「異動を希望する」は英語で?request a transfer・ask for・want to transferの違い

「異動を希望する」は、英語でまず request a transfer と言えます。

I requested a transfer to the marketing department.
マーケティング部への異動を希望しました。

ただし、実際に上司へ話す場面では、少し柔らかく I’d like to move to another department.I’d like to discuss a possible transfer. と伝えることも多いです。

この記事では「異動を希望する」の自然な英語表現を紹介します。ただ、表現を一つ覚えることだけが目的ではありません。会話中に transfer を忘れても、知っている簡単な英語でどう伝えるかまで一緒に考えてみましょう。

「異動を希望する」は英語でrequest a transferと表す部署異動の相談イラスト

「異動を希望する」は英語でrequest a transfer

request a transfer は、会社に部署・勤務地などの異動を正式に希望する、申し出るという表現です。

  • I requested a transfer.
    異動を希望しました。
  • She requested a transfer to the sales department.
    彼女は営業部への異動を希望しました。
  • I’m thinking about requesting a transfer.
    異動を申し出ようかと考えています。
  • He requested a transfer to our Osaka office.
    彼は大阪オフィスへの異動を希望しました。

request は「正式に求める」、transfer は「別の部署・職場・場所へ移すこと」です。合わせると「異動を正式に求める」になります。

transferは名詞と動詞の両方で使える

transfer は、名詞なら「異動」、動詞なら「異動させる・移る」です。

  • I requested a transfer.
    異動を希望しました。※transferは名詞
  • I want to transfer to another department.
    別の部署へ異動したいです。※transferは動詞
  • I was transferred to Osaka.
    大阪へ転勤になりました。※受け身

「会社から異動を命じられた」のか、「自分から異動を希望した」のかで主語と形が変わります。I was transferred… は会社側の決定、I requested a transfer. は自分からの希望です。

しゅみすけ(大山俊輔)

request a transfer は正式な希望、ask for a transfer は上司などに異動をお願いする言い方です。まずは want to transfer で希望を伝えても問題ありません。

request a transferの発音

request は後半の quest を強くして「リクウェスト」に近い音です。transfer は名詞として使う場合、アメリカ英語では最初の trans を強くするのが基本です。

二語では re-QUEST a TRANS-fer のように、requestの後半とtransferの最初を意識すると伝わりやすくなります。

「希望する」をhopeで直訳しない

日本語の「希望する」を見ると、hope を使いたくなるかもしれません。しかし会社への異動希望は、単なる願いや期待ではなく、会社に申し出る行動です。

  • I hope for a transfer.
    異動になればいいなと思っています。※願望に近い
  • I requested a transfer.
    会社に異動を申し出ました。※実際に申請・相談した

まだ申し出ておらず、自分の希望だけを言うなら I want to transfer…I’d like to move… が自然です。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「異動を希望する」には、「そうなればいいと思っている」と「会社に正式に申し出た」の両方がありえます。英語では、まだ気持ちだけならwant、申し出たならrequestと分けると明確です。

上司にはI’d like to discuss a possible transferが柔らかい

I request a transfer. と直接言うと、場面によっては強く正式に響きます。相談を始める段階なら、次の表現が使いやすいです。

  • I’d like to discuss a possible transfer.
    異動の可能性について相談したいです。
  • I’d like to talk about moving to another department.
    別部署への異動についてお話ししたいです。
  • I’m interested in working in the marketing department.
    マーケティング部で働くことに関心があります。
  • Could we talk about my career options?
    今後のキャリアの選択肢について話せますか。

possible を入れると「決定事項として要求する」のではなく、「可能性として相談する」という柔らかさが出ます。

異動先はto、異動理由はbecauseで伝える

希望する部署や勤務地は、基本的に to の後ろに置きます。

  • I requested a transfer to the HR department.
    人事部への異動を希望しました。
  • I’d like to transfer to our Yokohama office.
    横浜オフィスへ異動したいです。
  • I want to move to a customer-facing role.
    お客様と接する職種へ移りたいです。

理由を説明するなら、難しいビジネス用語を使わず because で続ければ十分です。

  • I’d like to transfer because I want to work with customers.
    お客様と関わる仕事がしたいので、異動を希望しています。
  • I want to move because I’d like to use my English more.
    もっと英語を使いたいので、異動したいです。
  • I’d like to work closer to home.
    自宅に近い場所で働きたいです。
  • I want to learn more about marketing.
    マーケティングについてもっと学びたいです。

request・apply for・ask forの違い

  • request a transfer:会社へ異動を正式に申し出る
  • apply for an internal position:社内公募の特定ポジションに応募する
  • ask for a transfer:異動を頼む。requestより会話的
  • I applied for an internal position in finance.
    経理の社内ポジションに応募しました。
  • I asked my manager for a transfer.
    上司に異動をお願いしました。

社内公募へ応募書類を出したなら apply for、上司へ口頭で頼んだなら ask for、正式な希望・申請をまとめて表すなら request が合います。

異動希望が通る・通らない

  • My transfer request was approved.
    異動希望が承認されました。
  • My request was accepted.
    希望が受け入れられました。
  • My transfer request was denied.
    異動希望は認められませんでした。
  • My manager asked me to wait.
    上司から待つように言われました。
  • There are no openings in that department right now.
    今、その部署には空きがありません。

approveddenied が出てこなければ、My company said yes.My company said no. でも意味は伝わります。

英語日記・独り言ですぐ使える例文

  • I talked to my boss about a transfer today.
    今日は上司に異動について相談しました。
  • I told my manager I wanted a new role.
    上司に新しい役割を希望していると伝えました。
  • I want to work in another department.
    別の部署で働きたいです。
  • I requested a transfer last month.
    先月、異動を申し出ました。
  • I’m waiting for my manager’s answer.
    上司の返事を待っています。
  • My transfer request was approved.
    異動希望が承認されました。
  • I will start in the new department next month.
    来月から新しい部署で働きます。

しゅみすけ(大山俊輔)

transfer が出てこなければ、I want to work in another department. と「別の部署で働きたい」と言えば、異動希望の中心は十分伝わります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

request a transfer を知らなくても、会話を止める必要はありません。「異動希望」という名詞のかたまりを、実際にしたことへ戻します。

何をした?
上司に話した。

↓ 何を伝えた?
別の部署で働きたい。

I told my boss I wanted to work in another department.
別の部署で働きたいと上司に伝えました。

異動を希望するをI told my boss I wanted to work in another departmentと簡単な英語に分解する図

これなら requesttransfer も不要です。さらに場面に合わせて次のようにも言えます。

  • I asked my boss if I could work in sales.
    営業で働けるか上司に聞きました。
  • I want to work at our Osaka office.
    大阪オフィスで働きたいです。
  • I talked to my manager about my next job in the company.
    社内での次の仕事について上司と話しました。

しゅみすけしゅみすけ(大山俊輔)

「異動希望を出した」を英語一語へ変えようとせず、上司に何を言ったのかをそのまま再現してみましょう。I told my boss…から始めれば、中学英語だけで十分話せます。

まとめ

  • 正式に異動を希望する:request a transfer
  • 別部署へ移りたい:want to transfer to another department
  • 柔らかく相談を始める:I’d like to discuss a possible transfer.
  • 社内公募へ応募する:apply for an internal position
  • 簡単に説明する:I told my boss I wanted to work in another department.

「希望する=hope」と決めず、自分がまだ考えているだけなのか、上司へ相談したのか、正式に申請したのかを英語で分けるのがポイントです。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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