのが自然です。
I had to step down from my management position because of the company’s age policy.
難しい表現が出てこなければ、次の文でも会話を切り抜けられます。
My company asked me to stop being a manager when I turned 60.
役職を離れることと、会社を辞めることは別です。制度名を訳そうとして止まるより、「誰が決めたのか」「何が変わったのか」「今も働いているのか」を知っている英語で説明してみましょう。
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