
「やってみたら?」「試してみます」「一度挑戦してみたい」のように、迷っている人の背中を押したり、自分の意思を伝えたりする場面は多いものです。
英語では、まずgive it a tryを覚えておけば幅広い場面で使えます。少しカジュアルに「一回やってみよう」と言うならgive it a shotも自然です。
give it a tryは「試しにやってみる」の最も使いやすい表現です。give it a shotは、結果が分からなくても「一度やってみる」という少しカジュアルな表現。相手を強く励ますならGo for it!も使えます。
Contents
「やってみる」は英語で?早見表
| 英語 | 日本語の感覚 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| give it a try | 試しにやってみる | 食べ物、方法、活動など幅広い場面 |
| give it a shot | 一度やってみる | 結果が分からない挑戦、カジュアルな会話 |
| try it | それを試す | 短く簡単に言いたいとき |
| go for it | 思い切ってやってみて | 相手の決断を強く応援するとき |
| see how it goes | やって様子を見る | 合うか分からないことを試すとき |
give it a tryの意味と使い方
give it a tryは、「それを一度試してみる」「試しにやってみる」という意味です。
tryは動詞で「試す」としても使えますが、give it a tryではtryが名詞になっています。形を細かく分析するより、ひとかたまりで覚えるのがおすすめです。
Why don’t you give it a try?
試しにやってみたら?
I’ll give it a try.
やってみます。
You should give yoga a try.
ヨガを試してみたらいいですよ。
I’ve never made sushi, but I’ll give it a try.
お寿司を作ったことはありませんが、やってみます。
食べ物、スポーツ、アプリ、勉強法、仕事のやり方など、幅広い対象に使える無難な表現です。
give it a tryとgive something a try
すでに話題に出ているものを指すなら、itを使います。
This app looks useful. I’ll give it a try.
このアプリは便利そうです。試してみます。
何を試すのか具体的に言うなら、itの代わりに名詞を置けます。
You should give online lessons a try.
オンラインレッスンを試してみるといいですよ。
give it a shotの意味と使い方
give it a shotも「一度やってみる」「挑戦してみる」という意味です。
give it a tryより少しカジュアルで、成功するか分からなくても「とりあえず一回やってみよう」という響きがあります。
I’m not sure I can do it, but I’ll give it a shot.
できるか分かりませんが、やってみます。
Give it a shot. You might like it.
一度やってみて。気に入るかもしれませんよ。
Why not give it a shot?
やってみたらどうですか?
shotには「一回の試み」という意味があります。銃や注射の意味だけではないので、give it a shotをそのまま覚えておきましょう。
give it a tryとgive it a shotの違い
| 表現 | ニュアンス | 丁寧さ |
|---|---|---|
| give it a try | 試してみる。最も幅広く使える | 日常から仕事まで使いやすい |
| give it a shot | 成功するか分からなくても一回挑戦する | ややカジュアル |
たとえば、新しい料理を少し食べてみるならgive it a tryが自然です。
Give it a try. It’s not very spicy.
試してみて。あまり辛くないですよ。
一方、未経験の仕事や難しそうな活動に挑むなら、give it a shotがよく合います。
I’ve never spoken on stage, but I’ll give it a shot.
ステージで話したことはありませんが、挑戦してみます。
ただし、この区別は絶対ではありません。多くの場面でどちらも使えます。初心者の方は、まずgive it a tryを基本表現にすれば十分です。
try itとの違い
Try it.も「やってみて」「試してみて」です。
Try this cake.
このケーキを食べてみて。
Try pressing this button.
このボタンを押してみて。
try itは短く直接的です。give it a tryは「一回試してみる」というまとまりがあり、相手への提案として少しやわらかく聞こえることがあります。
Try it.
やってみて。
Why don’t you give it a try?
一度試してみたらどうですか?
Go for it!は「思い切ってやってみて」
相手が何かをしようか迷っているとき、強く背中を押すならGo for it!が便利です。
I’m thinking about applying for the job.
その仕事に応募しようかと思っています。
Go for it! You’d be great.
