
「肩を持つ」は英語で、いちばん使いやすいのは take someone’s side です。
たとえば「私は彼女の肩を持った」なら、I took her side. と言えます。現在形は take、過去形は took です。
この記事では「肩を持つ」の自然な英語表現と、side with、stand up for、back up の違いを紹介します。ただし、目標は熟語を一つ暗記することだけではありません。会話中に表現が出てこなくても、知っている簡単な英語で伝える方法まで一緒に考えましょう。
Contents
「肩を持つ」は take someone’s side
take someone’s side は、意見の対立やけんかなどで「その人の側につく」「その人に味方する」という意味です。
- I took her side.
私は彼女の肩を持ちました。 - Why are you taking his side?
どうして彼の肩を持つの? - I’m not taking sides.
私はどちらの肩も持ちません。
someone’s の部分は、my、your、his、her などに置き換えます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| take my side | 私の味方をする |
| take your side | あなたの味方をする |
| take his side | 彼の肩を持つ |
| take her side | 彼女の肩を持つ |
発音のポイント
take someone’s side は、カタカナなら「テイク・サムワンズ・サイド」に近い音です。ただし、一語ずつ区切らず、take-someone’s-side とひとまとまりで言うと自然です。
side は /saɪd/。母音は日本語の「アイ」に近く、最後の d は強く「ド」と言わず、舌先を上の歯ぐきにつけて止める感覚です。
なぜ side で「肩を持つ」になる?
side の基本イメージは「側・陣営」です。二つの意見が向かい合っている場面で、どちらか一方の「側」を選ぶため、take someone’s side で「その人の側につく」となります。
日本語では身体の「肩」を使いますが、英語ではどちらの側に立つかを表します。直訳して take someone’s shoulder とは言いません。
しゅみすけ(大山俊輔)
take someone’s side・side with・stand up for・back upの違い
| 表現 | 中心の意味 | 例 |
|---|---|---|
| take someone’s side | 対立でその人の側につく | I took her side. |
| side with someone | その人の側・意見を選ぶ | He sided with me. |
| stand up for someone | 批判や不当な扱いからかばう | She stood up for me. |
| back someone up | 発言や行動を後ろから支える | Thanks for backing me up. |
side with someone:やや簡潔に「〜側につく」
side は動詞としても使えます。side with someone は「その人の側につく」「その人の意見に賛同する」という意味です。
- My parents sided with my brother.
両親は弟の肩を持ちました。 - Whose side are you on?
あなたはどっちの味方なの?
stand up for someone:「かばう」に近い
stand up for someone は、誰かが批判されたり不当に扱われたりしているとき、その人を守るために声を上げる表現です。単に意見が同じというより、「かばう」「擁護する」という行動が前に出ます。
- She stood up for her coworker.
彼女は同僚をかばいました。 - Thank you for standing up for me.
私をかばってくれてありがとう。
back someone up:「援護する・証言を支える」
back someone up は、その人の発言が本当だと認めたり、行動を後ろから支えたりする感覚です。「私の言ったことを裏づけて」「援護して」に合います。
- Can you back me up?
私を援護してくれる? - Tom backed up my story.
トムは私の話が本当だと認めてくれました。
広く「支援する」の英語は、関連記事「支援する」は英語で?support・help・assist・backの違いでも整理しています。
日本語の「肩を持つ」には批判的な響きもある
日本語の「肩を持つ」は、「公平であるべきなのに、あの人ばかり味方している」という不満を含むことがあります。英語の take someone’s side も文脈によって同じ響きを出せますが、表現自体は必ずしも悪い意味ではありません。
- You always take her side!
いつも彼女の肩ばかり持つよね! - I took his side because I thought he was right.
彼が正しいと思ったので、私は彼の側につきました。
人を公平に扱わず特定の人を優遇することが中心なら、関連記事「えこひいきする」は英語で?play favorites・favorの違いがぴったりです。
実際に使える例文
友人関係で
- I didn’t want to take sides, but I agreed with Mia.
どちらの肩も持ちたくなかったけれど、ミアに賛成でした。 - Everyone took his side.
みんな彼の肩を持ちました。 - Please listen to both sides before you take her side.
彼女の肩を持つ前に、両方の話を聞いてください。
職場で
- My manager took my coworker’s side.
上司は同僚の肩を持ちました。 - I’m not taking anyone’s side. I just want the facts.
私は誰の肩も持っていません。事実を知りたいだけです。 - She backed me up in the meeting.
彼女は会議で私を援護してくれました。
家族・恋愛で
- My husband took our son’s side.
夫は息子の肩を持ちました。 - Why do you always side with your mother?
どうしていつもお母さんの肩を持つの?
独り言・英語日記で使ってみよう
- My friends had an argument today. I took Yuki’s side.
今日は友達同士がけんかをしました。私はユキの肩を持ちました。 - I tried not to take sides, but I thought she was right.
どちらの肩も持たないようにしましたが、彼女が正しいと思いました。 - My coworker stood up for me today. I was really grateful.
今日は同僚が私をかばってくれました。本当にありがたかったです。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

take someone’s side が出てこなくても、会話を止める必要はありません。「肩を持つ」を英語一語へ変換しようとせず、実際にしたことを分けます。
誰と誰が対立した?
She and Ken had an argument.
彼女とケンが言い争いました。
自分は何を言った?
I said she was right.
私は彼女が正しいと言いました。
どちらを助けた?
I helped her.
私は彼女を助けました。
これだけで、「私は彼女の肩を持った」という出来事は十分伝わります。
- I agreed with her, not him.
私は彼ではなく彼女に賛成しました。 - I told everyone that she was right.
私はみんなに、彼女が正しいと言いました。 - I helped her when everyone was against her.
みんなが彼女に反対したとき、私は彼女を助けました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 「肩を持つ」の基本は take someone’s side
- side with someone は「その人の側・意見を選ぶ」
- stand up for someone は批判や不当な扱いから「かばう」
- back someone up は発言や行動を「援護する」
- 表現を忘れたら I said she was right. のように、実際に言ったことへ分解する
stand を使う関連表現は、standの意味と使い方|stand for・stand by・stand out・can’t standの違いも参考にしてください。









