
「やってみたい。でも、失敗したらどうしよう」——そんな迷いの中にいるとき、背中を押してくれるのがアメリア・イアハート(Amelia Earhart)の言葉です。
彼女は1932年、女性として初めて大西洋単独無着陸飛行を成し遂げたアメリカの飛行家。未知の空へ踏み出した経験から生まれた言葉には、勇気を気合いで終わらせず、決断し、行動を続けるための知恵が詰まっています。
この記事では、アメリア・イアハートの英語の名言5選を、自然な日本語訳と英語表現のポイントとともに紹介します。
アメリア・イアハートとは?
アメリア・イアハート(1897–1937)は、航空史に大きな足跡を残した女性パイロットです。1928年に女性として初めて飛行機で大西洋を横断し、1932年には単独・無着陸での大西洋横断を達成しました。
当時、航空そのものがまだ危険な挑戦だったうえ、女性が職業や生き方を自由に選ぶことにも多くの壁がありました。イアハートは飛行記録を更新するだけでなく、女性が新しい分野へ進む可能性を自ら示した人でもあります。
1937年、世界一周飛行の途中で消息を絶ちましたが、その勇気と行動力は今も語り継がれています。
アメリア・イアハートの英語の名言5選
1.いちばん難しいのは、行動すると決めること
The most difficult thing is the decision to act. The rest is merely tenacity.
最も難しいのは、行動すると決めること。あとは、ただ粘り強く続けるだけです。
この名言の核心は、才能よりも「決断」に目を向けていることです。準備が完璧になるまで待っていると、最初の一歩はいつまでも踏み出せません。英会話も同じで、「間違えないようになってから話す」のではなく、まず声に出すと決めることが上達の入口になります。
decision to+動詞は「〜するという決断」。tenacityは「粘り強さ」「簡単には諦めない姿勢」を表します。
- I made the decision to study abroad.(留学する決心をしました)
- Learning a language takes tenacity.(語学の習得には粘り強さが必要です)
2.飛ぶことには、苦労に見合う楽しさがある
Flying may not be all plain sailing, but the fun of it is worth the price.
飛ぶことは何もかも順風満帆ではないかもしれない。でも、その楽しさには苦労するだけの価値があります。
plain sailingは直訳すると「穏やかな航海」ですが、慣用的には「順風満帆」「何の問題もないこと」。be worth the priceは、ここでは金額ではなく「払う代償に見合う価値がある」という意味です。
新しいことには、緊張や失敗がつきものです。それでも「やってよかった」と思える喜びがある。英語を学ぶ途中で行き詰まったときにも思い出したい言葉ですね。
3.心配は、はっきりした決断を妨げる
Worry retards reaction and makes clear-cut decisions impossible.
心配は反応を遅らせ、明快な決断をできなくします。
worryは「心配」「不安」。clear-cutは「明確な」「はっきりした」という意味の形容詞です。
不安をゼロにしてから動こうとすると、判断そのものが遅れてしまいます。この言葉は「心配するな」と無理に励ますのではなく、心配が判断へ及ぼす影響を冷静に教えてくれます。

4.やりたいから、やる
I want to do it because I want to do it.
私はやりたい。やりたいから、やるのです。
同じ表現を繰り返した、とてもシンプルで力強い言葉です。周囲を納得させる立派な理由よりも、自分の内側にある意志を大切にする姿勢が伝わります。
英語のbecauseは「なぜなら〜だから」と理由を示す接続詞。難しい単語がなくても、語順と繰り返しによって強いメッセージを作れる好例です。
5.女性も、男性が挑んできたように挑むべき
Women must try to do things as men have tried.
女性も、男性が挑んできたように物事へ挑まなければなりません。
ここでのasは「〜と同じように」。mustには強い義務の響きがありますが、この文では女性たちへの力強い呼びかけになっています。
イアハートは、失敗しない人だったから歴史を変えたのではありません。女性も挑戦し、失敗を次の人へつなぐ権利があると考えました。誰かの「最初」になる勇気が、後に続く人の選択肢を増やしていくのです。
名言から覚えたい英語表現
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| the decision to do | 〜するという決断 | It was a difficult decision to make. |
| plain sailing | 順風満帆 | The project wasn’t all plain sailing. |
| be worth the price | 代償に見合う価値がある | The experience was worth the price. |
| clear-cut | 明確な、はっきりした | There is no clear-cut answer. |
| as+主語+動詞 | 〜するように | Do it as we practiced. |
アメリア・イアハートの名言が教えてくれること
5つの言葉に共通しているのは、「恐れがなくなるのを待つ」のではなく、恐れを抱えたまま選び、動く姿勢です。
大きな目標でなくても構いません。英語であいさつする、興味のある講座へ申し込む、行きたかった場所へ出かける。最初の一歩を決めたあとは、小さく続ける。その積み重ねが、見える景色を変えていきます。
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よくある質問
アメリア・イアハートの最も有名な名言は?
「The most difficult thing is the decision to act. The rest is merely tenacity.」が広く知られています。「最も難しいのは行動すると決めること。あとは粘り強く続けるだけ」という意味です。
アメリア・イアハートは何を成し遂げた人?
1932年、女性として初めて大西洋単独無着陸飛行を達成した飛行家です。女性の社会進出を後押しする活動にも取り組みました。
“plain sailing”とはどういう意味?
「順風満帆」「問題なく進むこと」という意味の英語表現です。否定形のnot all plain sailingなら、「すべてが順調というわけではない」となります。
参考資料
- The Official Licensing Website of Amelia Earhart:Quotes
- The Official Licensing Website of Amelia Earhart:Biography
- Smithsonian National Air and Space Museum:Amelia Earhart









