
英語が速くて聞き取れないとき、「ゆっくり話してください」と言えれば、会話を止めずに立て直せます。最も使いやすい表現は Could you speak a little more slowly? です。
slowly と slow down はどちらも「ゆっくり」に関係しますが、使い方と響きが少し違います。この記事では、失礼になりにくい頼み方から、ゆっくり話してもらっても分からないときの次の一手まで、初心者向けに整理します。
まずはこの一文で大丈夫
Sorry, could you speak a little more slowly?
すみません、もう少しゆっくり話してもらえますか?
Contents
「ゆっくり話してください」の基本はCould you speak more slowly?
Could you speak more slowly? は、日常会話、旅行、英会話レッスン、仕事など幅広い場面で使える丁寧な表現です。
- Can you speak more slowly?
もう少しゆっくり話せますか? - Could you speak a little more slowly?
もう少しゆっくり話してもらえますか? - Could you speak more slowly, please?
もう少しゆっくり話していただけますか? - Would you mind speaking a little more slowly?
もう少しゆっくり話していただいてもよろしいですか?
迷ったら Could you speak a little more slowly? を選びましょう。Could you がお願いの形を作り、a little が「少しだけ」と依頼を柔らかくします。
slowlyとslow downの違い
| 表現 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| slowly | 動作の仕方がゆっくり | Could you speak more slowly? |
| slow down | 今の速度・ペースを落とす | Could you slow down a little? |
slowlyは「どのように話すか」を表す
slowly は副詞で、speak を説明します。つまり「どのような話し方をするか」に焦点があります。
- Please speak slowly.
ゆっくり話してください。 - Could you say that more slowly?
それをもう少しゆっくり言ってもらえますか? - She spoke slowly and clearly.
彼女はゆっくり、はっきり話しました。
slow downは「今よりペースを落とす」
slow down は「速度を落とす」という句動詞です。車、仕事、生活のペース、会話など幅広く使えます。詳しい用法はslow downの意味と使い方でも解説しています。
- Could you slow down a little?
少しペースを落としてもらえますか? - You’re speaking too fast. Could you slow down?
話すのが少し速いです。ゆっくりにしてもらえますか?
会話ではどちらも通じますが、英語初心者が「ゆっくり話してください」と丁寧に頼むなら、目的が明確な Could you speak a little more slowly? が最も安心です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Slowly, please.やSpeak slowly.は失礼?
Slowly, please. でも意味は伝わります。短く言えるため、とっさの場面では役立つ表現です。ただし単語だけなので、声の調子によっては少し直接的に響きます。
Speak slowly. は文法的には正しいものの、命令文です。先生が学習者に指示する場面などでは使えますが、初対面の相手や店員、仕事相手へのお願いには Could you …? を使うほうが自然です。
- Slowly, please.:短くて通じるが、口調に注意
- Please speak slowly.:丁寧語を加えた指示
- Could you speak a little more slowly?:柔らかいお願い
聞き取れないときは頼み方を3段階で変える
同じ英文を同じ速さで繰り返してもらうだけでは、二度目も聞き取れないことがあります。そのときは、自分の英語力を責めるより、相手へのお願いを変えましょう。

1. まず速度を落としてもらう
Could you speak a little more slowly?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
2. 短く区切ってもらう
- Could you pause between sentences?
文と文の間で少し間を置いてもらえますか? - Could you say it in shorter sentences?
もっと短い文で言ってもらえますか? - Could you repeat the last part?
最後の部分をもう一度言ってもらえますか?
3. 別の言い方にしてもらう
- Could you say it in a different way?
別の言い方で言ってもらえますか? - Could you use simpler words?
もっと簡単な単語を使ってもらえますか? - Could you write it down?
書いてもらえますか?
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別「ゆっくり話してください」の会話例
日常会話
A: I was thinking we could meet near the station after lunch.
You: Sorry, could you speak a little more slowly?
A: Of course. Let’s meet near the station after lunch.
You: Got it. Thank you.
旅行先
Staff: Take the shuttle from platform twelve at a quarter past three.
You: Sorry, could you say that more slowly?
Staff: Platform twelve. Three fifteen.
You: Platform twelve at three fifteen. Thank you.
英会話レッスン
Teacher: Try connecting these two words when you say the sentence.
You: Could you speak a little more slowly and show me again?
Teacher: Sure. Listen to these two words.
You: I see.
会議・電話
A: We need the revised estimate before Thursday afternoon.
You: Sorry, could you slow down a little? Did you say Thursday afternoon?
A: Yes, Thursday afternoon.
You: Thank you.
電話では音質や周囲の雑音も影響します。電話特有の聞き返し方は、英語の電話が聞き取れないときのフレーズも参考にしてください。
more slowlyとslowerはどちらが正しい?
Could you speak more slowly? と Could you speak slower? は、どちらも実際の会話で使われます。
文法の形を丁寧に整理すると、動詞 speak を修飾する副詞 slowly の比較級である more slowly が標準的です。一方、slower も会話では広く使われる自然な言い方です。初心者はまず more slowly で覚えれば迷いません。
一度聞き返すだけならsay that againでもよい
音を聞き逃しただけなら、まず Could you say that again? とrepeatの使い分けにあるように、もう一度言ってもらうだけで十分です。
もう一度聞いても速すぎると感じたら、Could you say that again a little more slowly? と二つのお願いを一文にまとめられます。聞き返し・確認フレーズ全体は、英語が聞き取れないときの聞き返し・確認フレーズで場面別に確認できます。
これだけ言えれば乗り切れる
Sorry, could you speak a little more slowly?
すみません、もう少しゆっくり話してもらえますか?
まとめ|a little more slowlyで柔らかく頼もう
「ゆっくり話してください」は、まず Could you speak a little more slowly? を覚えましょう。
- slowly:ゆっくりという話し方
- slow down:今の速度・ペースを落とす
- Could you と a little を加えると柔らかいお願いになる
- 二度目も分からなければ、短く区切る・言い換える・書いてもらう
英語が速いときに「分かったふり」をする必要はありません。短い一文で会話を止め、相手に協力してもらうことも大切な英会話力です。










