
all right は、「大丈夫」「問題ない」という意味でよく知られていますが、実際には同意・許可、まずまずの評価、話題転換にも使われます。
- Are you all right?
大丈夫ですか。 - All right. I’ll do it.
分かりました。やります。 - The movie was all right.
その映画はまあまあでした。
さらに、alright という一語の表記も会話文やSNSでよく見かけます。この記事では、all rightの意味を場面別に整理し、okay・fineとの違い、alrightを使ってよい場面まで解説します。
Contents
all rightの中心イメージは「正しい状態にある」
all は「全部」、right は「正しい・問題のない」という言葉です。そこから all right は、物事や人の状態が全体として問題のない範囲に収まっていることを表します。
日本語では文脈に応じて、次のように訳し分けます。
- 人の状態:大丈夫、無事
- 計画や行動:問題ない、構わない
- 返事:分かった、いいよ
- 評価:まあまあ、悪くない
- 会話の進行:では、さて
しゅみすけ(大山俊輔)
all rightの4つの主な使い方

1.人の状態を確認する「大丈夫?」
体調が悪そうな人、転んだ人、動揺している人などに声をかけるときの定番です。身体だけでなく、気持ちや状況についても使えます。
- Are you all right?
大丈夫ですか。 - You don’t look all right.
大丈夫そうには見えません。 - Don’t worry. I’m all right.
心配しないで。私は大丈夫です。
Are you okay? もほぼ同じように使えます。緊急時には、必要に応じて Do you need help? や Should I call an ambulance? と具体的に続けましょう。
2.同意・許可を表す「分かった・いいよ」
提案やお願いを受け入れるとき、All right. は「分かった」「いいよ」「それで構わない」という返事になります。
- All right. I’ll send it today.
分かりました。今日送ります。 - Is it all right if I sit here?
ここに座っても大丈夫ですか。 - Friday is all right with me.
私は金曜日で構いません。
Is it all right if…? は許可を求める便利な形です。ただし、仕事で丁寧に尋ねるなら Would it be all right if…? とすると柔らかくなります。
3.評価を表す「まあまあ・悪くない」
物やサービスについて It was all right. と言うと、最高ではないものの、許容できる程度だったことを表します。
- How was the restaurant? — It was all right.
レストランはどうだった?— まあまあだったよ。 - The hotel was all right, but the room was small.
ホテルは悪くありませんでしたが、部屋が狭かったです。 - Her presentation was all right.
彼女のプレゼンはまずまずでした。
声の調子によっては「可もなく不可もなく」「期待ほどではなかった」という控えめな評価に聞こえます。とても良かったなら It was great. や It was really good. のほうが明確です。
4.話を進める「では・さて」
会議、授業、会話などで次の行動へ移るときにも使います。
- All right, let’s begin.
では、始めましょう。 - All right, what should we do next?
さて、次は何をしましょうか。 - All right, everyone. Please take your seats.
それでは皆さん、席に着いてください。
この all right は、意味を強く訳すより、会話の区切りを作る合図と考えると自然です。
そのほかのよく使うall right
That’s all right.:大丈夫・気にしないで
軽い謝罪に対して、相手を安心させる返事として使えます。
A: Sorry I’m late.
B: That’s all right.
A:遅れてごめんなさい。
B:大丈夫ですよ。
状況によっては少し落ち着いた、やや控えめな響きになります。カジュアルには It’s okay.、No worries.、No problem. もよく使われます。
get home all right:無事に帰る
動詞の後ろで「問題なく・無事に」という副詞的な働きをすることもあります。
- Did you get home all right?
無事に家へ帰れましたか。 - Everything worked out all right.
すべて問題なくうまくいきました。
all rightとalrightの違い
all right が歴史的にも標準的な二語の表記です。alright は一語にした形で、くだけた会話文、SNS、歌詞、小説のセリフなどでは広く使われています。
- 標準的で無難:all right
- カジュアルな表記:alright
意味や発音は基本的に同じです。ただし、試験、レポート、ビジネスメール、公式な文章では all right を選ぶのが安全です。
また、all right を「すべて正しい」という文字どおりの意味で使う場合は、alrightに置き換えられません。
Your answers are all right.
あなたの答えはすべて正しいです。
この文では all が answers 全体を指し、right が「正しい」を表しています。文脈によっては「答えはまあ問題ない」とも読めるため、明確にするなら All your answers are correct. と言えます。
all right・okay・fineの違い
okay:最も幅広くカジュアル
okay は状態確認、同意、許可、評価など、all rightと重なる場面が非常に多い表現です。
- Are you okay?
大丈夫? - Okay, I’ll do it.
分かった、やるよ。
all rightはokayより少し落ち着いて聞こえることがありますが、実際には多くの場面で交換できます。
fine:十分よい/私は平気
fine は「申し分ない」「十分によい」という意味がありますが、短く I’m fine. や That’s fine. とだけ言うと、口調によっては「もういい」「それでいいよ」と不満を抑えているように聞こえることもあります。
- I’m all right, thanks.
私は大丈夫です、ありがとう。 - That time is fine with me.
その時間で私は問題ありません。
言葉だけでなく、声の調子や表情でニュアンスが変わる点は all right も同じです。
場面別の自然な例文
仕事
- Would it be all right if we moved the meeting?
会議を変更してもよろしいでしょうか。 - The draft looks all right to me.
私には、その草案で問題なさそうに見えます。 - All right, let’s review the numbers.
では、数字を確認しましょう。
日常・旅行
- Is this seat all right?
この席で大丈夫ですか。 - Will the food be all right without a refrigerator?
その食べ物は冷蔵庫に入れなくても大丈夫ですか。 - We arrived all right despite the storm.
嵐でしたが、私たちは無事に到着しました。
恋愛・人間関係
- Are you all right after what happened?
あの出来事のあと、大丈夫ですか。 - It’s all right if you need some time.
少し時間が必要でも大丈夫です。 - Everything is going to be all right.
すべてきっと大丈夫になります。
日本人が間違えやすいポイント
「大丈夫」をすべてall rightにしない
日本語の「大丈夫」は、断る、許可する、健康を確認する、励ますなど多くの意味があります。
- 体調は大丈夫?:Are you all right?
- コーヒーはいかが?—大丈夫です:No, thank you.
- ここに座っても大丈夫?:Is it all right if I sit here?
申し出を断る「大丈夫です」を I’m all right. と言うこともありますが、No, thank you. のほうが初心者には明確です。
all right?だけでは強く聞こえることがある
語尾を強く下げて All right? と言うと、「分かった?」「いいね?」と念を押す響きになることがあります。相手を心配して「大丈夫?」と尋ねるなら、Are you all right? と主語と動詞を入れると分かりやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
all rightが出てこないときの簡単な言い換え
- Are you okay?
大丈夫ですか。 - No problem.
問題ありません。 - I understand.
分かりました。 - That works for me.
私はそれで大丈夫です。 - It was okay.
まあまあでした。 - Let’s start.
始めましょう。
謝罪への「気にしないで」を場面別に選びたい方は、「気にしないで・大丈夫だよ」は英語で?も参考にしてください。
まとめ
all rightは、「全体として問題のない状態」という感覚から、さまざまな場面に広がる表現です。
- Are you all right?:大丈夫ですか
- All right.:分かった、いいよ
- It was all right.:まあまあだった
- All right, let’s begin.:では、始めましょう
- 公式な文章では alright より all right が安全
まずは、状態確認の Are you all right? と、話を進める All right, let’s… の2つから会話に取り入れてみてください。
ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現の一覧と学び方で確認できます。









