
「新しい仕事に挑戦する」「英会話に挑戦する」「強い相手に挑戦する」——日本語ではどれも「挑戦する」ですが、英語では挑戦の種類によって表現が変わります。
相手や考えに挑むならchallenge、まずやってみるならtry、難しい仕事や責任を引き受けるならtake on、思い切って目標を目指すならgo forが自然です。
Contents
「挑戦する」の英語早見表
| 表現 | 中心となる意味 | 典型的な場面 |
|---|---|---|
| challenge | 相手・決定・能力に挑む | 競争、反論、自分の限界 |
| try | 試しにやってみる | 新しい趣味、方法、経験 |
| take on | 難題や責任を引き受ける | 仕事、役割、大きな課題 |
| go for | 思い切って目指す | 夢、資格、昇進、応募 |
challenge:相手・決定・自分の能力に挑む
challengeは、人に勝負を挑んだり、意見や決定の正しさに異議を唱えたり、自分の能力を試したりするときに使います。
- She challenged the champion.
彼女はチャンピオンに挑戦しました。 - The lawyer challenged the decision.
弁護士はその決定に異議を唱えました。 - I want to challenge myself.
自分の限界に挑戦したいです。
日本語につられてchallenge a new jobとすると、「新しい仕事の正当性に異議を唱える」ようにも聞こえます。「新しい仕事に挑戦する」ならtry a new jobやtake on a new roleが自然です。
try:まず「やってみる」
tryは、結果が分からなくても試してみる最も基本的な表現です。新しい料理、趣味、方法、英会話など、日常の「挑戦する」に広く使えます。
- I’m going to try yoga.
ヨガに挑戦してみます。 - She tried speaking English at the meeting.
彼女は会議で英語を話してみました。 - Why don’t you try this method?
この方法を試してみたらどうですか。
try doingは「試しにやってみる」、try to doは「何とかしようと努力する」という違いがあります。
take on:難しい仕事・役割・責任を引き受ける
take onは、大変そうな仕事や課題、責任を自分が引き受けるときの「挑戦する」です。仕事の場面で特に使いやすい表現です。
- She took on a new role at work.
彼女は職場で新しい役割に挑戦しました。 - Our team is ready to take on the challenge.
私たちのチームはその難題に挑む準備ができています。 - He took on a difficult project.
彼は難しいプロジェクトを引き受けました。
「難しいけれど、自分がやる」と受けて立つ感覚があります。
go for:思い切って目標を目指す
go forは、欲しいものや目標へ向かって思い切って行動するときの口語表現です。相手を励ますGo for it!も非常によく使われます。
- She decided to go for the promotion.
彼女は昇進を目指して挑戦することにしました。 - I’m going to go for the certificate.
その資格取得に挑戦します。 - If that’s your dream, go for it.
それが夢なら、思い切って挑戦して。
challenge・try・take on・go forを比較

場面別:「挑戦する」はこう言い分ける
初めて英会話に挑戦する
I’m going to try speaking English.
英語を話すことに挑戦してみます。
難しいプロジェクトに挑戦する
She decided to take on the difficult project.
彼女はその難しいプロジェクトに挑むことにしました。
自分の限界に挑戦する
I want to challenge myself this year.
今年は自分の限界に挑戦したいです。
思い切って昇進を目指す
I’m going to go for the promotion.
昇進を目指して挑戦します。
初心者向け:簡単な英語でどう言う?
難しい表現が出ないときは、try it、do something new、start、give it a tryで十分です。
- I want to try something new.
何か新しいことに挑戦したいです。 - I’ll try it.
やってみます。 - I started a new course.
新しい講座に挑戦し始めました。 - I’ll give it a try.
挑戦してみます。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
何にでもchallengeを使う
challengeは「新しいことを試す」の万能語ではありません。英会話や料理を始めるならtry、仕事を引き受けるならtake onが自然です。
tryとchallengeの品詞を混同する
challengeは「難題」という名詞にもなります。take on a challengeは「難題に挑む」です。一方、tryはgive it a tryの形で「試み」という名詞になります。
go forの後ろに動詞の原形を置く
go forの後ろには通常、promotionやthe jobなどの名詞を置きます。「やってみる」ならtry to doまたはtry doingを使いましょう。
短い会話例
A: I’m thinking about applying for the new position.
新しいポジションに応募しようか考えているの。
B: You should go for it!
ぜひ挑戦してみたら!
A: Thanks. I think I’ll give it a try.
ありがとう。挑戦してみるね。
「挑戦する」と「対抗する」の違い
「挑戦する」は、新しいことを試したり、難題へ向かったりすることです。「対抗する」は、相手に負けないよう競ったり、相手の動きに対策したりすることです。競争相手への対応が中心なら、「対抗する」のcompete・counter・stand up toの違いも確認しましょう。
より気軽な「やってみる」を知りたい場合は、Give it a shotの意味と使い方も関連記事です。
関連するまとめ記事
「挑戦する」と近い、反対する・立ち向かう・守る場面の表現は、対立・抵抗・攻撃の英語表現まとめで横断比較できます。ほかの分野を含む48語の全体像は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。
まとめ
- challenge:相手・決定・自分の能力に挑む
- try:新しいことを試しにやってみる
- take on:難しい仕事・役割・責任を引き受ける
- go for:思い切って目標を目指す
日常の「挑戦してみる」はtryが基本です。仕事の難題にはtake on、相手や自分の限界にはchallenge、目標へ踏み出すならgo forと、挑戦の方向で選びましょう。










