
at stakeは、「危険にさらされて」「成否がかかっていて」「失う可能性があって」という意味です。
ただし、単に危険な状態を表すだけではありません。仕事、評判、将来、信頼関係など、大切なものが結果次第で失われる可能性があるときに使うのがポイントです。
この記事では、at stakeのニュアンス、よく使う語順、自然な例文、at riskとの違い、すぐに出てこないときの簡単な言い換えまで解説します。
Contents
at stakeの意味
at stakeの主な意味は、次の2つです。
- 危険にさらされている
- 成否・将来などがかかっている
Our reputation is at stake.
私たちの評判がかかっています。
Thousands of jobs are at stake.
何千人もの雇用が危機にさらされています。
日本語では文脈に応じて「危うい」「かかっている」「失うおそれがある」などと訳します。
なぜ「かかっている」という意味になるの?
stakeには、賭け事などで「賭けられた金品」「失う可能性のあるもの」という意味があります。そこからat stakeは、結果によって得るか失うかが決まる場所に置かれているというイメージになりました。
会話では、何が大切なのかを見極めるために、次の疑問文もよく使われます。
What’s at stake?
何がかかっているの?/何を失う可能性があるの?
しゅみすけ(大山俊輔)
at stakeのよく使われる形と語順
be at stake:〜がかかっている
もっとも基本的な形です。失われる可能性のあるものを主語に置きます。
Her career is at stake.
彼女のキャリアがかかっています。
The future of the project is at stake.
そのプロジェクトの将来がかかっています。
put A at stake:Aを危険にさらす
人の判断や行動が、大切なものを危うくするときに使います。
One careless decision could put the whole project at stake.
一つの不注意な判断が、プロジェクト全体を危うくする可能性があります。
Don’t put your health at stake for work.
仕事のために健康を危険にさらさないでください。
have something at stake:利害関係がある
失うものや得るものがあり、結果に無関係ではいられないことを表します。
Everyone on the team has something at stake.
チームの全員が、この結果に何らかの利害関係を持っています。
at stakeとat riskの違い

| 表現 | 中心となる感覚 | 例 |
|---|---|---|
| at stake | 大切なものが結果次第で失われる可能性 | Our reputation is at stake. |
| at risk | 人・物・状態が危険にさらされている | Children are at risk. |
| in danger | 危険が比較的直接的・切迫している | His life is in danger. |
たとえば、Her job is at risk.は「彼女の仕事が失われる危険がある」と、危険な状態そのものに焦点があります。
Her career is at stake.では、一つの出来事や判断の結果によって、積み上げてきたキャリア全体を失うかもしれないという重みが出ます。
なお、at stakeとat riskは重なる場面もあります。違いを完全に線引きするより、「何が失われるか」を強調したいならat stakeと考えると自然です。at riskについては、at riskの意味とin danger・at stakeとの違いもあわせてご覧ください。
場面別の自然な例文
仕事・ビジネス
A major contract is at stake.
大きな契約がかかっています。
If we miss the deadline, the client’s trust will be at stake.
締め切りに遅れれば、顧客からの信頼が危うくなります。
We need to be careful. A lot is at stake.
慎重に進める必要があります。多くのものがかかっています。
人間関係
Our friendship is at stake.
私たちの友情が危うくなっています。
Tell her the truth. Your relationship is at stake.
彼女に本当のことを話して。二人の関係がかかっているよ。
社会・生活
People’s safety is at stake.
人々の安全がかかっています。
This isn’t just about money. Our community is at stake.
これはお金だけの問題ではありません。私たちの地域社会がかかっています。
日本人が間違えやすいポイント
stakeを動詞の「賭ける」だけで考えない
at stakeはまとまりで使われる定型表現です。「〜を賭ける」と逐語訳して文を組み立てるのではなく、A is at stake=Aがかかっているという形で覚えると使いやすくなります。
人を主語にするとは限らない
主語には、career、reputation、future、jobs、safety、relationshipなど、失う可能性のある大切なものがよく置かれます。
日常の小さな心配には大げさになることがある
at stakeには「結果が重大」という重みがあります。傘を忘れた、電車に少し遅れそう、といった小さな心配には、通常はat riskやmightを使った直接的な表現のほうが自然です。
at stakeが出てこないときの簡単な言い換え
会話中にat stakeが思い出せなくても、失う可能性を直接説明すれば十分に伝わります。
- We could lose the contract.
その契約を失うかもしれません。 - Her job could be in danger.
彼女の仕事が危ういかもしれません。 - This could hurt our reputation.
これは私たちの評判を傷つける可能性があります。 - If this goes wrong, we may lose their trust.
これがうまくいかなければ、彼らの信頼を失うかもしれません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
at stakeは、仕事、評判、将来、信頼、安全など、大切なものが結果次第で失われる可能性があることを表します。
- A is at stake:Aがかかっている
- put A at stake:Aを危険にさらす
- have something at stake:利害関係がある
- What’s at stake?:何がかかっているの?
危険な状態全般を表すat riskに対して、at stakeは「何を失う可能性があるのか」に焦点があります。迷ったときは、What could be lost?と考えてみましょう。
ほかの表現も体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。









