「降格する」は英語で?get demoted・be demotedの違いと簡単な言い換え

「降格する」は英語で?get demotedのアイキャッチ

「降格する」「降格される」は英語で、日常会話では get demoted と言うのが自然です。

He got demoted last month.
彼は先月、降格しました。

少し客観的・事務的に述べるなら be demoted、会社側を主語にして「人を降格させる」なら demote someone を使います。

この記事では自然な表現と使い分けを確認するとともに、demote が会話中に出てこなかった場合、知っている簡単な英語でどう説明できるかも一緒に考えます。

「降格する」の基本は get demoted

get demoted は、役職・地位・職位が以前より低くなることを表します。本人が自分から降りるというより、会社や組織の決定によって降格される場面で使うのが基本です。

  • I got demoted at work.
    職場で降格されました。
  • She got demoted from manager to assistant manager.
    彼女はマネージャーからアシスタントマネージャーへ降格されました。
  • He was worried that he might get demoted.
    彼は降格されるかもしれないと心配していました。
  • Why did he get demoted?
    なぜ彼は降格されたのですか。
  • I heard that our team leader got demoted.
    チームリーダーが降格されたと聞きました。

日本語では本人を主語にして「彼が降格した」と言えますが、英語では本人が降格という処分を受けるため、get+過去分詞 または be+過去分詞 の受け身が自然です。

発音のポイント

demote は /dɪˈmoʊt/ で、カタカナなら「ディモウト」に近い音です。後半の mote に強勢があります。

demoted は「ディモウティッド」に近く、語尾の -ed は /ɪd/ と一音増えます。get demoted は会話では「ゲッ・ディモウティッド」のようにつながります。

なぜ demote が「降格させる」になる?

demote は、下方向を表す de- と、動かすことに関係する move と同じ語源を持つ部分からできています。感覚としては「地位を下へ動かす」です。

反対の「昇進させる」は promote です。

  • promote someone
    人を昇進させる
  • demote someone
    人を降格させる

本人を主語にする場合は、どちらも受け身にするのが自然です。

  • She got promoted.
    彼女は昇進しました。
  • She got demoted.
    彼女は降格しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語では「昇進する」「降格する」と能動的な形で言いますが、英語では会社から役職を与えられるため、get promoted・get demotedという受け身が自然です。

get demotedとbe demotedの違い

どちらも「降格される」ですが、焦点が少し違います。

get demoted:出来事や変化を会話的に伝える

get demoted は「降格という変化が起きた」という感覚が強く、日常会話でよく使われます。本人にとって好ましくない出来事や、予想外の変化を伝えるときにも自然です。

He got demoted after the project failed.
そのプロジェクトが失敗したあと、彼は降格されました。

be demoted:事実や処分を客観的に述べる

be demoted は、降格という事実・状態を比較的客観的に表します。人事上の説明、報告、ニュース調の文章にも向いています。

He was demoted following an internal review.
社内調査を受けて、彼は降格されました。

普段の会話なら got demoted、事実を落ち着いて説明するなら was demoted と考えると分かりやすいでしょう。

会社を主語にするなら demote someone

demote は「人を降格させる」という他動詞です。誰を降格させたのかをすぐ後ろに置きます。

  • The company demoted him.
    会社は彼を降格させました。
  • They demoted her to a junior position.
    会社は彼女を下位の役職へ降格させました。
  • The manager cannot demote an employee without a valid reason.
    マネージャーは正当な理由なく従業員を降格させることはできません。

ただし、自分に起きたことを話すのに My company demoted me. と言うと、会社側の行為や責任をやや強く打ち出す響きがあります。出来事として伝えるだけなら I got demoted. が自然です。

「何から何へ降格した」を英語で伝える

以前の役職と新しい役職を両方伝えるなら、from A to B を使います。

  • He was demoted from director to manager.
    彼は部長から課長へ降格されました。
  • She got demoted from team leader to staff member.
    彼女はチームリーダーから一般スタッフへ降格されました。
  • I was moved from a management position to a non-management role.
    管理職から非管理職の役割へ移されました。

日本企業の役職は海外企業と完全には一致しないため、部長を必ず director、課長を必ず manager と置き換えられるわけではありません。相手に役職名が伝わりにくい場合は、a management position(管理職)や a lower position(より低い役職)のように説明しても十分です。

降格した理由を伝える表現

理由を添えるなら because offorafter などが使えます。ただし、本人の事情について断定するときは慎重にしましょう。

  • He was demoted because of poor performance.
    彼は業績不振を理由に降格されました。
  • She got demoted for breaking company rules.
    彼女は社内規則に違反して降格されました。
  • He was demoted after several customer complaints.
    複数の顧客から苦情があったあと、彼は降格されました。
  • I don’t know why he was demoted.
    なぜ彼が降格されたのか分かりません。

降格・異動・減給・解雇は同じではない

職場で好ましくない変化が起きても、すべてが demotion になるわけではありません。

  • get demoted:役職・地位が下がる
  • be transferred:別の部署・勤務地へ異動する
  • get a pay cut:給料を下げられる
  • lose one’s job / get fired:仕事を失う/解雇される

降格に伴って給料が下がることはありますが、役職が変わらず減給だけされる場合は get a pay cut です。また、部署が変わっても地位が下がらないなら、単なる異動であって降格とは限りません。

名詞の「降格」は demotion

名詞では demotion を使います。

  • His demotion surprised everyone.
    彼の降格はみんなを驚かせました。
  • She accepted the demotion.
    彼女は降格を受け入れました。
  • He viewed the transfer as a demotion.
    彼はその異動を降格だと受け止めました。

ただし、日常会話では名詞の demotion より、He got demoted. のように動詞で言う方が簡単で自然なことも多いです。

英語日記・独り言で使える例文

  • I heard that my former boss got demoted.
    以前の上司が降格したと聞いた。
  • I was shocked by the news.
    その知らせに驚いた。
  • He used to be a manager.
    彼は以前マネージャーだった。
  • Now he has a different role.
    今は別の役割を担当している。
  • I’m worried about my position.
    自分の立場が心配だ。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

get demoted が出てこなくても、「降格する」という一語を無理に英語一語へ変換する必要はありません。何が変わったのかを時間順に説明してみましょう。

get demotedをI had a higher position beforeとNow I have a lower positionに言い換える図解

以前はどうだった?
前はもっと高い役職だった。
I had a higher position before.

今はどうなった?
今はもっと低い役職だ。
Now I have a lower position.

この2文だけで、降格という出来事の中心は十分伝わります。

I was a manager before. Now I’m not a manager.
以前はマネージャーでした。今はマネージャーではありません。

会社が決めたことも加えるなら、次のように言えます。

My company gave me a lower position.
会社は私をもっと低い役職にしました。

givehavebeforenow のような基本語だけでも、状況を組み立てられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

demoteが出てこなくても、「前はマネージャーだった」「今は違う」と時間を前後に分ければ伝わります。難しい一語を思い出すより、変化の前と後を説明してみましょう。

まとめ:「降格する」は get demoted

  • 会話で自然な「降格する」は get demoted
  • 客観的・事務的に述べるなら be demoted
  • 会社側を主語にするなら demote someone
  • 「AからBへ降格」は be demoted from A to B
  • 名詞の「降格」は demotion
  • 表現を忘れたら I had a higher position before. Now I have a lower position. で説明できる

自然な表現はきちんと覚えながらも、忘れたときは「以前の役職」と「今の役職」を簡単な英語で並べましょう。英単語が出てこなくても、起きた変化は伝えられます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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