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赤い帽子と青いダッフルコート、そしてマーマレードが大好きなクマ。映画『パディントン(Paddington)』は、温かい家族の物語を楽しみながら、丁寧で聞き取りやすいイギリス英語に触れられる作品です。
この記事では、作品のあらすじと英語学習の難易度、look after・get it・need・as much as の意味、アメリカ英語との違い、初心者向けの勉強法を解説します。
Contents

『パディントン』は、イギリスの作家マイケル・ボンドによる児童文学を実写映画化した、2014年公開のファミリーコメディです。
| 英語タイトル | Paddington |
|---|---|
| 公開年 | 2014年(日本公開は2016年) |
| 監督 | ポール・キング |
| パディントンの声 | ベン・ウィショー |
| 主な出演者 | ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ニコール・キッドマン |
| ジャンル | ファミリー、コメディ、ファンタジー |
Disney+公式作品ページでは、ペルーから家を探しにロンドンへ来た礼儀正しいクマと、彼を迎えるブラウン一家の物語として紹介されています。
ペルーの奥地から、たった一人でロンドンへやって来た若いクマ。パディントン駅で途方に暮れていた彼は、親切なブラウン夫人に出会い、ブラウン家へ一時的に迎えられます。
駅名にちなんで「パディントン」と名づけられた彼は、人間の暮らしに慣れようとしますが、お風呂や地下鉄、家事などで次々に騒動を起こします。それでも礼儀正しく、人を信じようとする姿が、少しずつ家族の心を変えていきます。
一方、珍しいクマを狙う人物も現れます。パディントンはロンドンに自分の居場所を見つけられるのでしょうか。
英語学習の難易度は、初級後半から中級程度です。初心者が一度で全部を聞き取るのは難しいものの、映画学習の入門作品として使いやすい特徴があります。
最初はパディントンやブラウン夫人の短いセリフを中心に聞くと、無理なく進められます。
パディントンが首から下げている札には、短く丁寧なお願いが書かれています。
Please look after this bear. Thank you.
look after は「世話をする」「面倒を見る」という句動詞です。人、子ども、動物、物などを安全な状態に保つイメージがあります。
take care of もよく似た意味です。日常会話ではどちらも使われますが、look after は特にイギリス英語で自然によく聞かれます。

get it は会話で「分かる」「理解する」という意味になります。ここでの get は「手に入れる」ではなく、話の意味や状況を頭の中でつかむイメージです。
You don’t get it, do you? は、「分かっていないんでしょう?」という少し強い言い方です。相手を責めているように聞こえることがあるため、仕事や初対面の相手には注意しましょう。
柔らかく確認するなら、次の表現が使いやすいです。
You don’t get it, do you? の最後にある do you? は、相手へ確認を求める「付加疑問」です。
日本語の「~ですよね?」「~じゃないよね?」に近い表現ですが、声の上げ下げで印象が変わります。
文法だけでなく、登場人物の表情とイントネーションも一緒に確認してみましょう。
need は「必要とする」、want は「欲しい」「~したい」です。
| 単語 | 中心的な意味 | 例文 |
|---|---|---|
| need | 目的のために必要 | I need some help. 助けが必要です。 |
| want | 本人が欲しい・したい | I want some tea. 紅茶が欲しいです。 |
旧稿では needed を形容詞として説明していましたが、この場面では基本的に動詞 need の過去形です。語尾が -ed でも、すべてが形容詞や受け身になるわけではありません。
両者の中心イメージを詳しく知りたい方は、wantとneedの違いを「欲求」と「必要条件」から整理した解説も参考にしてください。
as much as … は、量や程度が「~と同じくらい」であることを表します。
数えられる名詞の数を比べる場合は、as many as を使います。
much は量・程度、many は数を比べると覚えると整理しやすいでしょう。

パディントンの魅力は、失敗しても礼儀を忘れないところです。次のような表現は、イギリスに限らず丁寧な英会話で役立ちます。
mind の後ろには動詞の -ing 形を置きます。
terribly はここでは「ひどく」ではなく、sorry を強めて「本当に、大変」という意味で使われています。
『パディントン』の舞台はロンドンです。アメリカ英語と異なる単語にも注目してみましょう。
| イギリス英語 | アメリカ英語 | 日本語 |
|---|---|---|
| flat | apartment | アパート、マンション |
| lift | elevator | エレベーター |
| queue | line | 列 |
| rubbish | trash / garbage | ごみ |
| underground / the Tube | subway | 地下鉄 |
| holiday | vacation | 休暇 |
どちらが正しいという違いではありません。作品の舞台や話者によって使われる単語が変わる、と理解しておけば十分です。
パディントンの丁寧なイントネーションをまねると、発音だけでなく、英語で感じよく話す練習にもなります。
『パディントン』は、家族の会話、丁寧な頼み方、イギリス英語を楽しく学べる映画です。まずは次の表現を覚えてみてください。
一度で全部を聞き取ろうとせず、好きな場面の短い一文を、自分で使える形に変えていきましょう。
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