やってみなよ!あなたならきっと大丈夫です。
Go for it!は「試しに触ってみる」というより、「決心して進んでみて」「思い切って挑戦して」という応援の表現です。
より広く「挑戦する」を表すchallenge・try・take on・go forの違いは、「挑戦する」は英語で?で詳しく解説しています。
see how it goesは「やって様子を見る」
長く続けられるか、自分に合うか分からないときは、see how it goesが自然です。
I’ll try it for a month and see how it goes.
1か月試して、様子を見ます。
Let’s start small and see how it goes.
小さく始めて、どうなるか見てみましょう。
最初から大きな決断をせず、「まずやってみてから考える」という場面に合います。
「試す価値がある」はIt’s worth a try
It’s worth a try.は「試してみる価値がある」という意味です。
It may not work, but it’s worth a try.
うまくいかないかもしれませんが、試す価値はあります。
This method is worth a try.
この方法は試してみる価値があります。
It’s worth a shot.も使えますが、よりカジュアルです。
なお、正しい形はworth a try / worth a shotです。worthの後ろにto tryを直接続けて、It’s worth to try.とは通常言いません。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者でも言える簡単な英語
give it a tryがすぐに出てこなければ、次の短い英語で十分です。
- Try it.|やってみて
- I’ll try.|やってみます
- Let’s try.|やってみましょう
- You can do it.|あなたならできます
- Why not?|やってみたら?/いいんじゃない?
「正確な熟語を思い出す」ことより、tryのような知っている基本動詞ですぐ伝えることを優先しましょう。
場面別の「やってみる」英語例文
初めての食べ物をすすめる
It’s a traditional Japanese dish. Give it a try.
日本の伝統料理です。試してみてください。
新しい趣味をすすめる
Why don’t you give pottery a try?
陶芸をやってみたらどうですか?
仕事へ応募する友達を励ます
Go for it. You have the right experience.
やってみなよ。あなたには必要な経験があります。
自信はないが挑戦する
I’ve never done this before, but I’ll give it a shot.
今までやったことはありませんが、挑戦してみます。
英語で話してみる
My English isn’t perfect, but I’ll try.
英語は完璧ではありませんが、話してみます。
ミニ英会話|迷っている友達の背中を押す
A: I’m thinking about joining a dance class.
ダンス教室に入ろうかと思っています。
B: That sounds fun. Why don’t you give it a try?
楽しそうですね。試してみたらどうですか?
A: I’m not very good at dancing.
ダンスはあまり得意ではありません。
B: That’s okay. You’re there to learn. Go for it!
大丈夫。習うために行くんだから。やってみなよ!
justの記事との違い
Just try it.のjustには、「迷わず、とにかく」というニュアンスがあります。
Just try it.
とにかくやってみて。
一方、give it a tryは「一度試してみる」という行動そのものを表します。
Why don’t you give it a try?
一度試してみたらどうですか?
「たった・ちょうど・今〜したところ」など、justの意味全体はjustの意味と使い方で確認できます。
よくある質問
give it a tryとtry itは同じですか?
基本的な意味は同じです。try itは短く直接的で、give it a tryは「一度試してみる」というまとまりがあり、提案として少しやわらかく聞こえることがあります。
give it a shotはビジネスでも使えますか?
親しい同僚との会話などでは使えますが、ややカジュアルです。フォーマルな場ではtry it、test it、give it a tryなどを文脈に合わせて使う方が無難です。
「やってみます」はI try.でいいですか?
今からやってみる意思なら、I’ll try.またはI’ll give it a try.が自然です。I try.だけでは、普段そうしているという習慣に聞こえることがあります。
「一か八かやってみる」は英語で?
日常会話ならI’ll give it a shot.が使いやすい表現です。リスクを強調するならI’ll take a chance.とも言えます。
まとめ|迷ったらgive it a tryを使おう
「やってみる」「試してみる」は、まずgive it a tryを覚えておけば幅広い場面で使えます。
- give it a try:試しにやってみる
- give it a shot:成功するか分からなくても一度挑戦する
- try it:短く「試してみる」
- go for it:思い切ってやってみて
- see how it goes:やって様子を見る
難しい表現が出てこないときは、I’ll try.の一言でも十分です。知っている単語で、まず伝えてみましょう。










