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2019年公開の実写映画『アラジン』(原題:Aladdin)は、1992年のディズニー・アニメーションを新たに映像化したミュージカル・ファンタジーです。
この記事では、「実写版」を表すlive-actionとremakeの違いを確認しながら、make+人+名詞の言葉遊び、gray area、out of thin airなどを初心者向けに解説します。
Contents
live-action は、アニメーションではなく実際の俳優や現実のセットなどを撮影して作る「実写の」という意味です。
a live-action film
実写映画
a live-action version of Aladdin
『アラジン』の実写版
action はここでは「アクション映画」ではなく、実在する俳優が演じる動きや映像を指します。通常は名詞の前に置き、ハイフンを入れて live-action movie のように使います。
remake は、既存作品を新しく作り直した作品です。アニメを実写にした場合だけでなく、昔の実写映画を再び実写化した場合にも使えます。
2019年版『アラジン』は、1992年のアニメ版をもとにしたlive-action remakeと表せます。

アグラバーで暮らす青年アラジンは、身分を隠して町へ出た王女ジャスミンと出会います。
一方、王国の実権を狙うジャファーは、魔法の洞窟からランプを手に入れるためアラジンを利用。ランプをこすると、3つの願いをかなえる魔人ジーニーが現れます。
ジャスミンにふさわしい人物になりたいアラジンは、ジーニーの力で王子へ姿を変えます。しかし、身分を偽ったままでは本当の信頼を得られません。自由、自分らしさ、権力に対する責任が描かれます。
ディズニーを含む家族向け作品は、アニメ・ファミリー映画で英語を学ぶ記事まとめ、歌を楽しめる作品はミュージカル映画で英語を学ぶ記事まとめ、幻想世界を扱う作品はSF・ファンタジー映画で英語を学ぶ記事まとめから探せます。

映画では、アラジンがジーニーへ「自分を王子にしてほしい」と頼む場面で、make me a prince の曖昧さを使った言葉遊びが登場します。
この語順は、2つの文型に見える可能性があります。
I’ll make you dinner.
あなたに夕食を作ります。
この形では、you が「人」、dinner が作って渡す「物」です。
She made me a cake.
彼女は私にケーキを作ってくれました。
同じ形で make me a prince を読むと、「私のために王子を一人作る」という解釈が文法上は可能です。
They made her team leader.
彼らは彼女をチームリーダーにしました。
The news made me happy.
その知らせで私はうれしくなりました。
この形なら make me a prince は、「私を王子にする」というアラジンの意図になります。
実際の会話では文脈で判断できますが、ジーニーは魔法の願いを正確に扱う立場なので、あえて別の解釈を示してからかっています。
makeの中心イメージは、makeの意味が広がる仕組みでも詳しく解説しています。

There’s a gray area here.
ここには曖昧な部分があります。
gray area は、白黒をはっきり分けられない「曖昧な領域」です。規則、法律、倫理、契約など、解釈が一つに定まらない場面でよく使います。
The rule leaves a lot of gray area.
その規則には曖昧な部分が多く残っています。
アメリカ英語では gray、イギリス英語では grey というつづりが一般的です。
He appeared out of thin air.
彼は何もないところから突然現れました。
thin air は直訳すると「薄い空気」。out of thin air は、何の前触れや材料もないところから物やアイデアが現れることを表します。
You can’t create money out of thin air.
何もないところからお金を生み出すことはできません。
人や物が突然消える場合は vanish into thin air と言えます。
My keys vanished into thin air.
鍵がこつ然と消えました。
Be specific.
具体的に言ってください。
specific は「具体的な・特定の」。説明や依頼が曖昧なときに使います。
Could you be more specific?
もう少し具体的に言ってもらえますか?
Be specific about what you want.
何を望んでいるのか具体的にしてください。
Be specific. は命令形なので、仕事などで柔らかく尋ねるなら Could you be more specific? が使いやすい表現です。
The details matter.
細部が大切です。
matter は動詞で「重要である」。魔法の願いだけでなく、契約、予約、仕事の指示など、言葉を正確にする必要がある場面で使えます。
Every detail matters.
一つひとつの詳細が重要です。
よく知られた表現に The devil is in the details.(落とし穴は細部にある)もあります。「大枠は簡単そうでも、実際の難しさは細部に潜んでいる」という意味です。

make me a prince のような英語のジョークは、一つの語順が複数の文型に見えることで成立しています。
日本語では語順や助詞の仕組みが異なるため、同じ曖昧さをそのまま再現できるとは限りません。字幕は文字数、吹き替えは口の動きや時間にも合わせる必要があるので、訳者は意味だけでなくテンポや笑いも考えて表現を選びます。
英語学習では「字幕が間違っている」と考えるのではなく、次の順で比べると理解が深まります。
live-action は「実写の」、remake は「既存作品を新しく作り直したもの」です。2019年版『アラジン』は、アニメ版を実写で再構成した作品です。
まずは次の表現を覚えてみましょう。
字幕と英語の違いに注目すると、物語だけでなく英語ならではの言葉遊びも楽しめます。
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