
黒い帽子、白いシャツ、ゆったりしたパンツ。流行に合わせるのではなく、自分の好きなものを何十年も着続けてきた女優ダイアン・キートン(Diane Keaton)は、生き方にも同じ芯を持っていました。
結婚という一般的な道を選ばず、50歳で母になり、年齢を重ねても映画、写真、建築、SNSへと好奇心を広げた彼女。不安を隠すのではなく、不安があっても人生を選び続ける言葉には、40代、50代、60代の女性にこそ響く率直さがあります。
今回はAARP、CBS、Vogueなどの本人インタビューから、ダイアン・キートンの英語の名言を7つ紹介します。
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ダイアン・キートンとは?自分らしいスタイルを貫いた俳優
ダイアン・キートンは1946年生まれのアメリカ人俳優です。『ゴッドファーザー』のケイ役で注目され、『アニー・ホール』でアカデミー主演女優賞を受賞。メンズウェアを取り入れた独自の装いは、映画史だけでなくファッションにも大きな影響を与えました。
b-cafe.netには、彼女が出演した映画『ゴッドファーザー』で英語を学ぶ記事や、家族と人生を描く『幸せのポートレート』の記事もあります。
ダイアン・キートンの英語の名言7選
1.成長し、学ぶことをやめたくない
I never want to stop growing and learning.
日本語訳:私は成長することも、学ぶことも、決してやめたくありません。
長い俳優人生を築いた後も、キートンは家の設計という新しい挑戦を語りました。経験が増えるほど、知っているやり方だけに留まりやすくなります。それでも未知のものを作ろうとする姿勢が、人生を若々しく保ちます。
英語のポイント:stop doing は「…するのをやめる」。never want to stop で「決してやめたくない」です。
初心者向け例文:I never want to stop learning English.(英語を学ぶことをずっとやめたくありません)
2.年齢を重ねるほど、今を大切にできる
The best part is that I’m still here and, because the end is in sight, I treasure it all more.
日本語訳:一番すてきなのは、私がまだここにいること。そして終わりが見えるからこそ、すべてをより大切に思えることです。
若さを失うことだけでなく、今ある時間の価値がはっきりすることも、年齢を重ねる意味です。キートンは老いを美化せず、それでも「まだここにいる」という事実を喜びました。
英語のポイント:in sight は「見えて、間近に」。treasure は名詞の「宝物」だけでなく、動詞で「大切にする」と使えます。
初心者向け例文:I treasure my time with my family.(家族との時間を大切にしています)
3.人生を最後まで生きる
You have to live life all the way.
日本語訳:人生を最後まで、思いきり生きなくては。
短いけれど力強い一文です。キートンは続けて、リスクを取り、想像もしなかったことをしようと語っています。安全な範囲だけで人生を終わらせず、好奇心のほうへ一歩出る。それが彼女のいう all the way です。
英語のポイント:all the way は「最後まで」「徹底的に」。文脈によっては「はるばる」という意味にもなります。
初心者向け例文:I’ll support you all the way.(最後まであなたを応援します)
4.想像できないことにも挑戦する
Take risks. Do things you can’t imagine. ’Cause, hey, why not, right?
日本語訳:リスクを取りなさい。想像もできないことをしてみなさい。だって、やってみてもいいでしょう?
「絶対に成功するから」ではなく、「なぜやらないの?」という軽やかさがキートンらしいところ。不安が消えるのを待つより、不安を連れたまま動くことが、新しい章の入口になります。
英語のポイント:Why not? は「なぜダメなの?」「やってみようよ」という、提案を後押しする短い表現です。
初心者向け例文:Why not try something new?(何か新しいことを試してみませんか?)

5.50歳で母になる決断
Motherhood was not an urge I couldn’t resist, it was more like a thought I’d been thinking for a very long time. So I plunged in.
日本語訳:母になることは、抑えられない衝動ではありませんでした。むしろ、長い間ずっと考えていたことでした。だから私は思いきって飛び込みました。
キートンは「完全に準備できた」と感じてから母になったわけではありません。長く考えた末に、50歳で養子を迎えました。大きな決断は、恐れがなくなったときではなく、自分にとって大切だと分かったときに行うものなのかもしれません。
英語のポイント:plunge in は「思いきって飛び込む」。新しい仕事や計画を始めるときにも使えます。
初心者向け例文:I was nervous, but I plunged in.(緊張しましたが、思いきって始めました)
6.子育ては、最も謙虚になれる経験
To raise a child is the most humbling experience in life.
日本語訳:子どもを育てることは、人生で最も謙虚になれる経験です。
母親になることで、自分が中心だった世界から地に足のついた生活へ戻された、と彼女はCBSのインタビューで語っています。愛することは気持ちだけでなく、相手のために学び続ける仕事でもあります。
英語のポイント:raise a child は「子どもを育てる」。humbling は「自分の限界を知り、謙虚にさせられる」という意味です。
初心者向け例文:Raising children teaches us a lot.(子育ては私たちに多くのことを教えてくれます)
7.好きなものを、自分で選んで着る
I honestly wear what I like.
日本語訳:私は本当に、自分が好きなものを着ています。
たったこれだけの言葉ですが、何十年も独自のスタイルを貫いた彼女が言うと重みがあります。人の評価に合わせて自分を作るのではなく、自分が心地よいと感じるものを選ぶ。服はその練習ができる身近な場所です。
英語のポイント:what I like は「私が好きなもの」。what 自体に「…するもの」という意味があります。
初心者向け例文:I choose what I like.(私は自分の好きなものを選びます)
名言から覚えたい英語表現
- stop doing:…するのをやめる
- in sight:見えて、間近に
- treasure:大切にする
- all the way:最後まで
- Why not?:やってみてもいいのでは?
- plunge in:思いきって飛び込む
- what I like:私が好きなもの
まずは I wear what I like. や Why not try? のような短い形から、自分の話として使ってみましょう。
不安があっても、自分の人生を選び直せる
ダイアン・キートンは、強く見せるために不安を隠した人ではありません。「いつも不安」と率直に語りながらも、学び、挑戦し、50歳から家族を作り、自分の好きな装いを選び続けました。
自信がついてから進むのではなく、自分なりの選択を重ねることで人生の形ができていく。そんな彼女の言葉は、40歳から新しいキャリアを始めたヴェラ・ウォンや、32歳から料理を始めたジュリア・チャイルドの言葉ともつながります。
参考資料
- AARP:Our Conversation with Oscar-Winning Actress Diane Keaton
- CBS News:Q&A: Diane Keaton
- CBS News/AP:Diane Keaton’s Mr. Right A No-Show
- Vogue:Diane Keaton Dishes on Talk Show Style and Modeling for Gucci










